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APR,2019
APR,2019

ギター個人練習をもっと楽しく効率的にするための方法

編集スタッフ :グッドラック・ナギ

基本的に楽器の演奏はとても楽しいものです。しかし、ある程度練習を繰り返していると、退屈なものに感じられてしまうこともあります。特に、反復練習はずっと繰り返していると飽きてしまうものです。また、はじめたばかりのころは自分の成長をはっきりと感じることができますので、それがモチベーションになりますが、ある程度、ギターに慣れてくると、なかなか劇的に上達することはありませんので、練習もマンネリ化してしまうものです。

結果として、練習がつまらなくなって、挫折してしまうという方も少なくないようです。

そこで、今回はギターの個人練習をもっと楽しく、そして効率的なものにする方法についてご紹介していきましょう。
最近ギターの練習がつまらなく感じられているという方はぜひ参考にしてみてください。

■バンド感覚でギターの練習を楽しんでみよう!

一人で練習をしていることを意識してしまうと、とても退屈に感じられてしまうことがあります。そこで、バンド練習をしているような感覚でギターの練習をしてみてはいかがでしょうか?
ここでは、バンド感覚で個人練習をする方法についてご紹介していきます。

♪リズムマシンを活用する

まず、もっとも簡単な方法がリズムマシンを活用するという方法です。メトロノームでもリズムトレーニングはできますが、どうしても機械的な練習のように感じられてしまいます。そこで、リアルなドラムサウンドを鳴らすことのできるリズムマシンを活用してみましょう。

それだけで、まるでドラマーとセッションをしているような気分で練習に取り組むことができるでしょう。
また、ビートをはっきりと感じることができますので、リズム感やグルーブ感を効率的に身につけるエクササイズになります。

最近では、さまざまなリズムパターンがプリセットされているリズムマシンも安価で売られていますので、初心者の方でもすぐに練習に活用することができます。また、簡易的なリズムマシンを搭載したマルチエフェクターやアンプシミュレーターなども登場していますのでチェックしてみましょう。

♪打ち込みを自作して練習に取り入れる

宅録や打ち込みなどに挑戦してみたいと考えている方は、簡単な練習用のオケを自作してみるのもいいでしょう。
ギターの練習と同時に打ち込みデータを手早く作る練習にもなります。頭に思い描いているオケを形にすることは、バンドアンサンブルを学ぶ機会にもなります。

リズムマシンを使用するよりも、さらに本格的なバンド感を味わうことができますので、毎日の練習をより楽しいものにすることができるでしょう。

もちろん、曲作りの勉強にもなります。作曲に挑戦してみたいという方にもおすすめの方法です。

♪市販のギターカラオケを利用する

リズムマシンや打ち込みよりも、もっと気軽にバンド感を味わいながら練習をしたいという方におすすめなのが、市販のギターカラオケCDです。簡単に言ってしまうと、カラオケのギター版のようなもので、ギターの入っていないオケが収録されたものです。人気の楽曲のオケもあれば、練習にぴったりなシンプルな進行のオケが複数のパターン収録されているものもあります。

リズムマシンや打ち込みと比較すると、どうしても自由度は低くなってしまいますが、とても気軽ですので、毎日の練習にマンネリ化を感じているという方は取り入れてみてはいかがでしょうか?

■ゲーム感覚でギターの練習をしてみよう

ちょっとしたゲームのような感覚を取り入れることによって、練習をより楽しむことができます。その具体的な方法をいくつかピックアップしてみましょう。

♪難解なフレーズをクリアしていこう

音楽的なものよりも、フィンガリングの難解さを重視したフレーズを用意して、スポーツのような感覚でクリアしていきましょう。
難しいフレーズであっても、まるでゲームやスポーツのような感覚で挑戦することによってモチベーションを維持することができます。特に自分の苦手なテクニックを取り入れたフレーズにすることによって、効率的に苦手克服に繋げることもできます。

すでにある程度弾けるフレーズを、より正確に弾けるように練習するのもいいですが、難解なフレーズを取り入れるだけで、マンネリ化を防ぐことができるでしょう。

♪速弾きはタイムアタックに挑戦してみよう

ギターの練習はあくまでリズムを意識しながら練習することが大切です。しかし、時には自分の限界の速さとなるピッキングやフィンガリングに挑戦してみましょう。

方法はとても簡単。シンプルなものでいいので、フレーズを用意して、それをできるだけ速く弾く練習をするのです。ストップウォッチなどでタイムを計ると、自分の成長がはっきりと数字で見えますので、モチベーションアップに繋がるでしょう。

もちろん、この練習ばかりを繰り返していると、リズム感を養うことができませんし、変なクセがついてしまうリスクもありますので、他の練習と組み合わせることが大切です。普段のエクササイズに飽きてしまったという方は、少しだけ取り入れてみましょう。すると、練習がもっと楽しくなるはずです。

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MUSIC LESSON LAB
編集スタッフ
音楽と猫とプロレスをこよなく愛する恐妻家系ライター。最近の悩みは抜け毛と優秀なレスラーの海外流出。特技は美味しい唐揚げ作り。今後の目標は極上のチャーシュー作り。座右の銘は「人生はギャグだ!フィクションだ!」by町田康。