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JAN,2019
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ギター初心者に必要な機材は?初心者セットはおすすめ?

編集スタッフ :グッドラック・ナギ

これからギターをはじめるにあたって、まずは何を揃えればいいのかわからず、悩んでいる方も多いかもしれません。ギター本体が必要であることは言うまでもありませんが、本格的に演奏するためには、まだ必要なものがいくつもあります。

そこで、今回は、これからエレキギターをはじめるにあたって「絶対に必要なもの」と「あると便利なもの」、そして「ステップアップのために役立つもの」に分けてご紹介したいと思います。

ギター初心者の方は、こちらの記事も参考にしてみてください!
【初心者必読】ギターを始める前に押さえておきたい基本的な知識と練習方法【入門編】

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エレキギターをはじめるにあたって必要なものとは?

エレキギターをはじめるのに「絶対に必要なもの」

まずは、これからエレキギターを始める方が、必ず揃えておきたい必需品からピックアップしてご紹介していきましょう。

ギター本体

まずは本体です。これがなければ始まりません。よく、初心者はどんなギターを選べばいいの?といった疑問の声が聞かれますが、特別な決まりはありません。一般的にはストラトキャスターやレスポールといった定番モデルが推奨されますが、よほど特殊なモデルや、基本的な奏法が難しくなる極端な変形ギターなどでなければ問題ありません。それこそ、最初からフルアコースティックやセミアコースティックギターなどを選んでも問題はありません。

「初心者だからこのギターを」と考えるのではなく、自分が「かっこいい」と思えるものや「弾きたい」と思えるものを選ぶことが、練習へのモチベーションアップに繋がります。

ミニアンプまたはヘッドフォンアンプ

自宅で練習するだけであれば、アンプは必要無いと思われる方も多いようです。確かに、簡単な運指練習程度であればアンプに繋がなくてもある程度の音量は出ます。しかし、エレキギターは最終的にアンプから音を出力することを前提としている楽器です。つまり、アンプを繋いだ状態で音をコントロールすることが「エレキギターを弾く」ということ。なので、練習の段階でもアンプで音を出すことが大切なのです。

もちろん、リハーサルスタジオやライブハウスで使用するような大出力のアンプは必要ありません。一般的な日本の住宅事情では、大型アンプを自宅で鳴らすのは困難ですので、ミニアンプで十分です。

より静かに練習したいのであればヘッドフォンアンプもおすすめ。ほとんど音が外に漏れませんので、時間を気にせずに練習することができます。

シールド

ギターとアンプを接続するシールドも必需品です。言ってしまえば単なるケーブルなのですが、できるだけしっかりとしたものを選びましょう。

最初から高級シールドを購入する必要はありませんが、安すぎるものは耐久性が低く、すぐに断線してしまいます。また、ノイズが乗りやすく、まともな音を出せないケースもあります。数千円のミドルクラス以上のものであれば、長く使い続けることができます。

チューナー

ギター上達のためには、常に正しいチューニングをキープしなければなりません。そこで、チューナーも必需品です。

音叉やピッチパイプでもチューニングは可能ですが、今日では簡単に正確なチューニングができるデジタルチューナーも1,000円程度から購入できますのでひとつは用意しておきましょう。

ライブやリハーサルスタジオなどでもガンガン使っていきたいという方は、足元で操作できるペダルタイプのものがおすすめです。

▼モーリス クリップチューナー メトロノーム機能付 CT-3

ストラップ

エレキギターは立って演奏することが多い楽器です。そのため、ストラップも必需品のひとつ。今日ではストラップにもさまざまな形状・素材・サイズのものが登場していますが、初心者の方には幅広で滑りにくい素材のものがおすすめです。

細いストラップは見た目はスタイリッシュですが、レスポールなど重量のあるギターを使用する場合、肩や背中に負担がかかります。また、滑りやすい素材のものは、ギターの位置をキープしにくくなってしまうのです。

なので、ある程度慣れるまでは身体に負担がかからず、ポジションを保持しやすいものを選ぶのがポイント。

▼Fender ストラップ Fender® 2″ Monogrammed Strap

ギタースタンド

使用しない時にギターを立てておくことのできるスタンドも必要なアイテムのひとつ。よく、壁などにギターを立てかけている方がいますが、転倒の恐れがありますので絶対にNGです。必ずスタンドに立てるようにしましょう。

ただし、ラッカー塗装のギターの場合、ゴム足のスタンドに長時間立てておくと、塗装にダメージを受けてしまうことがありますので、対応したものを選んでください。

▼キクタニ ギタースタンド ラッカー塗装対応 GS-101B

ギターをプレイする上で「あると便利なもの」

続いてはエレキギターをはじめる際に、絶対に最初に揃えなければならないわけではありませんが、続けていく上で、いずれ必要になるものや、あると便利なアイテムをご紹介していきましょう。

キャリングケース

リハーサルスタジオやライブハウスなどへの移動をするようになると必要になるのがキャリングケースです。エレキギターを購入した際に付属しているケースも多いですが、できるだけクッションのしっかりとしたものがおすすめです。

エレキギター用のケースには、大きくわけてソフトケースとハードケースがあります。

ソフトケースはその名の通り、布・ナイロンなどの柔らかな素材のケース。軽量ですので徒歩での移動が多い方におすすめです。一方ハードケースは樹脂や金属などで構成されたもので、それなりの重量になりますが、その分だけ強度も強いというメリットがあります。

移動手段や使い方に合わせて選びましょう。

▼ARIA アリア エレキギター用ギグバック

▼Ibanez アイバニーズ 保護クッション装備エレキギター用バッグ

メトロノームやリズムマシン

練習の効率を向上させてくれるアイテムがメトロノームやリズムマシンです。シンプルなフレーズの練習でも、リズムを意識することによって、より効率的なエクササイズとなるでしょう。

最近ではコンパクトなサイズで安価なデジタルメトロノームも登場していますので、ギタリストとしてのステップアップを目指すのであれば用意しておきたいアイテムです。

さらに、リズムマシンがあればより複雑なリズム練習にも対応できます。

▼ヤマハ YAMAHA デジタルメトロノーム ME-110BK

ICレコーダーやMTR

自分では弾けているつもりでも、冷静に聴いてみると全然ダメ…案外そんなケースもあります。特に初心者の方は、ピッキングやフィンガリングに夢中になり、自分の音を聴けていないことも多いようです。

そこで、ICレコーダーやMTRを使って自分の演奏を録音して聴いてみましょう。そうすることで、ミスしがちな所や、苦手なフレーズなどがわかりますので、より重点をおいて練習するべきポイントが見えてきます。

▼パナソニック ICレコーダー RR-QR220-W

エフェクター

初心者の段階でエフェクターを使用することには賛否両論があります。しかし、今日ではフラットな特性のソリッドステートアンプとエフェクターを用いたサウンドメイクも当たり前のものとなっています。そのため、早い段階から基本的なエフェクターを使った練習を取り入れるのは有効とされるようになりました。

演奏するジャンルにもよりますが、定番のオーバードライブなどの歪み系や、ディレイやコーラスなどの空間系から試してみましょう。

いろんなエフェクターでのサウンドメイクを試してみたいという方はマルチエフェクターもおすすめです。

コンパクトエフェクターをいくつか使用するのであれば、エフェクターボードもあると便利。まずはコンパクトなものからシステム構成を考えてみましょう。

脱初心者!「ステップアップのために役立つもの」

最後に、最初から用意する必要はないものの、「ステップアップのために役立つもの」をいくつかピックアップしてご紹介します。もちろん、初心者の方がいきなり揃える必要はありません。あくまで、将来的には必要になるかもしれないものとして、頭に入れておく程度で十分です。

マイアンプ

自宅練習用のアンプではなく、スタジオやライブハウスで使用できるマイアンプを持つことはギタリストとしてのステップアップに繋がります。

もちろん、スタジオやライブハウスには備え付けの大型アンプがあります。しかし、アンプによってギターのサウンドは大きく変わるもの。もちろん、サウンドメイクの方法やプレイスタイルによっても異なりますが、エレキギターのサウンドの8割はアンプで決まるというギタリストもいるほどです。

突き詰めてサウンドメイクしたいのであれば、最終的にはマイアンプが必要となります。

同じメーカーの同じアンプであっても、使用されている真空管やスピーカーの状態などによってアウトプットされるサウンドは大きく異なるもの。そこで、マイアンプがあればいつでも確実に自分のサウンドを出すことができます。

ただ、近年ではスタジオやライブハウスでも大型アンプを介さず、ライン出力を使用するギタリストも徐々に増えています。こういったサウンドメイクを目指すのであれば、アンプシミュレーターやDIボックスなどを試してみるのもいいでしょう。

サブギター

演奏する曲などに合わせて、複数のギターを使い分けるというギタリストも少なくありません。そこで、はじめてのギターにある程度慣れてきたら、今度はまったく別のスタイルのギターを手にしてみるのも、ギタリストとしてのステップアップに役立ちます。

同じ定番エレキギターでも、ストラトキャスターとレスポールではプレイアビリティやサウンドメイクの方法はまったく異なります。なので、ギターを持ち替えることで、新たな発見ができることもあるのです。

エレキギターの初心者セットってどうなの?メリット・デメリットは?

今日では多くの楽器店やギター専門店などで、初心者向けのセットなども販売されています。はじめてのギターを購入する際に、こういったセットを選ぶのはありなのでしょうか?

メリット・デメリットをそれぞれご紹介しましょう。

初心者セットのメリットとは?

最大のメリットは、簡単に必要なものを一通り揃えることができるという点です。ほとんどの初心者セットにはここでご紹介した必需品が含まれています。

そのため、わざわざ別で買いそろえる手間が省けるという点は大きなメリットでしょう。

また、個別に購入するよりも安価なケースが多いという点もメリットです。

初心者セットのデメリットとは?

セットによっては不必要なものが入っているケースもあるという点がデメリットとなります。たとえば、練習にはヘッドフォンアンプを使用したいという方にとって、ミニアンプは不要です。

また、セット内容が好みや用途に合わず、結局買い換えることになってしまうというケースも多いようです。

特に、シールドやストラップなどについては、おまけ程度のもので、実用性はあまりない場合も。なので、初心者セットを購入する場合、自分に合ったものなのか、必要なものなのかを確認するようにしましょう。

必要なアイテムを揃えてギタリストデビュー!

エレキギターを本格的にはじめるために必要なアイテムをご紹介してみましたがいかがだったでしょうか?数としては多く感じられるかもしれませんが、今日ではどれも安価に購入できるようになっていますので、コスト的にはそれほどかかりません。

あなたも必要なアイテムをしっかりと揃えてギタリストデビューしてみませんか?

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MUSIC LESSON LAB
編集スタッフ
音楽と猫とプロレスをこよなく愛する恐妻家系ライター。最近の悩みは抜け毛と優秀なレスラーの海外流出。特技は美味しい唐揚げ作り。今後の目標は極上のチャーシュー作り。座右の銘は「人生はギャグだ!フィクションだ!」by町田康。