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JAN,2019
JAN,2019

「バンドやろうよ!パーティ」に潜入!ここは大人のための“バンド工場”だと納得。

# 音楽ーイベント

編集スタッフ :鈴木 一禾(スズキ イチカ)

EYS音楽教室では、とりわけバンドが熱いらしいという噂を聞きつけ、生徒のみなさんの顔あわせを兼ねたバンド・プログラムのためのイントロダクションともいうべき、「バンドやろうよ!パーティ」に潜入。

遠くから静かに眺めるだけのつもりが、半ば雰囲気に飲まれるかたちで講師のみなさんによる演奏を思いっきり堪能し、コミュニティビルディング・ゲームにもガッツリ参加。音楽の真髄に触れて、やや興奮気味のライターが、やや主観的にレポートします。

想定外な“大人の隠れ家”的雰囲気!人見知りな私も居心地がいい

「バンドやろうよ!パーティ」の会場となったのは、EYS音楽教室 新宿スタジオ。音楽教室と聞いて、防音設備が整っただけの簡素なところにピアノなどの楽器がぽつんと置かれているのを想像していたので、ほの暗い照明に包まれたカフェのようなお洒落な空間に多少面食らいつつも、壁一面の大きな窓から12月の夕方に暮れなずむ新宿の景色が見えて、初めて訪れたというのに落ち着いた気分に。聞けば、今夜のパーティのためだけの特別仕様というわけではなく、いつもこんな感じなのだそう。


開場時間の17時をまわると続々と生徒さんたちがご来場。参加者のみなさんも初対面どうしで、全員が名札をつけての参加だったので、多少緊張しながらも私だけが浮いてしまうということもなく、場に馴染むことができました。


自分で好きな飲み物を楽しみながら歓談する場面もありまして、これは私みたいに人見知りなタイプにとってはちょっと苦手なスタイル。なんですが、一人で群れずにいるとすぐにスタッフの方が上手に声をかけてくださるので、居心地の悪さを感じなくてすみました。

アウラ降臨!講師のみなさんの演奏に身も心も揺さぶられる


乾杯のあとは講師のみなさんによる生演奏のお時間。ギターは川上先生、フルートは武田先生、ベースの河野先生に、ドラムの常見先生、ピアノの宮本先生というラインナップです。


音楽は大好きなのでいつも聴いてはいるのですが、コンサートに出かけることはほとんどなくて、生の音、しかもこんなに間近でプロの演奏に触れるのはとても久しぶりでした。


最初の音が鳴った途端、体が芯からシビれるような感覚が!演奏された曲はどれも聴き覚えのあるものばかりだったのですが、まるで別物を聴かされているみたい…。音色やリズム、メリスマすべてが新鮮で、その曲の印象が私のなかで丸っと更新されてしまうのを感じました。


講師のみなさんにとっては朝飯前といったところなのかもしれませんが、これこそ、共同幻想。その瞬間、その場にしか立ち現れない“アウラ”だわ…と感じ入り、生徒のみなさんが音楽を演奏したい、習得したいと思う気持ちを理解できたような気がしました。


演奏が上手いことと教えるのが上手なこととは違うといわれますが、こんな魅力的な講師さんたちに演奏を習ったり、ともに音楽が楽しめるということが、生徒さんたちにとって強いモチベーションになるのは想像に難くありません。EYS音楽教室の生徒さんたちの上達が驚くほど早いといわれているのもすとんと腑に落ちた次第です。

一見地味なゲームに“赤の他人”が“友達”になる瞬間を見た


私のような受け身な人でなくても、初めて会った人といきなりお話するのはなかなか簡単なことではありません。そこで秀逸なのが、参加者みんなが楽しめる、EYS特製ビンゴゲーム「名前 de ビンゴ」。


初対面同士の人たちがうまくお話するきっかけができるように考えられていて、さっきまで他人同士だった人たちがすんなり打ち解けていく様子がとっても素敵。

ビンゴゲームのルールは以下の通りです。まず、縦と横それぞれ3つずつ、合計9つのマスが描かれた用紙をもらって、この中央に自分の名前と演奏する楽器を記入します。


次に、誰かとお話するたびに名前と楽器を書き込んでもらって、マスを埋めていきます。制限時間となったところで、数字の代わりに参加者の名前が一つずつ読み上げられて、列が揃えば上がりです。


男女交互に、また楽器はピックアップしていないものが優先的に読み上げられるので、性別と楽器をバランスよく集めていくのがポイント。普通のビンゴゲームと同様、同じ人が重複するのはNGなので、自ずといろんな人と話すことになるというわけ。上がると賞品としてシャンパンをいただけます。


賞品がもらえてももらえなくても、ゲームが終わる頃には旧知の間柄みたいになっている人も。LINEを交換するのは当たり前、抱き合っている(!?)人たちまでいて、アイスブレイクぶりに驚かされます。

今回、私もゲームには参加したんですが、光栄なことにレアキャラ扱いで必ず名前が読み上げられるというフリースポット的な役目をいただくことに。そうでなければ、マスを埋めることさえ難しかったはずですが、おかげさまで、たくさんの方が声をかけてくださいました。


たった数十分ですから、まだうまくお話できない人がいても無理ありませんが、これからなんだか楽しいことになりそうだと予感させてくれるとっても有意義なパーティーでした。

考えたやつ天才かよ!?初心者がコミットしやすいバンドの仕組みが新しい

ゲームのあと、EYSのバンド・プログラムについての詳しい説明がありました。で、この仕組みがとってもユニークで、ちょっと他にない。


バンドはビッグバンドジャズやロック・ポップ、弦楽アンサンブルにミニオーケストラなど、音楽ジャンルが充実。まずはそのなかから興味があるものを選びます。例えばビッグバンドジャズひとつ取り上げても、ビギナーからセミプロまでいろんなレベルのバンドがあって、練習する曲や練習スタイルもさまざま。自分の技術に合わせて選んでもいいですし、演奏してみたい曲、練習への姿勢、飲み会などイベントの頻度で選ぶというのもアリ。

本来バンドというと、楽器編成、編曲、練習方法や練習場所など、自分たちで決めるべきことがたくさんあって、なかなか思うように事が運ばない。なかでも最もハードルが高いことの一つが一緒に演奏するメンバーを集め、決めること。そもそもどこで何をすれば、同じベクトル、同じ熱量を共有できる仲間が集まるのかさえわからないものです。


EYSなら、講師さんが百戦錬磨のバンマスとなって舵取りしてくれる万全の体制が整っているから、ストレスフリー。演奏するスタイルや曲について、メンバー同士でモメることもありません。だから、バンドを組んだ経験のない人はもちろん、楽器ビギナーであってもコミットしやすいというわけ。


今回のようなパーティーに参加して他の生徒さんとじかに触れ合うことで、バンドの気風や価値観を事前につかむこともできます。思い立ったらすぐにエントリーできて、合わないなと思えば、いつだってやめられる柔軟さもいい。


気軽に挑戦できて、バンドの美味しいところを思う存分、自分のライフスタイルに合わせて楽しむことができるEYSのバンド・プログラムは、大人のための理想的な“バンド工場”とでもいうべき、とってもエクセレントなシステムだといえそうです。

EYS音楽教室

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MUSIC LESSON LAB
編集スタッフ
ライターとして活動するかたわら、カメラ撮影もしています。アパレルECのコンサルタントを手がけることも。楽器はピアノを弾きます。子供のころにお箏も少し。好きな音楽家はエリック・サティとマイケル・ジャクソン。