イギリス周辺諸国を舞台に、音楽と深いつながりをもつ人々が主人公の映画をご紹介します。夢を叶えるため、気持ちを伝えるため、自分表現するために、、、。それぞれ、音楽に託す思いは違うけれど、観る者のハートを捕らえて離さないものばかり。
音楽とともに、時代やファッションも楽しみながら、バーチャル旅行を楽しんでみませんか?
もくじ
舞台はスコットランド・エディンバラ。ドラッグ中毒のレントンは、仲間たちと楽しく適当な毎日を過ごしていた。ロンドンで仕事を見つけたものの、仲間たちのせいでクビに。そんなところへ、売人から大量のドラッグを売りさばく仕事を持ちかけられるが…。
世界中で大ヒットとなった、本作には若かりし日のユアン・マクレガーやジョニー・リー・ミラーなどの実力俳優が多数出演していることでも話題に。また、当時イギリスで人気のあったバンドの音楽が多数使用されるなど、若者たちの間でカルト的な人気が沸き起こりました。
2017年4月、日本でも第2弾が公開され、またもや大ヒットに。20年後、主人公レントンが逃亡先からエディンバラに戻るところから始まるストーリー。かつての仲間たちは中年になっても相変わらず閉塞的な町で悲惨な日々を送っており…。続きはぜひ映画をご覧ください。
挿入楽曲
・ラスト・フォー・ライフ
・ディープ・ブルー・デイ
・トレインスポッティング
・銀河のアトミック
・テンプテーション
・シング
・ボーン・スリッピー
1984年、イギリス北部の炭坑町。11歳のビリーは炭坑労働者の父と兄、祖母と4人で暮らしていた。ある日、ビリーの通うボクシング教室と同じセンターにバレエ教室が移ってきた。ひょんなことからバレエレッスンに参加することになったビリーは、意外にもバレエに夢中になり…。
世界的大ヒットとなった本作は、バレエが主題というのに、BGMに流れるのは、ノリノリのロックやパンクナンバーばかり。ダンスシーンには日本でも人気の高いT-REXやザ・ジャムといったイギリス出身のアーティストによる楽曲が使用され、音楽面でも楽しめます。最後のシーンには世界的バレエダンサー、アダム・クーパーが出演したことでも話題を集めました。
何度もミュージカル化され、初公開から長い月日が流れても、根強い人気を誇る本作は、この夏『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』として日本人キャストのミュージカルとして帰ってきます。赤坂ACTシアターと梅田芸術劇場メインホールにて上演中です。
挿入楽曲
・コズミック・ダンサー
・タンブリング・ダウン
・ロンドン・コーリング
・ライド・ア・ホワイト・スワン
本作で一躍有名になった、ガイ・リッチー監督・脚本によるクライム・ムービー。ロンドン下町で一攫千金を狙うエディと3人の仲間たちを軸に、マフィアが複雑かつ巧妙に交差する群像劇を独特のテンポとユーモラスなタッチで綴った名作。
ギャンブルに惨敗したエディたちはマフィアに1週間の返済猶予を与えられ途方にくれるが、偶然、隣人の強盗計画を耳にする。はたしてー
挿入楽曲
・スプーキー
・マン・マシーン
・ゾルバ・ザ・グリーク
・ペイバック
・フールズ・ゴールド
米アカデミー賞5部門を受賞のウォルト・ディズニーによるミュージカル映画。ジュリー・アンドリュースが主演、ミュージカル映画として全世界で愛されています。
ロンドンに住む一家のもとに傘をさして空を飛んでやって来たベビーシッターのメリー。彼女が指とならすと、子供たち共々みるみるうちに縮んで小さくなる。彼女たちは絵の中へと冒険に出掛けるのだが…。
ディズニー作品らしい心温まるファンタジックなミュージカルで、アニメと実写の合成など当時の最先端の技術を駆使していて、子供から大人まで楽しめる作品です。作中に使用されている楽曲もあまりにも有名で、誰もが子供時代を思い出しながら口ずさむこと間違いなし。当時のロンドンの景色とともに楽しんでみませんか?
挿入楽曲
・スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
・チム・チム・チェリー
・踊ろう、調子よく
・理想の乳母さん
・お砂糖ひとさじで
「ラブ・アクチュアリー」や「ノッティングヒルの恋人」などを送り出してきたリチャード・カーティス監督が、60年代に実在した海賊ラジオ局をモデルに描いた作品。
ブリティッシュ・ロックが世界を席巻していたにもかかわらず、民間のラジオ局が存在しなかった1960年代のイギリスが舞台。イギリス政府の規制から逃れるため海上の船から一日中音楽を流し続けるラジオ放送曲と政府の攻防を軸に、自由を愛する若者たちの日常を60年代後半に人気を博した音楽とともに綴った痛快青春音楽ムービー。
主演は「カポーティ」でアカデミー主演男優賞受賞のフィリップ・シーモア・ホフマンなど豪華な顔ぶれです。
挿入楽曲
・ステイ・ウィズ・ミー
・素敵じゃないか
・ハイ・ホー・シルヴァー・ライニング
・マイ・ジェネレイション
・風の中のマリー
・ジーズ・アームズ・オブ・マイン
・恋にご用心
・この胸のときめきを
・レッツ・ダンス
1917年に炭坑夫のクラブ活動として結成された実在するブラスバンド、グライムソープ・コリアリー・バンド。彼らの実話を元に、音楽と友情を題材にした感動作。友情に支えられた人生の素晴らしさを感動的に描く。ピート・ポスルスウェイトやユアン・マクレガーなどイギリスを代表する俳優たちも出演。
炭坑閉鎖に揺れるイギリス・グリムリーの小さな街。希望を失い、暗い気分の住人たちに勇気と希望を与えてくれたのが音楽だった。いつしか、彼らは全英大会に出場し、決勝大会が開催されるロイヤル・アルバートホールを目指すように…。
一度は聞いたことのある曲が多く登場するブラスバンド・ムービーです。
挿入楽曲
・デス・オア・グローリー
・アランフェス
・ダニー・ボーイ
・ボギー大佐
・ウイリアム・テル序曲
・威風堂々
アラン・パーカー監督による、アイルランド、ダブリンを舞台に、素人バンド『ザ・コミットメンツ』のメンバーたちの青春像を音楽とともに綴った映画。
友人と本格的なソウルバンドの結成をしたいジミーは、新聞に広告を載せメンバーを募集するが、集まってきたのは期待外れの奴ばかりで…。
コミットメンツのメンバーは、ストーリーに真実味を持たせるのに、数名の役者とミュージシャンを除いては素人が集められた本作。映画とともに役者やミュージシャンたちが成長していく姿を楽しめる作品です。
挿入楽曲
・ムスタング・サリー
・チェイン・オブ・フール
・デスティネーション・エニウェア
・バイバイ・ベイビー
1980年代の大不況に喘ぐアイルランド、ダブリン。父親の失業により、優秀な私立学校から荒れ果てた公立学校への転校を余儀なくされた14歳のコナー。家では両親のけんかが絶えず、学校ではイジメの標的になってしまう。さえない日々を送る彼には悩み事ばかり。
そんな彼にとって、音楽オタクの兄の解説を聞きながら音楽番組を観るのが唯一の楽しみだった。ある日、美しい少女と出会い、一目惚れ。思わず「僕のバンドのビデオに出てくれ」と言ってしまう。慌ててメンバーを集め、即席のバンドを結成して猛練習を開始する彼だったが…というストーリー。
挿入楽曲
・ロックン・ロール・イズ・ア・リスク
・ザ・リドル・オブ・ザ・モデル
・リオ
・イン・ビトウィーン・デイズ
・ゴー・ナウ
2011年7月23日に27歳の若さでこの世を去った英国の天才女性歌手、エイミー・ワインハウスの波乱万丈の短すぎる生涯を描いた、アカデミー長編ドキュメンタリー賞をはじめ数々の映画賞を受賞したドキュメンタリー映画。
2003年にデビュー以来、その歌唱力が絶賛され、瞬く間にスターダムを駆け上っていったエイミー。しかし、曲作りのプレッシャーやパパラッチから逃げるようにドラッグと酒に溺れていく…。
挿入楽曲
・ストロンガー・ザン・ミー
・ライク・スモーク
・バック・トゥ・ブラック
・リハブ
スコットランドの人気バンド『プロクレイマーズ』の名曲をフィーチャーした英国の大ヒットミュージカルを映画化した本作。スコットランドの田舎町リースに暮らす一家に訪れた崩壊の危機と再生を心温まるタッチで綴る感動作。
結婚25周年を迎えた夫婦のもとに、中東に出征していた息子が親友とともに無事帰還する。再会に大喜びするも束の間、夫に隠し子騒動が持ち上がり、息子にも恋愛問題がもちあがり暗雲が。バラバラとなりかけた一家は、再び絆を取り戻すことが出来るのでしょうか？
挿入楽曲
・アイム・オン・マイウェイ
・シャイン・オン・リース
・ミスティ・ブルー
・レター・フロム・アメリカ
イギリス周辺の音楽をテーマにした映画は、その時代の世相を反映したものが多く、ちょっとした社会勉強にもなります。旅に出る前に映画を観て、登場する街めぐりをするのもおすすめですよ。
◆映画で世界旅行！音楽が楽しめる不朽の名作
・東南アジア編
・南米編
・アメリカ・カナダ【ロック音楽】編
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