京橋の

弾き語り教室

パッハルベルのカノンはとても素晴らしい曲だと思います。書かれてから400年経っていますが、メロディも構成もコード進行も素晴らしく、カノンを超える曲を書くのはなかなか難しいと思いますが、私のオリジナル「ハニワの里」はカノンリスペクトで作られており、誰もがすぐに覚えられるメロディラインです。素晴らしいメロディはテクニカルなことを考える必要もなく、その通りに起伏をつけて歌えばよいと思います。

好きな曲からはじめてみましょう。歌詞もコードも簡単で、すぐに弾けるもの、すぐに歌えるものがよいと思います。私自身は小学生のころから弾き語りをしており、この技術をどうマスターしたのか実はまったく覚えていません。当時はテレビの歌番組で見るピアノ弾き語りストの演奏を参考にしていました。海外ではビリージョエル、エルトンジョン、フレディマーキュリー。日本では矢野顕子さん、八神純子さん、飯島真理さんなど。

同じレベルの曲をしないように、選曲にバラエティがあること。それから、やみくもに弾くのではなく頭で理解してから弾くことです。歌も同様です。それから、音楽はイメージを持つことがとても重要です。うまく弾いている自分を思い描くこと。心の中で歌姫やロックスターになった自分を思い描けばよい。それは心の中だけでよいのに、皆さんとても不自由にされていると思います。自由に想像できる心を持ってほしいです。

バンドでよく演奏する有名曲を選曲します。最初に選ぶ曲は歌詞もコードも覚えやすく、演奏も歌も技術的に難しくないものを選びます。レッスンでの譜読みや歌唱ポイントは、なるべくお手持ちのスマホで動画を撮っていただきおうちで復習できるように。動画と一緒に練習できるように撮り方や音の配列、リズムなどを工夫した動画を撮っていただいています。

簡単なポップス理論からスタートし、作詞、作曲法を伝授します。作曲や作詞では「このように書く」というフォーマットを知ること大事です。知識があるのとないのでは曲の仕上がりが変わります。パッハルベルのカノンは素晴らしい曲です。400年も人々の心を掴むだけではなく、ポップス音楽の基礎となった曲です。伝えたいことを言葉にするには音楽の流れの中にどのように載せるのか、仕組みを知る必要があります。

まずは力んだり無理をしたりしない発声の仕方を教え、会員様の歌ってみたい歌を一緒にレッスンします。歌える曲が増えてライブに出るようになるには、ピッチ、リズムの取り方という基本的なところから、人前で歌う心構え、姿勢、見せ方などを体得していただくことが大切です。「ライブに出るのが楽しい！」と思えるボーカリストを目指しましょう。

心に残るメロディーはふとした拍子に頭に浮かんできたり、風景や場面に紐づいて出てきたりするものです。そんな心に残るメロディーを自分でのびのびと歌えれば、ますますその曲を好きになるでしょう。今まで気にも留めていなかった歌詞の意味や独特のコード進行などに、新たな発見もあるかもしれません。そんな曲がどんどん増えていくと楽しいですよね。

カラオケで歌うのも楽しいですが、自分が楽器を弾きながら歌えれば、もっと楽しさは広がるでしょう。おうちで弾き語りを楽しむのもいいですが、弾き語りができると、ちょっとしたライブやイベントなどみ好きな曲で出演できます。はじめは恥ずかしいと思っても、一度人前で歌ってみると、その臨場感・爽快感にハマってしまうかもしれませんよ。

みんなでカラオケで歌ったり、大声で歌ったりしてストレス発散して満足されている方も多いと思いますが、人前で歌ってみて「上手だね！」と言われると「もっと上手に歌ってみたい！」と思いますよね。そんなふうに、今より少しだけ上手に歌えたら、きっともっと楽しくなると思います。少し上を目指すチャレンジをしてみましょう！

私の高校は浄土真宗を教えとする学校だったため、私は軽音楽部以外に学校の「聖歌隊」というチームにも所属していました。行事の際に先唱したり賛歌を歌ったりしていたんですよ。とても神聖な気持ちになったことを思い出します。その後ゴスペルなどもかじりましたが、やはり祭礼音楽はいつも神聖な気持ちになり、歌いながら感動するのでおすすめです。

バンドは「気」を一つにするものだと思います。仲間と一つの曲を演奏するのには、技術的なことだけではなく、気持ちを一つにすることが大切です。そうしないと、それが聴いている方に伝わってしまいます。自分だけ、誰かだけが楽しんで演奏するものではなく、全員が楽しんで一つの曲を仕上げていく。そこでグルーヴ感がぴったり来たときに、バンドメンバーにもオーディエンスにも感動が広がるのだと思います。