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OCT,2016
OCT,2016

知ってからはじめたい! 音楽教室を選ぶ時に考えたい5つのこと(前編)

# 習い事

編集スタッフ :取材・文 三浦久美子

「何か楽器をはじめたい!」「音楽を習いたい」と、音楽をはじめたいと思った時に迷うのが

『どこでレッスンすればよいか』ということ。

悩みすぎてせっかくのやりたい気持ちが失せてしまった?! そんなことがないように、ポイントを5つに絞ってサクサク考えてみよう!

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0コ目◆考えるその前に!何を学ぶか、だいたいでいいからイメージしてみる

(やりたいことが決まっている人はすっ飛ばしてOK。次に進んでくださいね!)

「音楽を習いたい」「楽器をはじめたい!」といってもそれが楽器なのか、歌なのか?しかも楽器にも歌にも、種類がいっぱいありますよね。ネットでいろいろ検索したって、やりたいって感じる楽器がピンとこない…。そんな人も少なくないはず。

でも大切なのは、「何かをやりたい」っていう気持ちや感覚。それが、はっきりしていなくて、ふわっとしていて、頼りない感じのものだとしても、その気持ち大事にして!“ だいたいこんな感じ? ”っていうイメージがあればそれで充分です。

もし自分で探すとするなら、「この楽器やってみたい」「この歌をキレイに歌えるようになりたい」といった興味を自分の心に問いかけてみてください。

なんとなくテレビを見ているとき、YouTubeを見ているときに目や耳に止まったものはありませんか?

音楽教室に通うかどうか迷っている時点で音楽に対するアンテナが立っているため「この楽器かっこいい!ちょっとやってみたい!」といった具合に、名前も知らない楽器に興味を引かれることは十分にあると思います。

ラジオやサブスクリプションで音楽を聴いているときも同様に、ふと聴こえてきた音が気になって、その音を鳴らしている楽器が知りたいという欲求に駆られることもあるでしょう。

こうしたアンテナを張り、音楽や音に対して敏感になっている状態こそ、上達の第一歩です。

「そんなこと言われてもわからない!」ということなら、音楽教室に行って「とにかく音楽がしたいから、いろいろ試させて欲しい」とお願いしてみてはいかがでしょうか。無料体験もあるので、実際に触れて、聴いて、体感してから決めるのもオススメです!

1つ目◆“楽チン”が上達へのキーワード。通いやすさを探ってみる

何となくやりたいこと(楽器)がイメージできたら、どの辺の街で学ぶかを考えましょう。時間がある人ならば、少し遠くの街までレッスンに行くのも楽しみの一つになるかもしれません。

でも何かと忙しい現代人。Time is Moneyのことわざにあるように、通う時間も月謝の一部と考えれば、職場や自宅に近いにスクールを選ぶに越したことはありません。

やる気や体力が持たなくなるのは大抵、時間の余裕がなくなるから。通学に時間をかけすぎない、つまり“楽チンに通える”のが上達へのコツです。

アクセスのよいターミナル的な街や駅、自宅近くの音楽教室など、自分が通っているイメージをしながらスクール&教室を選んでみましょう!

ボーカルの場合はそこまでの機材が必要ないですが、楽器によってはそのサイズから持ち運びに苦労する場合もあり得ます。そうしたことも踏まえてみてください。

「雨が降っても心が折れずに通えるかな?」「歩く距離はどうだろう?」「もしものときは車で行ける?」など、自分の中にあるいろいろな判断基準に照らし合わせて、実際に通うつもりで考えてみるとイメージしやすいと思います。

楽器練習において、壁にぶつかることもあるでしょう。そんなとき、レッスンに行く足が重くなる場合もしばしば。そんなとき、さらに天候まで悪かった場合「今日は行くのをやめよう……」となる可能性が高くなります。

そうならないためにも、自然と無理なく通える場所にあって、ついでに通るような場所が理想的です。

コツとしては、楽しいときより、なにかしら良くないこと(天候・気分・体調など)が起こっているときにでも行きたいと思える距離にあるかどうか、という点を考えるとよいでしょう。その上で、「レッスン帰りにこのお店でランチする!」という楽しみを見つけるのも楽しいかもしれません。

これから自分の生活の一部になる音楽教室。興味が湧いたのなら、まずは一歩踏み出してみましょう!

2つ目◆どのくらい続ける? 先に “終わり” を決めておく


せっかくスタートするなら、「長く続けたい」「一生の趣味にしたい」と大概の人がそう思います。でも思ったより難易度が高かったり、飽きてしまったり、引越しや結婚などの生活の変化で辞めてしまうリスクが高いのもお稽古のあるあるです。

「いつか辞めるかもしれない」と思いつつだらだら続けるより、いっそのこと「やめることを前提でスタート!」してしまえば、その限定された期間を上達に向けてキラキラさせようと意識できるのではないでしょうか。

とりわけ楽器のお稽古は、楽器を買うか?レンタルするか? もらうか? など初期投資が絡むもの。あらかじめ期間を決めておけば、その期間に見合った投資が可能になるのです。そのためにまずは期間目標のイメージを!

例えば、

【A】 1年後にサックスでSMAPの曲をマスター!友人とセッションでて披露する。
【B】半年後のA子の結婚式に、友人B子とウエディングソングを歌ってハモりたい!
【C】バイオリンをマスターして3年後に海外から戻ってくる恋人を驚かせる!

など、目的は上手くなりたい、楽しみたいだけでなく、大切な人を驚かせたい、喜ばせたい!ということでもOK。コツは半年~3年程度の期間で設定すること。モチベーションキープためにもあまり長い目標は立てないことが肝要です。

もちろん目標を達成したらレッスンをやめても良いし、新たな目標を掲げて続けても良いし、達成記念に新しい楽器を購入するなんてこともあなた次第。
目標という「終わり」
を設定するだけで、毎日の音楽ライフがグッと変わります!

3つ目◆期間を決めるから心が決まる!マネープラン

例えば楽器をはじめる時に悩むのが、「楽器をどうするか」ということ。

  • 楽器店やインターネットで購入する
  • 楽器レンタルのお店やスクール、友人などから借りる
  • 楽器をプレゼントしてくれるスクールや知り合いからもらう
  • たまたま家に楽器があった

と、いろいろありますがそれを考える時に大切なのが、「どのくらいの期間習うのか」ということ。そう、2つ目で考えていたことが、この3つ目の決断をスムーズにさせるのです。

例えば、

【A】のように1年間の予定なら、「レンタル 」or 「もらう」のが良さそうです。1年後、どうなるか分からないものを購入するのは避けたいもの。

【C】のように、彼にヴァイオリンを聴かせるのが3年後なら、こちらも「レンタル」or「 もらう」のが賢明です。

・・・要するに、短いスパンでの楽器の習いごとに、楽器の購入はリスクが高いということ!でも3年って短いの?そこで、3年間ヴァイオリンを習った場合の費用についてシミュレーションしてみました。

楽器代金

購入する172,800円ヤマハ廉価版モデルV10SG/ケース付
新品をレンタルする57,024円4,752円 新品税込/月 ※1
毎回スクールでレンタル200円/回シアーミュージック、EYS音楽教室など
新品をもらう0円EYS音楽教室 保証金3万円 1年経過後返金
家にある楽器を使う0円使用前の楽器メンテナンス費用は必要

※1 ヤマハ楽器レンタル・リース →詳しく見る

音楽教室の月謝の年間支出金

ヤマハ大人の音楽レッスン132,000円11,000円/月3回   (施設費3,500円含) 1回あたり3,666円
シアーミュージック103,680円8,640円/月4回1回あたり2,160円
EYS音楽教室139,200円/回11,600円/月2回1回あたり5,800円   (スタジオ代1,700円含)

1年間の支出比較

■ケース1: ヤマハのバイオリンを購入して、ヤマハでレッスン

購入   + ヤマハ大人の音楽レッスン 初年度支出額3年間続けた場合の支出額
304,800円   月謝12ヶ月 +バイオリンV10SG 172,800円購入 568,800円   楽器代+初心者クラス月謝3年分

■ケース2: シアーミュージックでバイオリンをレンタルして、レッスン

シアーミュージック + スクール内で楽器レンタル 初年度支出額3年間続けた場合の支出額
113,280円   月謝12ヶ月+楽器レンタル代月4回計800円 339,840円

■ケース3: EYS音楽教室の楽器プレゼント制度を使って入会して、レッスン

EYS音楽教室 + 楽器をもらう 年間支出額3年間続けた場合の支出額
139,200円   月謝12ヶ月(スタジオ代含) 別途保証金30,000円要(1年継続後返還) 417,600円   保証金除く

以上は、単純に金額を調べて計算し記載したものですが、実際に金額を見るだけで、どのスクールがよいか判断する前に、「安さを優先するか?」「手元に楽器があることを優先するか?」「講師の質?」など…自分がスクールに何を一番に求めるのか、が見えてきます。

金額を並べただけなのに、そこに自分のWANTS(=何を求めているか)が見えてくる。それを踏まえて自分の目的にあったレッスン回数や、投資額レッスン内容をイメージしつつ体験レッスンに行けば、自分のお稽古のカタチがはっきりしそうです。

さて(前半)はここまで。次回の(後半)では、いよいよ体験レッスンへ行きます。もう少し、お付き合いくださいね!

→知ってからはじめたい! 音楽教室を選ぶ時に考えたい5つのこと(後編)

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