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カップル成立率ほぼほぼ100%とか神ってない!?シンクロできる人に出会える「スクコンパーティーin名古屋」

東京・大阪に引き続き、2月10日に開催された「スクコンパーティーin名古屋」に潜入!

想像をこえる参加者のみなさんの活気と一体感に触れて、音楽で“表現したい”という価値観を共有することの意義をあらためて実感。イベントの模様を詳しくご紹介します。

名古屋の生徒さんの熱盛ぶりがすごい

音楽を共通項とする生徒さん同士が出会い、親交を深めるきっかけを提供することを目的としたEYSの人気イベント、スクコンパーティーが大阪に引き続いて名古屋にも初上陸!出会いの季節ということもあり、大勢の参加者でにぎわいました。

終始リラックスした雰囲気だった大阪に対して、参加者の年齢層が低めだったせいなのか、驚くほど活気に満ちていた名古屋。夜のお仕事をしていて普段この時間はまだ就寝中だという男性や、好きなタイプは「マッチョ」だという女性など、たまたまユニークな顔が集まり役者が揃っていた感はあるものの、初対面の方ばかりのはずなのに、会場に入るなり声を掛け合う方がいらっしゃるなど、すでにみなさんお見知合いなのか?と思うくらいにぎにぎしい。

本来だったら、司会の方の進行に沿って粛粛と宴がすすめられていくのが通例ですが、今回はちょっと特別。共通の趣味を持つインカレサークルの合コンみたいな空気があって、放っておいても生徒さん同士の会話が弾み、早い段階からカップルがあちこちで成立する気配が…。

実際、男性に比べるとやや女性の参加者が少なかったものの、女性に関していうとカップル成立率は、ほぼほぼ100%!カップル成立率が20%だった前回の大阪を大きく上回る結果となり、これにはスタッフのみなさんも驚きを隠せないご様子でした。

レストランが会場のスクコンはそれだけで参加する価値アリ!?

今回のスクコンは、一軒家風のこぢんまりとしたレストラン「ルピナス」を借り切っての開催。家庭的な雰囲気があり、まるで誰かのお家で開かれたホームパーティーのようなホッとした感じが心地よかったのも印象的でした。ちょうどいい密集度合いだから、ちょっと離れた席の方ともお話がしやすい。

婚活パーティーというと、立食やブッフェ形式が一般的ですが、テーブルで大皿をシェアするというスタイルも会場が盛り上がったことの理由だと思います。好きなお料理を好きなだけ持ってこられる立食やブッフェもいいですが、大皿をみんなで囲むことで、取り皿に入れてあげたり、あちらに大皿ごと手渡したりと、初対面でもコミュニケーションするきっかけが必然的に多くなりますからね。

また、地元で人気のレストラン、しかもお昼どきということで、今回のお料理は当日ランチ難民だった私の空腹感をいつも以上に刺激(イベントで出されるお料理はいつもとても美味しそうなのですが)。シェフが腕を振るうメニューはどれも手が込んでいて、新しい大皿がテーブルに届けられるたびに歓声が。パーティーが終わると同時にほとんどすべてのお料理がなくなってしまった理由は、参加者の数が多かったことだけではないはずです。

大きなイベント会場も素敵だし、高層ビルの最上階など景色がいい場所も捨てがたい。でも、くつろげる雰囲気といい、大皿でテーブルに出される美味しいお料理といい、今回のスクコンには初対面の人同士が接近するための仕掛けがなにかと多いように思えました。レストランで開催されるスクコンは、それだけで参加する価値アリかも!?

そりゃ距離が縮まるわ!ライブ顔負けの一体感を生んだ講師の先生方による演奏

EYSのイベントの醍醐味といえば、講師の先生方によるパフォーマンス。レストランだと音響とかどうなの?と気になるところですが、盛り上がりが頂点に達し、場が完全に一つになったのはやはり講師の先生方の演奏がきっかけでした。

講師の先生方がみなさんお若いせいか煽るようなドライブ感のあるサウンドが持ち味で、開始して10秒もしないうちに会場のバイブスが最高潮に。

例えていうなら、期せずしてライブハウスで気の利いたバンドに出くわした感じで、参加者のみなさんも前のめりになって楽しんでいました。

いつもならサウンドに聴き惚れるうちに感動が共有されて一体感が生まれるところですが、今回のパフォーマンスはいわば参加型。アグレッシブな横ノリ系の洗練されたグルーヴの波に呑まれるようにして会場が一つに溶け合い、おのずと参加者同士の距離も縮まります。

事前に綿密なリハーサルをされていたこともあって、講師の先生方の呼吸はぴったりで、普段から一緒に演奏されているのではと錯覚するほど。

最後の音が鳴り終わるまで、演奏には一切の隙がなく、プロ意識の高さに今度もすっかり感じ入ってしまいました。

「海」といえば「波」でしょ!音楽で“表現したい”という価値観が引き寄せる本気の出会い

今回もスタッフの方がいろんな余興を用意されていて、なかでも大いに盛り上がったのが心理テストでした。海と聞いて何を連想するかによって異性に対して求めるものがわかるというもので、選択肢は「太陽」「カップル」「波」「船」の4つ。

こういうゲームでは決まって答えが分かれてしまいがちですが、「太陽」と「船」を選んだ方がお1人ずつ、「カップル」と答えた方がいなくて、あとの全員が「波」という具合。ここでも見事に一体感を発揮して、さらにテンアゲ状態に!

ちなみに、「太陽」=外見・容姿、「カップル」=カラダ、「波」=人間性、「船」=お金ということで、ほぼ全員が中身重視という結果でした。

国の統計によると、楽器の演奏を趣味にしている人の割合は2016年の時点で10.9%。このうち自分の意思とは無関係の可能性がある19歳までが大半を占めているので、大人に限定するとさらに低い数字になるはずです。つまり、音楽を聴くのが好きな人は大勢いますが、音楽で“表現したい”という価値観を共有している人はごくわずかしかいないことになります。

スクコンに集まった方々の育った環境や生活習慣はさまざま。ですが、特定のミュージシャンに憧れを感じたとき、ひょっとして不自由や生きづらさを感じたときなどに、ふと楽器や歌うことに興味をもった、いわば“10人のうちの1人”同士。普通にしてたら出会えない、価値観を共有する人同士が出会えるわけですから、気の合う恋人・仲間が見つかるのは当然といえば当然だし、このイベントで知り合ってそのまま結婚したカップルが何組もあるというのもぜんぜん不思議じゃない。

実際、耳を傾けているとやはりみなさん「好きなジャンルは?」「どんな曲を練習しているんですか?」という具合に、やはり音楽の話をされている方が多いんですよね。当日、イベント終了後に別のイベントも開催されたのですが、スクコンで盛り上がってそのまま飛び込みで参加することになった方も少なくありませんでした。

こんなに誰かと波長が合うってそうないこと。初対面とは思えないくらい共感できる仲間とともに終始明るく楽しげなみなさんを見ていると、私もまた楽器を始めたい気持ちになったのでした。

鈴木 一禾(スズキ イチカ) by
ライターとして活動するかたわら、カメラ撮影もしています。アパレルECのコンサルタントを手がけることも。楽器はピアノを弾きます。子供のころにお箏も少し。好きな音楽家はエリック・サティとマイケル・ジャクソン。