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JUN,2020
JUN,2020

ベースで本能 /椎名林檎を演奏|弾き方・ポイントを現役音楽講師が解説!

投稿者 :KAZ

アンサンブルの中で重要な役割を担うベース。「楽曲のボトムを支える」「コードのルートを支える」など縁の下の力持ちとしての役割は、実際に演奏をしてみるとその魅力に取り憑かれる人も多いでしょう。

さて、世の中にはいろんなジャンルの音楽が存在します。ロックやポップス、クラシックやジャズ、挙げればキリがありません。人の数だけ音楽は存在し、人の数だけ趣味趣向が存在します。また人の趣味趣向や価値観は一定に留まるものでは無く移ろいでゆくものでもあります。

今回はエレキベースを始められた方が「こんな曲弾けるようになりたい」というリクエストの多い曲を、原曲より少し簡略化したパターンで解説をしていきます。原曲のフレーズをコピーしようという目的ではなく、触りの部分のみとなりますので予めご了承ください。

椎名林檎の「本能」とは

椎名林檎は1998年にデビューした日本のシンガーソングライターです。1999年に発表されたアルバム「無罪モラトリアム」では100万枚を、「勝訴ストリップ」は230万枚のセールスを記録。一時期ソロ活動は休止しており、2004年には「東京事変」でバンド活動を再開。2012年には東京事変も解散に至る。現在は個人として楽曲提供や舞台などの音楽演出などを手掛けているアーティストです。

本能は1999年に発売された4枚目のシングル曲です。ミュージックビデオも当時はかなりセンセーショナルな内容で衝撃を受けた人も多く、MV内でのガラスを割るシーンでは、割れやすいガラスを海外から取り寄せていたにも関わらず出血をしながらの撮影になったとのこと。

ベースフレーズやリズムについて

ベースは亀田誠治さんによる演奏です。ファズかディストーションの効いた亀田さんの独特のフレーズは、ご本人の解説記事などによるとピック弾きで演奏されているそうです。

”本能”の弾き方を解説した演奏動画をチェック

※こちらの譜面もご利用くださいませ。

イントロの演奏ポイントを解説

原曲と近いイメージで作譜しています。この曲のメインテーマとも言われるメロディーをベースでもなぞっています。ハイポジション、いわゆるソロエリアでのフレーズです。なお、ベースのフレットの数え方ですが、ネックを見ていただくと「●」のようなマークが付けられています。これは一般的には3フレット目、5フレット目、7フレット目、、、という感じで一定間隔で付けられていますので、このフレットマークを頼りにしながら演奏箇所を探していきましょう。また、このハイポジションの演奏に慣れたら、ぜひ原曲を真似てみることにも挑戦してみてください。今回の解説動画では用意してませんが、かっこいいフレーズがあります。

Cメロの演奏ポイントを解説

譜面作成の都合上、いきなりCメロとして書いています。所謂、サビの箇所です。ここからはベースはコードのルート音をしっかり刻みつつノリを出す箇所になります。少しハネていますので、リズムがイーブンになりすぎないように。リズムは「チッキチッキチッキチッキ」というリズムを頭の中でイメージして演奏すると良いでしょう。ここの箇所もテンポに対して早くなりがちです。どっしり構えて演奏するようなイメージを持つと良いかもしれません。またこのパートも指引きよりピック弾きのほうが映えるかもしれません。指かピックか、どちらが正しい正しくない、という議論は不毛なのですが、自分の好きな音や好きな弾き方で気持ち良く演奏できるのが一番大切だと思います。

Aメロの演奏ポイントを解説

16のシャッフルビートの箇所です。ここは休符が大事な箇所となります。休符は左指で弦をミュートすることで演出できます。このミュートは楽器をはじめたばかりの頃は大変なのですがコツコツと練習をしていきましょう。はじめのうちは、開放弦を演奏して左指で弦を止める、という動作をしてみてください。揺れている弦を止めれば音も止まります。弦を押さえている音を止めたい場合はどうするか。それは押さえている指を離す(ネックから浮かす)という動作になります。指を完全に離してしまうと雑音を生んでしまいます。このように、音を特定の長さに伸ばすことができるようになれば、同じフレーズでも表現力を付けることができるようになります。

Bメロの演奏ポイントを解説

Aメロとは若干印象や雰囲気が変わるパートです。またこのBメロの役割としては、Cメロに向かうための橋渡し的な役割もあります。2小節1フレーズとして捉えると演奏しやすいと思います。F E D Aと音が下がる箇所はスタッカート気味に演奏すると雰囲気が出て良いと思います。この辺も、原曲に近づけるのか、もしくは自分ならどうアプローチしてみるのか、などいろんなアイデアをチャレンジしてみると良いでしょう。基礎練習的なことは型を覚える作業になりますが、楽曲演奏は自分らしく楽しくが大切かと思います。

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今回の解説動画はいかがでしたでしょうか?少しハードルが高い曲でも、分解してコツコツと練習をしていけば弾けるようになれる期待が持てたのなら幸いです。楽器上達は独学でも出来ないことはありませんが、やはりマンツーマンでレッスンをしていくほうがあっという間です、

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今回の課題曲である「本能」も、EYS音楽教室にて、もっと掘り下げたレクチャーを受けることができます。ご興味がありましたら、まずは無料の体験レッスンに申し込んでみましょう。

最後に

今回は椎名林檎の「本能」の弾き方について解説いたしました。

楽器の上達で大事なことは「焦らないこと」と「楽しむこと」だと思います。弾けるようになるためには相応の時間は掛かるものです。弾けるようにならない、と落ち込んでしまうより、どうしたら楽しんで楽器演奏ができるかにフォーカスするほうが心も健全に音楽を楽しんでいけるでしょう。

音楽と楽器が常にあなたのそばにありますように。

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