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JUN,2020
JUN,2020

ヴァイオリンで葉加瀬太郎のエトピリカの演奏方法を解説

# 音楽ーアーティスト

投稿者 :沼田翼

【エトピリカ/葉加瀬太郎】とは

テレビ番組「情熱大陸」のエンディングテーマとしても使われているこの曲。筆者はポップスとクラシックを融合した曲のお手本なのではないかと思ってます。実はこの曲、メロディーは一つしかないのです。一つのメロディーを紡いでいる間にソロ、クラシック的に言えばカデンツァに当たるのでしょうか。キャッチーなメロディーの中にヴァイオリン特有の散りばめられた美しい旋律が随所に垣間見る事ができる素敵な曲です。

【エトピリカ/葉加瀬太郎】の演奏方法を解説した動画をCheck

実際に葉加瀬太郎さんの「エトピリカ」を演奏してみました

テーマの演奏方法を解説

エトピリカに於けるテーマ、いわゆるポップス的にはサビの部分に当たるフレーズですね。このテーマでは細かいパッセージと長い音符が交互に出てきますので、それぞれの演奏方法を明確にしてあげます。ポイントは『長い音符をより美しく聞かせる為の布石』として考えてみると、この曲を理解しやすいかもしれません。ポップスの曲は譜面にしてしまうと、どうしても難しく見えてしまいます。これはジャンルの垣根として面白いのですが、クラシック畑で育って来た方にポップスの譜面を渡してみると物凄く弾きづらそうにするんです。特に、リズムですね。音楽として聞いてみるとポップスの方が単純なリズムのように聞こえるのですが、譜面にしてみるとクラシックの方がスッキリして見えるのです。それポップスの馴染みあるリズムは譜面に起こしてしまうと「付点音符」だったり小節をまたいでしまったりする為に拍(リズム)が取り辛いんです。

これは筆者も経験があるのですが、とある曲をまず譜面だけ渡されて弾いてみると、とてもリズムが複雑に見えてしまい物凄くゆっくり、且つ解りやすく足でリズムを取りながらようやくわかって来た頃に音源を聞かせてもらうと、とても耳馴染みのある有名なポップス曲だったのです。このように、蓋を開けてみればなんてことはないリズムでも、音符にしてしまうと難しく感じてしまう事はポップス曲ではよくあります。今回のエトピリカも例外ではないかもしれません。

音楽は、どこまで行っても「耳」が大事なのです。ヴァイオリン、特にクラシックから入った方はどうしても譜面を重視してしまうかもしれませんが、できれば譜面だけに頼らず、耳で音楽を聞いてその上で演奏してみると弾き易いと思います。エトピリカも譜面上では32分音符とか小節をまたいだタイとかも出て来ますが、難しく考えてしまう前にYou Tubeの音源などを聞いてみて耳から入ってみると演奏し易いかもしれません。

テーマを数人でアンサンブルする方法を解説

さて、ここでは「エトピリカ」を実際に何人かでアンサンブル演奏する手法を解説します。筆者は小学校や中学校始め「芸術鑑賞教室」として演奏をしに行く事があります。その時に企画として行うのが【初めてヴァイオリンを弾く方と演奏してみよう】という企画です。初めてヴァイオリンを持つと楽器の構え方はおろか、左手の指さえもおぼつかないですよね。でも、このエトピリカは成立してしまうのです。

初めてヴァイオリンを持った方でも何も押さえずに弦の上を長く弾く事は誰でもできるのです。もちろん、力も入れません。少し難しいのが、ヴァイオリンの4本ある弦のうち真ん中のA線とD線を弾かなければならないという所ですね。お互い隣の弦に干渉しないように弾ければ、もう大丈夫です!

まず、初めてヴァイオリンを弾く方がD線とA線を交互に2拍ずつ弾きます。、、、はい。もうこれだけで良いんです!実はエトピリカはDとAのコードさえあれば和音が成立してしまうので立派なアンサンブルになります。D線とA線を2拍ずつ弾いていてもらえればエトピリカのテーマ、最初から最後まで演奏する事ができます。これは僕も体験レッスンの時によく使う伝家の宝刀ですね笑

ヴァイオリンの醍醐味は何と言ってもアンサンブルする事!何も難しいフレーズが弾けないとアンサンブルはできないワケではないのです。ヴァイオリンは演奏お形態に於いて右に出る楽器はないかもしれません。1人でも無伴奏で演奏できますし、このようにデュオでも演奏できます。カルテットは勿論、クインテット、さらにはオーケストラでも演奏できますし系統を変えてみればロックバンドとも一緒に演奏できます。今回のエトピリカはD線とA線だけ演奏できれば大丈夫なのでもし、興味があれば友人や先生と弾いてみてください。

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最後に

いかがだったでしょうか?今回は葉加瀬太郎さんのエトピリカについて執筆させて頂きました。筆者はクラシックだけではなくポップスの曲も幅広く演奏させて頂く機会が多いのでクラシックの良い所もポップスの良い所も両方知っています。今回、エトピリカの作者である葉加瀬太郎さんは実は元々「クライズラー&カンパニー」というグループで活動されていたのです。彼らはクラシックの曲をポップス調にアレンジして演奏する集団なのですが、筆者も小さい頃に彼らの演奏を聞いてクラシックも聴き易い曲がたくさんあるじゃないか!と思ってから更にクラシックまたヴァイオリンの深みにドンドン入り込んで行った記憶があります。何がきっかけで好みの音楽と出会うかはわかりませんよね。旅行と同じかもしれません。ぜひ、ヴァイオリンはクラシックだけではなく色々な曲を弾ける楽器なので幅広く演奏してみてくださいね。

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MUSIC LESSON LAB
投稿者
音楽大学卒業/村上‘PONTA’秀一 氏に師事。めざましテレビ『超絶技巧選手権』への出演や、テレビドラマ/アニメの劇伴レコーディング、夏フェスへの出演、平昌オリンピック関係者懇親会や大田区政60周年記念式典でのパーティー/ブライダル演奏など、活動は多岐に渡る。さらに、バンドマスターとして、ホール規模のコンサートや、レコーディングのコーディネート業務も行なっている。 また、趣味の海外旅行をきっかけに、ボストン、バリ、ハワイ等でのセッション経験も多数。 Roland、EVANS、Pro-Mark各社よりサポートを受けるエンドース・プレイヤー。