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JUN,2020
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【女性のボイトレ】実力派シンガーを目指すための練習方法やおすすめ動画3選を紹介

投稿者 :前川久仁子

ボイトレの可能性とは?

シンガーを目指しているなら、欠かせないのは「ボイストレーニング」ですね。文字通り、「声をトレーニングすること」ですが、ただ「ボイトレ」をやるだけではいけません。どういった方法に則り、ボイトレをしていけばよいかを本記事では解説してきます。

目標をしっかりと定める

「ボイトレ」はトレーニングですから、当然目標があって、そこに到達するために必要なことをやるのが正しい取り組み方です。

シンガーを目指すなら、自分がどんな歌を歌いたいか、どんなシンガーになりたいか、プロを目指して頑張るなら、モチベーションも高く持つ必要がありますね。

もちろん、趣味を楽しみたいけど、どうせなら上手になりたいと言うことでも、「ボイトレ」をやる理由です。しっかりとトレーニングを受けて、「歌が上手くなりたい」と言う目標を達成しましょう。

どんなジャンルの曲が歌いたい?

これは「目標を定める」こととも関連しますが、「ボイトレ」を始める前に、まず自分がどんなジャンルの曲を歌いたいかを明確にしましょう。それによって、トレーニングの仕方も変わってくるからです。

例えば、クラシックの曲とジャズの曲では、歌い方が全然違いますよね。クラシックはマイクを使いませんし、逆にラップなどでは、マイクを使った唱法があります。当然フォームも変わります。なので、それぞれ、ジャンルにあったボイストレーニングをする必要があるのです。

自分のスタイルを作る

「ボイトレ」の最大のメリットは、「自分のスタイルを確立できること」です。

「ボイストレーニング」なので、声のことだけトレーニングするのかと思われがちですが、それは発声練習でやることで、「ボイトレ」は、「歌うこと全般」に関することをトレーニングすると思ってください。

発声はもちろん、歌う際の表情や身体の使い方、マイクの持ち方、声をどうやって魅力的に使うか、すべては歌唱表現のレベルを上げるためにあります。なので、真面目に声のことだけ考えていてもだめですね。声を使って表現すること。この道を作っていくのが「ボイトレ」なんです。

女性のボイトレで練習することは?

さて、自分がどんなシンガーを目指すのか、どんな曲を歌いたいかが決まりました。さっそく「ボイトレ」を始めましょう。具体的にはどんなことをトレーニングしていくのでしょうか。

まずは発声練習

そんなジャンルの曲でも、歌う身体を作るには、発声練習が不可欠です。ジャズやR&Bには必要ないのでは?と仰る方もいらっしゃるでしょうし、実際、いきなり歌い出すと言う人もいます。しかし、それは喉が馴染んでいるから出来ること。

つまり、長くそのジャンルを歌っていれば、喉の筋肉や声を出す身体が作られているから可能ということです。

初めてその曲を歌うには、身体を開いて呼吸を使えるようにします。腹式呼吸です。そのために、最初は発声練習をやりましょう。やり方は講師にもよると思いますが、いずれにしても、良い声を身体を使って客席に届ける準備だと思ってください。

声の種類とは?

クラシックでは、声の種類を細かくわけますが、他のジャンルにおいては、高い声か低い声と言う、大枠で考えます。女声の場合は、ソプラノかアルトですが、やはりジャンルと、そのジャンルのどこのパートを歌うかによってボイトレの仕方が違ってきます。

例えば、ポップスでも、バラードを専門に勉強したいとなれば、深みのある長いブレスの声を作ろうとするでしょうし、ラッパーやビートボックスなどをやりたのであれば、声を変えて色んな音を出すトレーニングをします。

なので、自分の声がどんな種類で、実際に歌いたい曲にマッチさせるには、どんなトレーニングをすれば良いのかは重要な要素となるでしょう。

何語で歌うのかも重要

どんな曲でも、作曲された国の言葉で歌詞が作られています。なので、原語でそのまま歌っても良いし、訳して日本語で歌うのもありでしょう。

どんな場合でも、発語は大切な要素です。ここも「ボイトレ」の範疇で、何語で歌うかによって、発声が違ってくるからです。

ポップスなどは英語が一番多いかと思いますが。喋る英語と歌う英語は少し違いますね。

「R」や「L」の発音はラテン系の言語であれば、共通して難しいですが、日本人には馴染みがなく、「R」などはこもった音になりがちです。そういう発音を無理なくはっきりと歌うにはどうすれば良いかもトレーニングが必要です。

例えば、イタリア語でカンツォーネを歌いたければ、巻き舌で「R」を発音する必要があります。こんな風に、正しい原語で歌うことも「ボイトレ」でクリアにできる要素です。

女性のボイトレの練習におすすめの動画4

あなたがどんな女性シンガーを目指すのか、ここではジャンル別にお勧めのシンガーをご紹介しましょう。

①ルネ・フレミング (オペラ)

NYのメトロポリタン歌劇などで、人気のあるソプラノ歌手ルネ・フレミング。

クラシックの歌手は、長い年月をかけて、身体と声を作っていき、マイクがなくても広い劇場で声が届けられるように訓練します。観た通り、あまり動くことなくフォームを守って歌っていますが、オペラの舞台では、演技をしながらオーケストラに消されない声で歌わなければいけません。正に身体は楽器を証明しています。曲はプッチーニ作曲オペラ「ジャンニ・スキッキ」から「私のお父さん」。

②レア・サロンガ (ミュージカル)

ブロードウエイ・ミュージカル「ミス・サイゴン」でデビューした、レア・サロンガ。ミュージカルの基本的な歌唱です。オペラと違って、ミュージカルはピン・マイクを頭か耳にかけて、音声で声を拾います。台詞があるからですが、歌と台詞が同じレベルであるべきだからでしょう。なので、どんなに熱唱しても調整される強みがあります。しかし、オペラと同じでミュージカルも長時間演じて歌いきらなければなりません。なので、ボイトレは必須です。歌って踊っても可能な身体と声を作ります。

③ニーナ・シモン(ジャズ)

60年代の公民権運動の時代、南部生まれのニーナ・シモンは、その音楽的才能ゆえに白人教師から支援を受けて、正規の音楽教育を受けています。ピアニストを目指していたのです。彼女のピアノはそういう意味では、テクニックのレベルが高く、ジャズ特有のアドリブも難なくこなして歌っています。彼女にとっては、ピアノが言葉なのでしょう。歌はそれを更に盛り上げる要素のようです。曲は「Go To Hell(くたばっちまえ!)」。

④JUJU(Jポップ)

自分の声が一番良い響きで聴こえる音程を上手く使って曲を作っています。そして、低めで豊かさを感じる声に引き込まれますね。しっかりとお腹から支えた声に、独特の言葉の扱い方が魅力的です。いつまでも聞いていたくなるような感じですね。曲は、「やさしさで溢れるように」

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最後に

シンガーを目指すのに、欠かせない「ボイトレ」。目的は、音楽の心をお客様に届けるため。そう思えば、トレーニングは苦しくないし、むしろ楽しくなるでしょう。ぜひ、EYSは夢をかなえるお手伝いをいたします!

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