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いい波のってんね!「ベガスナイト」「バンドやろうよ!パーティー」同時開催の楽しさは“天国”並み?

去る3月10日、EYSを代表する2つのイベント「ユビフェス」と「バンドやろうよ!パーティー」が東京 芝浦で同時開催されました。しかも今回は、きらびやかなステージやアトラクションを満喫できる「ベガスナイト」ということで、文字通りカジノ・シティのショーを思わせる総合エンタメが実現。

想像を絶する盛り上がりのなかで目の当たりにしたのは、音楽のある風景がかりそめの“天国”になる瞬間。参加者全員が今を楽しむ気持ちになれた?神イベントの様子をレポートします!

■開始早々いい波を連れて来た大編成のバックバンド!

会場となったのは、EYSのイベントではおなじみ、東京湾の美しい夜景で人気の「湾岸食堂 波止場」。受付では知的美女スタッフの方々がお出迎えしてくれました。

「ユビフェス」と「バンドやろうよ!パーティー」の同時開催だけあって参加者数が多く、おのずとイベントへの期待値が高まります。オリジナルのフォトブースも初お目見え。

乾杯のあと、早速「ユビフェス」がスタート。レッスンに通い始めて間もない生徒さんが一流のプロをバックバンドにセッションを楽しむという、EYSの顔ともいえるプログラムですが、今回はバックバンドが特別仕様でした。

ギター、キーボード、ベースにドラムといった基本のバンド編成に、トランペットやサックス、トロンボーンなどのブラスセクションを加えたビッグバンド風の大所帯で、サウンドのスケールが桁違い。全身に圧力を感じるほど厚みのある音にのっけから圧倒されてしまいました。

いの一番に練習の成果を披露してくださったのは、美しいロングヘアが印象的なフルートの女性。エミリオ・プッチのドレスが華やかなステージ演出によく映え、フォーマルな装いのバンドを従えるかのように見える姿はまるで熟練ソリストのように素敵でした。

今回の「ユビフェス」では、トランペットとサックスや、2本のトロンボーンによる二重奏、ウクレレとキーボードなどの合奏が多くみられました。

トランペットと4本のクラシックギターによる麗らかな女性だけのアンサンブルといったユニークな編成もあり、演奏されている方はもちろん、観ているほうも十分に楽しめる内容です。

■「ベガスナイト」のカジノは伊達じゃなかった!

「ベガスナイト」で恒例となっているのが、カジノ・アトラクション。フロアの一角にルーレットやブラックジャックのテーブルが設置されていて、それぞれのテーブルには専属ディーラーの姿が。大人の社交場といった雰囲気で、ゲームのルールを知らないわたしもテンアゲ状態だったらしく、カメラはいつもに増してブレ気味でした(笑)。

参加者にはチップが配られ、最終的にもっとも稼いだ方はクオカードがもらえるという趣向。

本格的なルーレットやカードゲームは初めてという方が多く、はじめは戸惑い気味だったみなさんでしたが、次第にヒートアップ。熱中するあまり、イベントそっちのけでカジノにのめり込む方が続出。ゲームに興じるみなさんに対して、進行役の方が注意喚起する一コマもありました。

ときにネガティブなイメージが伴うこともあるカジノですが、音楽イベントの余興ということで欲がほとんど絡んでいないせいか、見ていて清々しささえ覚えます。どなたも子供みたいに無邪気な笑顔でゲームに没頭。もちろん上手/下手もお構いなしです。

結局、もっとも多くのチップを稼いだ3名は、いずれもギャンブルとはまるで縁がないという若い女性たち。一様に初めてのカジノを純粋に楽しんだ結果ということで、ご本人らもすっかり当惑気味のご様子でした。

世間ではカジノで身を滅ぼす人もいれば、巧まずして両手で抱えきれないくらいのチップを手にする人もいます。無邪気さこそが、幸運を引き寄せているのに違いない!

「ユビフェス」には、腕を競おうとしたり自慢したりする方はいません。だから、うまく演奏したいという気持ちはあっても、どこか無欲というか…。特別にしつらえられた場で、一流のプロのバックバンドとともに演奏できる喜びを、生徒のみなさんがそれぞれに感じていらっしゃるように見えます。

カジノも演奏も、大事なのは今を楽しむこと。そう教えられた気がして、思わず膝を叩いたのでした(#一人納得)。

■会場を一網打尽にしたマエストロによる演奏

本格的な照明や音響設備のもとでプロのバンドと楽しむセッション、カジノを模した粋な空間演出、そして美味しいお酒にお料理…。ここまでですでに腹応え十分でしたが、さらに一つ上の体験で完全に日常を忘れさせてくれたのは、マエストロによる圧巻の演奏でした。

トランペット、ギター、ベース、キーボード、ドラムの5人編成でモード・ジャズの名曲をアップテンポなアレンジで演奏されましたが、この1曲を聴けただけでも参加した甲斐があると思える好演。

とくにバンドリーダーと思しきトランペットの演奏家の方は雰囲気からしてただ事でない。髪型から衣装の着こなしまで1ミリも隙がなく、全方位アーティスト然としていて素敵。

その後、バックバンドを務めた演奏家の方々が加わってのジャズファンクのナンバーも、文句なしにかっこよき。「ジャズクラブに来てるみたい」「天にも昇る心地」といったレビューも多く聞かれ、会場に最高の波が到来することに!

■音楽を通じて生まれる新しいつながり「バンドやろうよ!パーティー」

(2019.4.10 一部追記)

「バンドやろうよ!パーティー」とは、「ユビフェス」と並ぶEYSの人気イベントの一つ。普段それぞれ別個にレッスンを受けている生徒さんたちが初めて顔合わせし、一緒にバンドを組む仲間を見つけるためのきっかけを提供しています。

オリジナルのゲームには自然と会話が弾む仕掛けがされていて、気がつけば互いに親睦が深まり、気の合うバンド仲間が見つかるというわけ。

今回は、この冬に開催されたパーティーで結成されたばかりの先輩バンドが駆けつけ、演奏を披露してくださいました。何度か音合わせしただけ、その名も「名前のないバンド」ということでしたが、R&Bの名曲「スタンド・バイ・ミー」の熱演に会場は大盛り上がり。

その甲斐あってか、「バンドやろうよ!パーティー」では、今回も新しいつながりがたくさん生まれる瞬間を目撃しました。老いも若きも、身体に障害がある方も、気持ちよく酩酊中(!?)の方も、たくさんの「はじめまして」が交換される場面は、何度見てもホンワカしてしまいます。

普段は離れて暮らすお嬢さまの晴れ舞台を見にいらしていたお父さま。「地獄にいても、一杯の美味しいお酒があれば天国」と、とびきりの笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。お嬢さまのドレスは、大切な着物を仕立て直したものだそう。着物がドレスへとリメイクされることで新たな命を吹き込まれるように、多くの方にとって、このイベントが人生をより有意義なほうへと舵取りするきっかけになっているはず。みなさんの笑顔を見ていると、そんなふうに思えてきます。

“天にも昇る”だとか、“天国”だとか…普段はあまり聞きなれない言葉が連発した「ベガスナイト」「バンドやろうよ!パーティー」同時開催。未体験の方はぜひ参加して、今を楽しむ手がかりを見つけてみてください。次の開催は、さていつかしら?

鈴木 一禾(スズキ イチカ) by
ライターとして活動するかたわら、カメラ撮影もしています。アパレルECのコンサルタントを手がけることも。楽器はピアノを弾きます。子供のころにお箏も少し。好きな音楽家はエリック・サティとマイケル・ジャクソン。