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MAY,2019
MAY,2019

グルーヴ?シンコペ?意外と知らない音楽用語を解説!

# 音楽ネタ

編集スタッフ :グッドラック・ナギ

どの世界でも、そこで使われる専門用語というものがあります。もちろん、音楽の世界も例外ではありません。
バンド仲間や楽器店の店員との会話や、音楽雑誌の中でもさまざまな音楽用語が出てきます。よく耳にするものの、その意味がよく理解出来ていない…そんな用語が多いという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

音楽用語を正しく理解できなければ、バンド仲間とのコミュニケーションもうまくいきませんし、音楽雑誌や教則本などを読んでも、その内容を正確に理解することができません。

そこで、今回はさまざまな音楽用語の中でも、特にバンドシーンで使われることが多いものをピックアップし、その意味を解説していきたいと思います。
音楽用語が理解出来ずに悩んでいるという方は参考にしてみてください。

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演奏に関する音楽用語

音楽用語にはさまざまな種類のものがありますが、まずは演奏や楽曲に関する用語をピックアップしてご紹介しましょう。

シンコペ(シンコペーション)

アクセントの位置を表や裏などさまざまな場所に入れ、組み立てられたフレーズのことをシンコペーションといいます。
同じ音で構成されたフレーズであっても、ノリがまったく変わってきますので、キメにも使われることがあります。

リード

バンドにおいては主にメロディやソロを弾くギターラインのことをリードと呼びます。ツインギター編成の場合、一方がリードを担当するというケースが多くなります。

フィル

オカズとも呼ばれ、主にドラムで曲の展開を繋げるためのフレーズがフィルです。さまざまなパターンがあり、ドラマーの個性をアピールする絶好の機会でもあります。

はしる、もたる

正しいリズムに対して、テンポが速くなってしまうことをはしる、逆に遅くなってしまうことをもたるといいます。

ジャム

簡単なコード進行や、キーなどを決めて複数の楽器でアドリブで自由に演奏すること。セッションジャムセッションとも呼ばれます。
いくつかの常套句的フレーズや、定番のコード進行などを頭に入れておくと初心者の方でも気軽に参加できるでしょう。

グルーヴ

バンドシーンにおいて、グルーヴという言葉はよく聞かれますが、実はその定義ははっきりとしていません。ただ、一般的にはノリがよく、高揚感を感じることができる演奏のことや、それぞれのパートがしっかりと噛み合っている状態のことを指します。

スコア

スコアとは楽譜のことを指します。バンド単位で各パートの楽譜が記載されているものをバンドスコア、ギターのみのものをギタースコアといいます。その他にもピアノスコアやドラムスコアなども。

ドンシャリ

高音と低音域の音のことを指します。ドンシャリサウンドというと、イコライザーなどで高域と低域を強調した音です。主にエレキギターやエレキベースのサウンドメイクに用いられます。

ライブ・ステージに関する音楽用語

ライブやステージに関する音楽用語も少なくありません。ライブに出演する際などに欠かせませんので、しっかりとチェックしておきましょう。

いり、はけ

ライブハウスに入る時間のことをいり、そして撤収する時間のことをはけといいます。これをしっかりと守らなければ、他のバンドやスタッフの方に迷惑をかけてしまうことになりますので、しっかりとチェックしておきましょう。

オープン、スタート

ライブハウスが開き、お客さんが入場することができる時間をオープン、そして実際に演奏がはじまる時間をスタートといいます。混同しないように注意しましょう。

上手(かみて)、下手(しもて)

ステージ上で、客席から見て右側を上手、そして左手を下手と呼びます。例えば、バンド内で2人のギタリストがいる場合、リハなどの際に「上手のギターの音ください」といった形で指示されることも多いので必ず覚えておきましょう。

キャパ

正確にはキャパシティで、ライブハウスなど、会場に入ることができる人数のこと。キャパが多い会場、ということはそれだけ大きな会場であることを意味します。

セットリスト

演奏する曲の順番のことをセットリストといいます。ライブの際にはリハーサルの前に記入してPA担当のスタッフに渡します。

ノルマ

ライブ出演の際に、出演者が売らなければならないチケットの枚数のことをノルマといいます。この枚数を売ることができなければ、自腹となってしまうケースがほとんどです。逆にノルマ以上のチケットを売ることができればチャージバックとして、売り上げの一部をもらえます。

逆リハ

逆リハーサルの略です。本番とは逆の順番でリハーサルを行うことを指します。1番手の出演者が最後にリハーサルをすることになりますので、セッティングにかかる時間を1回分短縮できるというメリットがありますので、多くのイベントで採用されています。
逆に、本番と同じ順番でリハーサルを行うことを順リハと呼びます。

ころがし

ステージ上に直接置かれているモニタースピーカーのことです。ここから演奏者が聴く音は出力されていますので、リハーサルの際にしっかり位置や角度などを確認し、必要であれば調整しておきましょう。

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MUSIC LESSON LAB
編集スタッフ
音楽と猫とプロレスをこよなく愛する恐妻家系ライター。最近の悩みは抜け毛と優秀なレスラーの海外流出。特技は美味しい唐揚げ作り。今後の目標は極上のチャーシュー作り。座右の銘は「人生はギャグだ!フィクションだ!」by町田康。