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JUN,2020
JUN,2020

ベースでHowever/GLAYを演奏|弾き方・ポイントを現役音楽講師が解説!

アンサンブルの中で重要な役割を担うベース。「楽曲のボトムを支える」「コードのルートを支える」など縁の下の力持ちとしての役割は、実際に演奏をしてみるとその魅力に取り憑かれる人も多いでしょう。

さて、世の中にはいろんなジャンルの音楽が存在します。ロックやポップス、クラシックやジャズ、挙げればキリがありません。人の数だけ音楽は存在し、人の数だけ趣味趣向が存在します。また人の趣味趣向や価値観は一定に留まるものでは無く移ろいでゆくものでもあります。

この記事ではエレキベースを始められた方が「こんな曲弾けるようになりたい」というリクエストの多い曲を、原曲より少し簡略化したパターンで解説をしていきます。原曲のフレーズをコピーしようという目的ではなく、触りの部分のみとなりますので予めご了承ください。今回は人気バンド、GLAYの「HOWEVER」です。

“GLAY”の”HOWEVER”とは

GLAYは、1994年にメジャーデビューをした日本のビジュアル系ロック・バンドです。日本における歴代CDアルバム売上枚数は2020年の現在で第3位の記録を保持しており、またライブ動員数に関しても世界記録を保持しているモンスターバンドです。メンバーはTERU(ボーカル)、TAKURO(ギター)、HISASHI(ギター)、JIRO(ベース)です。

今回解説をしたHOWEVERは、GLAYの12作目のシングル曲で1997年にリリースされました。シングル曲としてはGLAY初のミリオンセラーとなり、TVドラマのエンディングテーマにも起用されたそうです。

楽曲の特徴

どことなくせつなさを感じるピアノと歌から始まりますが一つのストーリーのように起承転結が感じられる曲となっています。作詞作曲はTAKUROで、デモテープ段階ではメンバーから「暗い雰囲気」と不評だったそうですが、実際リリースされた曲は壮大なストーリーを感じさせる仕上がりになっています。

ベースフレーズやリズムについて

一見シンプルな8ビートバラードと思ったのですが、気持ちシャッフルを感じるフレーズとなっています。原曲では基本的にピック弾きで演奏されていますね。解説動画では指弾きで解説していますが、理想はやはりピック弾きですね。

”HOWEVER”の弾き方を解説した演奏動画をチェック

※こちらの譜面もご利用くださいませ。

イントロの演奏ポイントを解説

今回の解説動画では、原曲のピアノイントロの箇所は割愛しております。ピアノで始まるイントロのあとに、バンド全員が入ってくる箇所がありますが、解説動画はそこからとなっています。さて、解説動画でのイントロの箇所ですが、基本的にコードのルートをしっかりと弾いてあげることが大切です。

ドラムのバスドラムと同じタイミングでベースを重ねてあげるイメージです。ドラムが「ドンドンパッ」と聴けますが、ベースも「ブンブンブン」という感じで合わせてあげましょう。フレーズですが、原曲はかなり動きがあるフレーズであり、休符も絶妙なタイミングで入っています。いきなりチャレンジするのはハードルが高いので、今回の解説動画では簡略化したものをご用意しました。ルート音と5thの音を使ったフレーズですね。「5th」というのは、そのコードの中で、ルート音から5番目の音です。このルートと5thの音はベースフレーズで良く出てきます。指板を見て、ルートの場所と5thの場所を何となく記憶しておくと良いでしょう。

Aメロの演奏ポイントを解説

次にAメロですが、イントロから一転、雰囲気がキュっとしまるパートですね。ベースのフレーズも原曲を聴くと、これまた秀逸なのですが派手過ぎず寂しすぎずのフレーズです。ここのパートもハネ(シャッフル)を意識しましょう。「タカタカタカタカ」ではなく「タッカタッカタッカタッカ」です。Aパートの2小節目のフレーズは、ピックで演奏するとバランス良く演奏できます。16分音符をオルタネイト(交互)に演奏すると良いでしょう。指引きの場合はテンポが遅くならないように注意しましょう。

Bメロの演奏ポイントを解説

所謂、サビの箇所です。「カノン進行」などと言われる定番のコード進行ですが、ベースはしっかりと各コードのルートを弾いてあげましょう。フレーズは2小節1パターンのように作られていて、その作りが、サビの箇所を広げる印象を与える一員になっている気もします。また、ここでもルート音と5thの音を使っていますが、前述しましたように、ルート音と5thの音は本当にいろんな場面で使われます。各音の位置関係を覚えておきましょう。

Cメロの演奏ポイントを解説

サビを抜けて、一呼吸し、更に盛り上げる、といったパートでしょうか。Cメロの4小節は、イントロのグルーヴと似ています。フレーズはシンプルにしていますのでまずはシンプルフレーズで慣れていきましょう。22小節目はバンド全員で演奏するキメという場所です。原曲では、そこまで顕著に表現されていませんが、なるべくこの箇所は演奏者の向いてる方向が一緒になりたいですね。キメを抜けたあとは、シンプルにCで着地します。

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今回の解説動画はいかがでしたでしょうか?少しハードルが高い曲でも、分解してコツコツと練習をしていけば弾けるようになれる期待が持てたのなら幸いです。楽器上達は独学でも出来ないことはありませんが、やはりマンツーマンでレッスンをしていくほうがあっという間です、

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今回の課題曲である「HOWEVER」も、EYS音楽教室にて、もっと掘り下げたレクチャーを受けることができます。ご興味がありましたら、まずは無料の体験レッスンに申し込んでみましょう。

最後に

今回はGLAYの「HOWEVER」の弾き方について解説いたしました。

楽器の上達で大事なことは「焦らないこと」と「楽しむこと」だと思います。弾けるようになるためには相応の時間は掛かるものです。弾けるようにならない、と落ち込んでしまうより、どうしたら楽しんで楽器演奏ができるかにフォーカスするほうが心も健全に音楽を楽しんでいけるでしょう。

音楽と楽器が常にあなたのそばにありますように。

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MUSIC LESSON LAB
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