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FEB,2019
FEB,2019

ベースのメンテナンスについて!ネックのソリ・ねじれには注意!

編集スタッフ :グッドラック・ナギ

今日ではハイクオリティな楽器が低価格で購入できるようになっています。そのため、気軽に買い換えてしまうという方もいらっしゃるでしょう。
でも、せっかく手に入れた楽器は長く使い続けたいものです。エレキギターやエレキベースも正しくメンテナンスすれば何十年でもコンディションをキープすることができます。

特にベースはギターよりもスケール(弦長)が長く、高いテンションがかかることもあって、メンテナンスがとても重要となります。

そこで、今回はベースの正しいメンテナンスについてご紹介していきましょう。

ベースのメンテナンス、まずは簡単にできることからやってみよう!

ベースのメンテナンスというと難しく感じてしまう方も多いかもしれません。確かに、慣れが必要な部分もあります。ですが、逆に初心者の方でも簡単にできるメンテナンスもあります。なので、まずはできることからやっていきましょう。

弦を定期的に交換しよう

まずは弦の交換です。人によっては切れるまで交換しないという方もいらっしゃるかもしれません。ですが、弦は使用している内にどんどん劣化していきます。もちろん、弾き心地やサウンドにも影響しますので、定期的な交換が必要なのです。

弦交換のタイミングは人それぞれですが、チューニングが安定しなくなってきたり、表面に目で見てわかるような劣化・サビなどが発生している場合は交換することをおすすめします。

劣化した弦を、そのまま使い続けていると、指板やブリッジ・ナットなど傷めてしまう原因にもなりますので、注意してください。

ボディやネックを綺麗に保とう

続いて、ボディやネックを綺麗に保つことも大切なメンテナンスです。見た目が悪くなってしまうだけでなく、手垢などの汚れが付着したまま放置してしまうと、ボディの塗料の劣化を早めてしまいます。特にラッカー塗装やオイル塗装はとてもデリケートですので、専用のクロスや、必要であればポリッシャーなどを使用して掃除するようにしましょう。

特に、ネックは直接手で触れる部分でもありますので、毎日練習後にはクロスで拭いてあげる習慣を身につけておくといいでしょう。

ネジの緩みをチェック!定期的に締めよう!

エレキベースにはネジによっていくつものパーツが固定されています。これらが緩んでいないかを定期的にチェックすることも大切です。

特にストラップピンはとても緩みやすく、そのままにしていると演奏中にストラップが外れるといった思わぬ事故を招く可能性がありますので注意しましょう。

その他のネジも緩んでしまうことで余計な倍音が出るなど、サウンドに影響することもあります。
しっかりと固定されているネジは簡単には緩まないものと思われがちですが、演奏による振動で緩んでしまうことがあります。なので、最低でも月に1回程度はチェックしてみましょう。
また、錆びなどが発生して劣化しているネジがあれば、交換してください。

ネックのソリ・ねじれをチェック!ベースは特に注意が必要!?

続いては、ベースのトラブルの中でも特に多いネックに関してです。冒頭でもお話しました通り、ベースはギターよりもスケールが長く、ネックには強いテンションがかかっています。
そのため、ネックが弦の張力に負けて反ってしまったり、ねじれてしまうこともあります。

ネックに問題があると、適切な弦高を保つことができなくなり、プレイアビリティやサウンドにも大きく影響します。
なので、定期的なチェックが必要なのです。

ネックの状態はどうやってチェックすればいいの?

ネックのソリやねじれをチェックするにはいくつかの方法があります。もっとも簡単なのは、正しくチューニングした状態でボディ側からネックを水平に観るという方法です。フレットの並びを意識するようにチェックするとわかりやすいでしょう。

弦に対して弓なりに反っている場合は「順反り」という状態。逆なら「逆反り」です。
目で見てもわかりにくい場合は、チューニングしたあとに、1フレットと最終フレットを同時に押さえてみましょう。そして12フレット付近にわずかな隙間があれば問題ありません。隙間が広すぎる場合は順反り、逆に完全にフレットに触れた状態であれば逆反りです。

また、1弦側と4弦側で反りの状態が異なっている場合、ねじれが発生していることになります。ひどいものだと、1弦側が逆反りで4弦側が順反りになっている、なんてケースもあります。

ネックのソリを修正するには?

ほとんどのエレキベースにはソリを修正するためのトラスロッドという金属の棒がネックに入れられています。
これをレンチやドライバーなどで回すことによって修正が可能です。

モデルによって違いがあるケースもありますが、順反りの場合はロッドを時計回りに締め、逆反りの場合は反時計回りに緩めて調整を行います。

ただ、あまり回しすぎるとロッド折れや、指板剥がれといったトラブルの原因となりますので、状態をみながら4分の1回転ずつゆっくり回すのがポイントです。

ねじれの場合、ロッドでは修正できないケースがほとんどですので、リペアショップなどで修理を依頼することをおすすめします。

正しいメンテナンスでベストコンディションをキープしよう!

ベースは正しくメンテナンスすることがとても重要な楽器です。コンディションだけで弾き心地やサウンドは大きく変わりますので、定期的にメンテナンスを行う習慣を身につけるようにしましょう。
大事にメンテナンスをすれば、きっと楽器もあなたの期待に応えてくれるはずです。

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MUSIC LESSON LAB
編集スタッフ
音楽と猫とプロレスをこよなく愛する恐妻家系ライター。最近の悩みは抜け毛と優秀なレスラーの海外流出。特技は美味しい唐揚げ作り。今後の目標は極上のチャーシュー作り。座右の銘は「人生はギャグだ!フィクションだ!」by町田康。