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JUN,2020
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【ユーフォニアムの練習方法とは?】初心者が上達に必要な基本を解説

投稿者 :河野岳美

ユーフォニアムを始める前にまずはウォームアップが大事

みなさん、楽器演奏の前にウォームアップしてますか?何を当たり前なこと言っているんだとお思いかもしれませんが、部活などでみんなと一緒に吹いているとウォームアップになっていない状況を目にします。慌てて楽器出して適当にパラパラ音を出していきなり合奏。これでは楽器を吹くというよりは音楽を始めるには不十分ですね。ウォームアップに何が必要かみてみましょう。

身体のウォームアップ

体育の授業でいきなりダッシュしたり試合したりしないですよね。楽器を吹くというのも身体を使った運動の一つです。息を吸って吐くという動作も体全体の筋肉の運動です。首や肩の力を抜くために回してみたり、ゆっくり深呼吸して身体を大きく膨らませてみたりして余計な凝りをほぐしていきましょう。

唇のウォームアップ

いきなり楽器で音だしてというのも可能ですが、顔や口周りが強張っていませんか?こんな時は唇をプルプルと「フラッピング」してみましょう。唇全体をゆっくり大きく震わせる。バズイングとは違うのでご注意を。バズイングが「ブー」だとしたらフラッピングは「プルプルプル」です。口周りや唇の血行を良くしてくれるので、バテたときなどにも効果的です。

頭と意識のウォームアップ

「今からユーフォニアムを吹くぞ」というスイッチを作りましょう。何もない状態でスイッチ入れるために集中しろという意味ではないです。身体ほぐして楽器準備して、さあこの後。人それぞれではありますが私の場合はいつも同じ音から同じフレーズを吹いて「さあ今日も始めるよ」と自分に言い聞かせています。楽器を演奏する前のルーティーンを作っていくと良いですね。

ユーフォニアムの基礎練習方法をご紹介

普段の基礎練習って何をやっていますか?「基礎合奏で音階でロングトーンしてリップスラー、たまにタンギングやってます」って心当たりありませんか?せっかくなのでウォームアップついでに個人練習にも取り入れましょう。意識しなければいけない注意点をみてみましょう。

ロングトーン

管楽器奏者でロングトーン練習をやらない人はいないでしょう。ウォームアップとして最初にやるべき練習ですね。気をつけるべき点を5項目挙げておきますので常に意識してください。

  • 音の出だしから吹き終わりまで一定の音量で。
  • 音の出だしから吹き終わりまで一定の音色で。
  • 音の出る瞬間を自分の意思でコントロールする。
  • 腹式呼吸を意識する
  • リラックスして吹く

リップスラー

金管楽器において一番練習しなければいけないのがリップスラーかもしれません。フレーズを滑らかに演奏するためには不可欠ですし、ウォームアップとしては唇の柔軟性を高めていくものです。いつも学校でやっているパターンの他にも2音を16分で動かすなど、すぐには出来なくても続けていけばそのうちできるようになるというレベルのものもチャレンジしましょう。

音階練習

音階練習するくらいなら曲の練習した方が上手くなりそうって思う方も多いと思います。私も子供の頃そう思っていました。でもやっぱり基礎である音階練習ってとても大事なんですね。

この「ドレミファソラシド」をメロディーだと思って歌ってみてください。自分の声でやると音が外れてしまったらなんか違うと気付けませんか?この音階練習、耳を養うためには非常に大事な練習です。頭の中のイメージと実際出てきた音程と比べてみましょう。イメージが出来ていないとユーフォニアムで指をただ動かしていても正しい音程にはなりません。

一つ一つの音程も大事ですが、メロディーとして横の流れも意識しましょう。ドからレ、レからミと続いてシからドまで。動く距離感が半音なのか全音なのか意識して歌いながら吹いていると最後のシからドに動いた時に旋律として終わった感が感じられるかと思います。ただただ音を並べるのではなく。旋律としてイメージしながら練習してみてください。

タンギング

〘名〙 (tonguing) 管楽器の演奏で、舌の運動によって息の流れを中断し、音のアタックを行なう技術。

出典 精選版 日本国語大辞典

タンギングを辞書で調べるとこのように出てきます。ここで大事なのでが「音のアタックを行う」ということです。要は音の出だしを決めるのがタンギング。なのでタンギングには動作の順番があります。その前にご自身がやっているタンギングがちゃんとタンギングになっているのか確認しましょう。

  • 息を吸う
  • 息を強く吐き続ける
  • 途中で息の流れを舌で止める
  • 舌で止まったら離して息を流す
  • 繰り返し

この動作の音を言葉で表すと「フー・トゥー・トゥー・トゥー」となればOKです。息を舌で止めている間も息は外に吐き続けようとしますね。この間は口の中で圧力を感じると思います。この状態を息を吸って一発目の音を出す時から作る必要があります。

この意識があるだけでかなり違うのでぜひトライしてください。

ユーフォニアムの練習方法に悩んだら人に相談してみよう

普段から個人練習にしっかり時間を割けるのであれば良いですが、部活や一般団体に所属しているとそういうわけにもいきませんよね。どんな練習すれば良いの?という方は一度アドバイスを受けてみることをおすすめします。

どうせ聞くならプロに相談

レッスン受けたら上手くなるというのは「客観的に判断してもらえる」というのが一番の理由です。自分に何が足りないのか、何が良くて何が間違っているのかなかなかご自身では気づけないことが多いです。プロのレッスンってある程度上手くないと難しいとか怖いとかお思いの方も多いかと思いますが、ちゃんとその人それぞれのレベルに合わせてアドバイスしてくれるので、レッスンを受けるのにレベルやタイミングなんてものは関係ありません。思い切ってレッスン受けてみてください。必ず収穫があります。

「EYS音楽教室」をおすすめする理由

EYS音楽教室では現役で現場に立っている講師から、現場は引退したけど圧倒的な経験値を持って指導に当たる講師など様々な講師が在籍しています。一般的なレッスンは一人の先生について教えてもらいますが、EYS音楽教室ではレッスンごとに先生を選ぶことが出来ます。さらに他の楽器までレッスンの受講が可能。

ユーフォニアムのコースがある教室も数多くありませんが、複数の講師が在籍しているのもEYS音楽教室ならでは。学年が変わってパート移動があっても大丈夫。急にサックスに移動になりましたとか、実はフルートに憧れてて吹いてみたい、歌が好きだからボイトレも受けたい。こんな希望も同じレッスン費用で出来てしまうんです。

やりたいことを実現するためのレッスンですから、やりたいことができる環境というのは非常に大事です。

最後に

部活内で代々伝わっている練習内容や、学生時代にやっていた練習とか色々あるとは思いますが、そんな伝統を踏まえた上で今のご自身に何が必要か理解して練習するというのが大事です。どこかで必ず行き詰まるものなので、是非一度レッスンを受講して悩みを解決してみましょう。

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