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JUN,2020
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【ユーフォニアムは独学でできるのか?】メリット・デメリットから上達のコツを現役講師が解説

投稿者 :河野岳美

ユーフォニアムを独学ですることはできるのか?

コロナ禍の影響で自宅での時間が増えてきたこの生活にも少し慣れてきた頃ではないでしょうか。そんな中、昔吹いていた楽器を引っ張り出して練習再開されている方も多いと聞きます。新しい趣味としてユーフォニアムを始めたいという方もいらっしゃいます。なのでここでは独学で練習するということにスポットを当てて考えてみましょう。

目標がないとユーフォニアムの練習を続けるのは難しい

まあ何事もそうですね。目標設定することが上達への近道です。ただ漠然と楽器吹いていても練習としては効果が薄いです。なので近いところで目標を立ててクリアしていくという手順を踏みましょう。最初は音が出せるようになりたいでも構いませんよ。

まずは吹きたい曲を選んでみよう

せっかくユーフォニアムを吹くのなら曲を演奏したいですよね。ここでは独学でといっているのでソロ曲になるかと思います。今ではユーフォニアム用にヘ音記号でメロディがたくさん書かれた譜面も数多く出版されています。ヘ音記号ならみなさん読めると思うので、トロンボーン 、チェロ、ファゴットの譜面なんかでも問題なく演奏可能です。ト音記号でinB♭の譜面読める方はトランペットやクラリネットの譜面使っても問題なく演奏できるでしょう。

曲が決まったら早速吹いてみましょう。難しくて出来ないところが出てきたらそのフレーズだけ練習するのではなく、そのフレーズができるようになる基礎練習を追加していきましょう。

基礎練習ってつまらない?

先ほどの曲で例えば真ん中のFから上のDまでスラーがかかっていて上手くつながらなかっとしましょう。ここだけ練習しても上手くいかないですよね。だとしたら普段からどんな練習しておいた方が良いかもうお分かりでしょう。この場合ならリップスラーや跳躍の練習を普段からしておかないと曲のメロディーを綺麗に演奏するのが難しくなってしまいます。

こう考えると基礎練習って退屈だなとかつまらないなと思うこともなくなっていきませんか?そうは言っても基礎練習は反復練習でしかないので、フレーズ的には退屈になってしまうこともあります。そんな時はパズル感覚でクリアできるかどうか挑戦してみるとなかなか燃えてきますよ。クリアの基準を下げてしまうのもOK!何せ独学ですから、自分さえよければなんの問題もないんです。

独学で練習するメリットとデメリットとは?

ご自分のご自分によるご自分のための音楽ですから何をどう演奏しようと問題ないですね。でも何事にもメリットとデメリットが存在するので少し考えてみましょう。

自由であることが最大のメリット

「自由」もうただ一言これに尽きるのではないでしょうか。「この練習をしなくてはいけない」とか、「この曲を仕上げなければいけない」なんて考えが一切ない。先生に練習しろとも言われる訳でもなく、ご自分の好きな時に好きなように演奏する。それでもただ好き勝手に演奏していても面白くないのでご自身なりに練習して上手くなろうとする。間違った練習さえしなければちゃんと前進します。

やっぱり上手くいかないデメリット

上達というのはなかなか目に見えるものでもないので、自分のやっていることが正しいかどうかの判断がしづらいというのが独学のデメリットです。評価基準というものがご自身でしかないので試行錯誤の連続になります。試行錯誤すること自体は決して悪いことではありませんが、時間がかかってしまうのは否めません。

独学で行き詰まったらプロに教えてもらおう

ご自身で判断が出来なくなったり、どうしても上手く出来ないことって必ず出てきます。そんな時はやはり教えてもらえるという選択肢があるだけでも安心できますよね。

レッスンで習うのは難しいのか?

レッスンのイメージって、小さな子供が怒られながらピアノのレッスン受けてるようなイメージありませんか?ドラマや漫画で出てきそうなあのシチュエーション。中には小さい頃ピアノ習っていてすごく怒られた思い出しかない方もいらっしゃるでしょう。これってきっと子供だったからなんですよね。

よっぽど自発的に習っていない限りはやはり親御さんの影響でレッスン受けさせられている。なので子供としては遊びたいけど、レッスン受け持った先生はお子さん預かっている以上ちゃんと練習させないといけない。きっとこんな状況だったんではないかなと思う訳です。今はどうでしょう?ご自身で練習していてどうしても上手くいかない。独学では限界を感じていてレッスン受けようと思ったら、子供の頃とは状況全く違いますよね。先生も同じです。やりたいことが明確な大人の方に対して、放っておいたら走り出しちゃう子供と同じことなんて絶対にしませんよね。

レッスンって怖いな、難しいなという感覚は一度捨ててみましょう。

「EYS音楽教室」をおすすめする理由

EYS音楽教室では現役で現場に立っている講師から、現場は引退したけど圧倒的な経験値を持って指導に当たる講師など様々な講師が在籍しています。一般的なレッスンは一人の先生について教えてもらいますが、EYS音楽教室ではレッスンごとに先生を選ぶことが出来ます。さらに他の楽器までレッスンの受講が可能。

ユーフォニアムのコースがある教室も数多くありませんが、複数の講師が在籍しているのもEYS音楽教室ならでは。さらにユーフォニアム奏者にありがちな、急にトロンボーン吹かなければいけなくなったみたいな状況でも安心。スライド分からないからトロンボーンのレッスン受けたいと思ったら受講できます。実はフルートに憧れてて吹いてみたい、歌が好きだからボイトレも受けたい。こんな希望も同じレッスン費用で出来てしまうんです。

やりたいことを実現するためのレッスンですから、やりたいことができる環境というのは非常に大事です。

最後に

独学で練習する上でのいろいろを考察してみました。毎週のようにレッスンに通うなんてことは難しいですが、定期的にご自身のやっていることが間違った方向に向いていないかの確認をするだけでもレッスンの意味って大きいです。個人練習とレッスンを上手く使い分けて楽しいユーフォニアム生活を送ってくださいね。

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