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DEC,2017
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【初心者ギタリスト向け】初めての音楽スタジオ、何ができるの?使い方は?

編集スタッフ :グッドラック・ナギ

バンド活動をする上で、ほとんどの方が利用することになるのが練習・リハーサルスタジオです。一般的な日本の家庭事情では自宅に本格的な個人練習・バンド演奏のできる環境を持つのは難しいので、レンタルスタジオを利用することになるでしょう。

バンドマンであれば当たり前に使用しているスタジオですが、初心者の方は右も左もわからないものです。そこで、ここでは初心者ギタリストの方向けに、スタジオの利用の仕方をレクチャー。スタジオはギターに限らずベースやドラムのプレイヤーも使用しますが、今回はギタリスト視点でご紹介します。

どんなスタジオを選べばいいの?どこでも同じ?

一口に音楽スタジオと言っても、さまざまな種類があります。当然用途も異なっていますので、まずはスタジオの種類を頭に入れておきましょう。

練習・リハーサルスタジオ

音楽スタジオ レンタル


バンドマンにとってもっとも身近なのが練習・リハーサルスタジオです。バンドシーンで一般的に「スタジオ」といえばここを指します。

その名の通り、バンドの練習やリハーサルに利用するためのスタジオです。ドラムセットやギター・ベースアンプ、PA器機などが一通り揃っていますので、楽器を持ち込めばすぐに演奏ができます。

楽器店に併設されていることも多く、もっとも利用しやすいスタジオでしょう。

レコーディングスタジオ

貸しスタジオ


こちらはその名の通り、音源をレコーディングすることに特化したスタジオです。演奏に必要な機材にプラスして、楽器用マイクやレコーディング器機などの設備が揃えられています。レコーディングエンジニアやオペレーターが常駐しているところも少なくありません。

練習にも利用できないわけではありませんが、設備が整っている分、レンタル料金は割高です。

多目的スタジオ

スタジオ 使用


バンド練習だけでなく、ダンスや演劇の練習やリハーサルでも使用される、文字通り多目的スタジオです。一般的な練習・リハーサルスタジオと比較すると広いところが多く、のびのびと練習できるでしょう。

ただ、音楽専門スタジオのように、ドラムセットやアンプなどの機材は持ち込みになります。スタジオによっては、PA機材まで一式を持ち込み、セッティングをしなければなりませんので、初心者にはおすすめできません。

スタジオには何を持っていけばいい?

続いては、ギタリストがスタジオ練習に持っていくものをチェックしましょう。

ギター

言うまでもなくギタリストであればギターは必須です。スタジオによっては楽器のレンタルも行っていますが、よほどの事情がない限りは自分のものを持ち込みましょう。

シールド・チューナー・エフェクター

エレキギターとアンプを接続するシールド、そしてチューナー、必要であればエフェクターもしっかり用意しましょう。一般的なリハーサルスタジオを利用する場合、シールドの長さは3m以上のものがおすすめです。スムーズに練習できるように、チューナーやエフェクターの電池チェックは事前にやっておきましょう。

ギタースタンド

案外見落としてしまいがちなのが、ギタースタンドです。機材のセッティングや休憩する時にもギタースタンドは欠かせません。スタンドが準備されてるスタジオもありますが、全てではありません。また、人数分揃っているとも限らないので、自前のものがあれば持参するのもよいでしょう。

壁や床にギターを立てかけているギタリストをよく見かけますが、これは絶対にNGです。倒れてしまうと、最悪の場合ネック折れといった深刻なトラブルの原因になります。必ずギタースタンドを用意するようにしましょう。

弦・ピックなどの消耗品

練習中に弦が切れてしまったり、ピックが割れることもあります。そんな時に備えて、消耗品は予備を用意しておくと時間を無駄にすることなく練習できるでしょう。

スタジオの定番アンプRoland JC-120を使いこなそう!

ギター初心者の方の場合、いきなりスタジオ練習やライブに対応できるマイアンプを購入することはあまりないでしょう。なので、ほとんどの方がスタジオに備え付けのアンプを使用することになるかと思います。

初めてのアンプの場合、使い方がわからず、困ってしまうものです。そこで、定番アンプRoland JC-120の使い方をチェックしておきましょう。

Roland JC-120の使い方

Roland JC-120はスタジオやライブハウスの超定番アンプです。ギタリストであれば、誰もが一度は使うことになると言っても過言ではないほどの名機です。

このアンプは独立2ch構成になっていますが、一般的なギターの場合は正面から見て右側にある「チャンネル2」を使用します。

シールドを差し込むインプットジャックには「high」と「low」があります。これは、入力信号の大きさによって使い分けるためのものです。どちらに繋いでも音は出ますが、バランスの良い音を求めるのであれば、特殊な高出力ピックアップを使用している場合を除いて、ギターから直結の場合は「high」を、エフェクターを使用する場合は「low」を使用しましょう。

ギターを接続できれば、あとはボリュームノブがゼロになっているのを確認してスイッチを入れましょう。そして、ボリュームを上げれば音が出せる状態になります。

続いてはイコライザーを調整して、好みのサウンドに調整しましょう。基本的にギターアンプの調整はフラットな状態から必要な部分を足し引きして音を作ります。ですが、JCのフラットポジションには所説あり、正確なところがわかっていません。なので、初心者の方はイコライザーのツマミをすべて5にして、そこから好みの音が出るポジションを探すのがおすすめです。

スタジオ攻略がギター上達のカギとなる!

ギターは家でも練習できるから…そう考えている方も多いかもしれません。最近では自宅でリアルなアンプサウンドを再現できる高性能な小型アンプなども登場しています。しかし、大音量でなければフィードバックのコントロールなどは身につきません。

何よりも、ライブに近い環境での演奏に慣れることがギタリストとしてのレベルアップには欠かせないのです。なので、バンド練習のみでなく、個人練習でも積極的にスタジオを利用しましょう。

利用方法などはスタジオによって違いがありますが、わからないことはスタッフに聞けば教えてくれるはずです。誰だって最初は初心者ですから恥ずかしがることはありません。

上手にスタジオを利用して、あなたもワンランク上のギタリストを目指しましょう!

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MUSIC LESSON LAB
編集スタッフ
音楽と猫とプロレスをこよなく愛する恐妻家系ライター。最近の悩みは抜け毛と優秀なレスラーの海外流出。特技は美味しい唐揚げ作り。今後の目標は極上のチャーシュー作り。座右の銘は「人生はギャグだ!フィクションだ!」by町田康。