28
FEB,2020
FEB,2020

音痴にも種類がある?その理由とパターン別に克服方法をご紹介

投稿者 :ミュージックレッスンラボ編集部

「音痴」=「音程が外れる」だけだと思っていませんか?

「音痴」と言えば、「伴奏と歌の音程があっていない」「全然違う音で歌っている」など、単純に音程が外れているだけと思われがちですが、音痴になる理由と実は種類があるのです。それぞれパターンをご説明しましょう。

「音痴」には先天性と後天性の2種類がある

「音痴」は、実は一パターンのみではありません。主には、先天性のものと後天性のものがあり、恐らく「音痴」といわれる人の8割くらいは、後天性のものである可能性が高いです。これは「運動性音痴」と言い、この「音痴」の人は、「自分の音程が外れているのがわかっている」といわれています。「音の高さが連続的に変化するパターンを組み立てる運動統合中枢に支障がある」故に、歌うと調子はずれになるのです。

それと対局にあるものが、先天性の音痴で「感覚性音痴」といわれているもので、この音痴の方は、音楽そのものを認知したり理解することに障害があり、音の高さやリズムを感じることが不可能といわれています。そういう意味では、少し深刻で、正しい音を認識し、同じように発声することや、そもそもどんな音を出したのかさえ理解出来ません。

先天的なこの「音痴」の方の中には、自分が「音痴」と気づいていない人もいるのです。

この他にも、少し単純なパターンではありますが、名称と言うより、状態として、以下の場合なども考えられます。

例えば、「正しい歌い方を知らないゆえに起こる音痴」。つまり、ちゃんとした発声法を訓練せずに、何でも地声で歌ってしまう場合ですが、当然のことながら、地声で出す限度が来ると、声が裏返ったり、出なくなったり、地声で出る音で歌い続けたりします。それゆえ、棒歌いになり、音程がなくなるパターンですね。

同じようなことですが、選曲ミスをしてしまっている場合。これも、自分の声域を知らないことで起こる「音痴」のパターンと言えます。

それなら、ちゃんと歌ったり、合った曲を選べばよいと言うことですが、そもそも、どの調が自分に合っているか、わからないのも「音痴」の特徴と言えるでしょう。やはり、少し訓練が必要となるのではないでしょうか。

「~音痴」という言い方の意味は?

「音痴」と言う言葉の意味には、「特定の感覚が鈍いこと」と言うものがあります。音楽に限らず使う言葉なのです。

良くいわれるのは「スポーツ音痴」。言わずと知れた、運動神経が鈍い人のことを言います。他にも、「味音痴」「色音痴」など、日常でも使っている言葉があるのではないでしょうか?

また、恐らく一番日常でも使われる「音痴」と言う言葉の中に、「方向音痴」があります。

文字通り、東西南北が良く理解できていない、一度通った道なのに解らなくなるなどがそのパターンですが、どこか声においての「音痴」と似ていますね。

この場合も、自分の立ち位置の感覚が鈍いといわれています。「感性音痴」と同じで、方向の感覚を脳が認識しないと言うことです。しかし、どの「音痴」も、後天的であれ、先天的であれ、原因も良くわかりません。しかし、克服できる可能性はあるのです。

先天性と後天性で「音痴」になる理由は異なる

「音痴」になるのにも、理由はあります。後天性の「運動性音痴」などは、意外とはっきりしている理由もあります。

例えば、滑舌が良くない、大きな声で歌っていて、伴奏を聴いていない。地声だけで歌っているなど、主には具体的な要素から音痴になっているのです。

先天性の「感覚性音痴」の場合は、もう少し複雑で、例えば、幼少期に音楽とかかわる時間が極端に少なかった、或いは、両親が聴覚障害などがあり、「音」というものに触れなかったなど、環境からの要素の場合は、単純に「脳の音を認識する感覚」が成長していないと思われます。根気がいる作業ですが、「絶対音感」を付ける訓練をすることで、克服する可能性があります。「ドレミファソラシド」を覚えていくのです。

また、選曲ミスにより自分は音痴だと思い込んでしまっている人もいます。好きな歌を歌いたいという気持ちは大切ですが、声に合っているかどうかを見極めることも「音痴」克服に繋がることですね。

「音痴」の克服方法を種類別にご紹介

「音痴」にも、種類があることがわかりました。さて、実際に「音痴」を克服する方法をご紹介していきます。あなたのお悩みを解決する糸口が見つかるかもしれません。

①「音感」を育てるために伴奏の音を良く聴こう

これは、全ての「音痴」に言えることかもしれませんが、先ず、正しい「音感」を身に着けましょう。やはり自分がどの音を歌っているのか、理解することが大切です。

しかし、「感覚性音痴」のように、そもそも音感が育っていない人もいます。そこは根気よく音感を育てる訓練が必要です。何度も「ドレミファソラシド」を歌っていく、あるいは和声を聴くなど、耳の訓練をしましょう。

また、「音痴」の方は意外と大きな声で歌う人が多いです。音程が気になるため、自分の声を聴こうとしているのかもしれませんが、そのため、肝心の伴奏が聴こえず音を外すことがあります。そして、声を張り上げるように歌うのも特徴です。曲にはサビがありますから、どうしても高い音を高い声で歌いたくなりますが、一オクターブ下げて、低い音を小さい声で歌ってみましょう。伴奏が良く聴こえてくるはずです。「運動性音痴」の方は、元々音感はあるわけですから、正しい音楽を聴きながら歌っていく癖を付ければ音程が正しくなってきます。

②自分の音域に合う曲を歌おう

「自分の音痴にあった曲」と言うのは、「好きな曲」とは違います。

もちろん、好きな歌を楽しく歌いたいという気持ちはわかりますが、「音痴」を克服するには、先ずは、自分の声の音域に注目しましょう。

ここでも種類別にお話しますが、「運動性音痴」の方は、何度も言うように、音感はあるのです。しかし、声を出してみると音程が外れているのは、おそらく声が大きすぎたり、地声だけで歌っているのではないでしょうか?それでは、伴奏の和声に声を合わせることが出来ません。また、喉を使って歌ってしまうと、余計に音程は外れていきます。

声は、呼吸法でもあります。腹式呼吸を身に着け、余計な力を抜いて声を出してみましょう。

「感覚性音痴」の方は、音感を成長させることが先ず必要ですが、音楽を聴いて楽しむことはできるのですから、先ず、曲を良く聴くことです。そうすることで、脳が音感を学習していき、少なくとも、メロディーは聴こえるようになっていきます。

悩んでいる人は、元々音楽が好きで、歌うことが好きな人なのです。楽しみながら訓練していきましょう。そして、音感がついてきたら、「ドレミファソラシド」を歌ってみて、どこまでが楽に歌えるかを試してみるのです。その下から上までの音階が、自分が無理なく出せる音域と言うことなのです。

③身体を使って「リズム音痴」も克服しやすくなる

音楽ならば、やっぱり踊って歌ってみたいもの。しかし、歌が外れていると、リズムもなんだか変・・・やはり音痴は連鎖するのでしょうか?

音感は音を感じることですから、少なからずリズムにも影響します。声を出すだけなら曲にはなりません。歌の調子に合わせてリズムは起こるのです。それ故、「音痴」と「リズム音痴」は連鎖するのですが、「リズム音痴」も克服することはできます。

これは、単純に運動神経の問題もあります。例えば、手拍子をしても、裏拍などが良くわからない人がいますよね。そういう人は、おそらくスキップも苦手かもしれません。

例えば、息をしてから手を打つなど、実際に身体を使ってリズムを覚えていくことは効果的です。リトミックなどの手法を使って、身体に「拍」をなじませていくのです。

そうすることで、案外「音痴」も改善することもあるかもしれません。片足でぴょんぴょん飛んで、陣地を拡げるゲームを覚えていますか?「けん、けん、ぱー」と言いながら飛びましたよね?そんな風に、声とリズムと一緒に覚えさせていくのも方法です。

本格的に「音痴」を克服したい。そんなときはEYS音楽教室へ!

自分の歌ばかりは、なかなか自分では聴けないし、録音を聴いても音が外れているのはわかるけど、どうしたら改善するのか、さっぱりわからない。そういう時は、迷わずEYS音楽教室へ!プロによる本格的な指導で、きっと解決の糸口が見つかります。

EYS音楽教室で専門家による丁寧なボーカル指導を!

単純にヴォイストレーニングと言っても、「音痴」を矯正していくのに何が必要か、全くわからない時、先ずは「体験レッスン」をおススメします。

EYS音楽教室の「体験レッスン」は、ただお試しの時間では終わりません。ここが最初の一歩になるのです。

プロの講師と向き合って始めて、自分の「音痴」の種類がわかることもあるかもしれません。そして、わかったならそこが「始まり」。体験レッスンの講師が合えば、そのままレッスンを継続して「音痴」矯正のプログラムを組んでもらいましょう。確実な段階を踏んでいけるのがEYS音楽教室なのです。

自分にあったレッスンを組んで「音痴」を克服!

EYS音楽教室のメリットは、レッスンを自分用に「カスタマイズ」出来ること。例えば、最初はとにかく基礎からみっちりやりたいとなれば、「声楽/クラシックコース」で、呼吸法や発声法を身に着けられます。その後、もっと可能性を拡げたいと思えば、「ヴォーカル・コース」で色んなPOPミュージックを歌いながら、音楽を試してみることも可能です。レッスン中でも、他ジャンルへの変更が可能だからこそ、自分流のレッスンが組めるのですね。愉しみながら、確実にステップを踏んで成長して行けるのです。

さらに、今なら初回限定で入会金50%OFFになるキャンペーンを実施しています。よりお得にプロの指導を受けられるチャンスです。無料体験レッスンも実施していますので、お気軽にご参加ください。

\まずはお気軽にどうぞ/

最後に

歌うことが大好きなのに、コンプレックスが邪魔をするなんてもったいない!「音痴」だから、と言って、持っている才能を閉じ込めないでください。だって、声自体に問題はないんですから。正しい方向に導いてくれるのが、EYSの講師陣。胸を借りて、「音痴」を克服しましょう!きっと楽しい未来が待っています!

▼ヴォーカル、声楽、話し方に関するEYS音楽教室の無料体験レッスンのレポート
・プロに習う大人のボーカル教室。ライターが無料体験レッスンに行ってみた。
・歌が苦手なライターが声楽レッスンに挑戦!現役プロ声楽家の指導を受けられるEYSの体験レッスン!
・音痴なライターは体験レッスンでどうかわる?EYS音楽教室の音痴矯正コースに行ってきました!
・声に関する悩みを解決!EYS音楽教室の話し方改善コースの体験レッスンを受けてきました!

この記事をシェアしよう!
MUSIC LESSON LAB
投稿者
音楽や楽器の練習・上達方法について編集部員がご紹介いたします。