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【トロンボーン の楽譜の読み方基本講座】音符の種類からヘ音記号の読み方を現役講師が解説

トロンボーンの楽譜を読むためにヘ音記号に慣れよう!

みなさんヘ音記号って読めますか?ピアノをやっていたから読めるという方もいらっしゃるでしょう。それでも音楽の授業で慣れ親しんだト音記号ならなんとか読めるという方がほとんどではないでしょうか。

トロンボーンを含む中低音楽器(ユーフォニアム、チューバ)を始めた方が楽器の練習意外で超えなければいけない壁が「ヘ音記号の譜面を読む」ことです。譜面は音を紙面に残す唯一の手法なのでこれを読めるようにするのは必須です。ヘ音記号苦手な方も、そもそも譜面読めないよいう方も一緒に読めるようにしていきましょう!

五線譜って何?

そもそも五線譜とはなんでしょうか。

五線譜[staff]

音の高さを表すために使われる5本の平行な横の線が書かれた譜。またはそれに音符休符各種記号書かれている譜の総称

出展:音楽用語辞典

とあります。簡単に言うと、五本の線が引かれていて、そこに音の高さと長さが書いてありますよと言うことですね。「この高さの音をこれくらいの長さで演奏してね。休符はこの長さ音を出さないでね。」という指示が書いてあるんですね。なので譜面見たときに音の高さと長さが理解できれば譜面読めるということです

ヘ音記号の読み方

ヘ音ってなんだよ?と思う方たくさんいらっしゃいます。これ中学の音楽の授業思い出してください。ドレミファソラシドという音の名前はみなさんご存知ですね。それと一緒に「イロハニホヘト」で音を読まされたことありませんでしたか?そう、これはドレミ〜を日本語の仮名に当てはめた読み方なんです。ドレミ〜の「ド」はイロハ〜の「ハ」に当たります。話を戻してヘ音記号の「へ」音とはドレミ〜で言うところの「ファ」になります。なのでヘ音記号とは「ファの音を示している記号」と言うことになります。じゃあどこが「ファ」なの?となりますね。ヘ音記号の右側に「:」があります。この「:」で挟まれた線が「ファ」です。

この「ファ」の音をアルファベットで表記すると「F」となって、ヘ音記号自体は「F」の形を図案化したもです。面白いですね。

音符の種類と楽譜の読み方

音符には種類があります。誰しも一度は音楽の授業でやっているはずですが普段から目にするものではないので忘れてますよね。改めて学んでいきましょう。

ここで大事な注意事項を書きます。

この注意事項を読んで意味のわからない方は全く問題ないので気にしないでください。ドレミ〜の隣にアルファベットも一緒に記載してあるだけですので読み進めてください。

すでに楽器を演奏されていてB♭を「ド」と読まれている方は注意が必要です。この読み方をしている人たちはアルファベットだけ意識してください。ドレミ〜の記載はinCで記載してあります。

音の高さを読めるようにしよう

譜面は「高さ」と「長さ」です。まずはこの音の高さを読めるようにしていきましょう。

みなさんト音記号の「ド(C)」の位置は覚えていませんか?

これならわかる人はたくさんいらっしゃるでしょう。知らない人は今覚えてください。ここが「ド(C)」です。実はヘ音記号になってもこの音は「ド(C)」なんですね。どういうことかと言うと、

この音符はト音記号から見てもヘ音記号から見ても同じ高さの「ド(C)」の音なんですね。これがわかったらヘ音記号だけで見てみましょう。

そうです。これが「ド(C)」の音です。

それではこの音符の線対称をみてみます。

なんとなく覚えやすそうなビジュアルですね。この音はがトロンボーンの最低音「ミ(E)」になります。

ヘ音記号の説明でこの音が「ファ(F)」と言いました。

この音と一緒に「シ(B)」も覚えましょう。そう、この音に♭が付けばトロンボーン的にはお馴染み「シ♭(B♭)」です。

「シ♭(B♭)」、「ファ(F)」がわかったら1オクターブ上の「シ♭(B♭)」も覚えます。

ここまで覚えたら他の音は近いところから数えてください。

音の長さが分かるようにしよう

音符には長さがあります。これは1小節が4拍だという前提で日本語を考えれば意味がわかってきます。

  • 全音符
  • 2分音符
  • 4分音符
  • 8分音符
  • 16分音符

全音符は全部伸ばす。この小節内全部音を伸ばします。拍数で言うと4拍ですね。2分音符は2つに分けると言っていますので、2拍伸ばす。4分音符は4つに分けます。と言うことは1拍ですね。あとは全て同じです。8分音符は8つに、16分音符は16つに分けた長さを伸ばします。言い方を変えれば8分音符2つで1拍。16分音符4つで1拍ですね。

休符もこの考え方です。記号の形を覚えましょう。

これらの音符に「・(付点)」がついたらその音符の半分の長さを足します。2分音符に付点がついたら2拍+1拍で3拍のばすことになります。

フラットとシャープは見落とし注意!

これらが沢山ついていると読みにくいですが避けては通れないフラットとシャープ。どっちがどっちだっけ?という方も多いですね。整理していきましょう。

フラットとは

記号は「♭」で、音符の隣にかかれるか、ヘ音記号の隣にまとめて書かれます。意味は「半音下げて」です。この記号のかかれる場所で効力が変わります。ヘ音記号の隣に書かれている場合(調号と言います)は、特別な指示がない限りずっと有効となります。厳密には次の転調まで有効です。ヘ音記号の隣に「シ(B)」の線に♭が書いてあったら出てくる「シ(B)」は全て「シ♭(B♭)」となります。

書かれている音符の隣に書いてある場合は臨時記号と言って、その小節内有効です。なので次の小節ではもとに戻しましょう。

シャープとは

記号は「#」で「半音上げて」という意味です。調号として書かれている場合はずっと有効、音符に直接書かれていたらその小節内有効と効力は♭と同じです。

これらの効力内で音を戻したい時は「♮(ナチュラル)」と言う記号が用いられます。

トロンボーンの楽譜で固定ドと移動ドはどう読む?

先の注意事項が「なんのこと?ドはドでしょ?」と思った方はそのままで全く問題ありません。特にピアノやってた方なんかはこれ以外で読むことできないと思います。ただ、「ドの位置が変わる」読み方もあるので簡単に説明ておきます。

この読み方の差に優劣はありません。ご自身の環境や部活の先生や先輩といった最初に楽器を持って読み方を教わった人によるので、自分と読み方の違う人もいるんだなという感覚で知っておいてくださいね。

「B♭」をシ♭と読むなら固定ド

トロンボーンはB♭管です。B♭の音が基準音になりますね。ピアノ的にはこの音は「シ♭」です。さっきも書きましたが、ピアノ習ったことのある人はト音記号でもヘ音記号でも「ド」は「ド」なので、B♭は「シ♭」以外あり得ませんね。このような読み方を「固定ド」と言います。

「B♭」をドと読むなら移動ド

小学校の金管バンドや中学の部活で初めて音楽に触れて、最初に持った楽器がトロンボーンの場合この読み方で習うことがあります。管楽器の場合、それぞれの楽器によって主音が違います。フルート、クラリネット、アルトサックス、ホルンの人たちに「ド」の音吹いてと言ったら全員違う音が出てきます。これらの楽器の人はそれぞれの譜面「ド」の音が楽器に合わせて書いてあります。ト音記号の「ド」の音です。これがフルートならC、クラリネットはB♭、アルトサックスだとE♭でホルンだとFと。譜面が楽器に合わせてあると言っても良いですね。これに習ってトロンボーンも読み方を変えてしまおうと言うのがこの読み方です。「移動ド」と言いますが、トロンボーン はB♭管なのでクラリネットやトランペットと同じ「シ♭(B♭)」が基準の音となります。でも譜面はヘ音記号で、トランペットのように書き換えてくれていないんですね。ここが混乱する要因でもあります。でも同じB♭管なのでB♭の音を「ド」と読みましょうという楽器に合わせて譜面の読み方を変えようという手法ですね。

楽譜の読み方もプロに教わった方が分かりやすい

固定ドと移動ドなんてよくわからない難しい話になってしまいましたね。でもこのような違いもあるということを知っておくのも必要なことです。

トロンボーンのレッスンを受けるのもおすすめ!

譜面の読み方一つでも相談に乗ってもらえる人が身近にいるって安心ですね。今この記事を読まれているほとんどの方が楽器を始めて間もない初心者の方だと思います。始めたばかりの頃に正しい演奏方法を身に付けることは非常に大事です。独学で学ぼうとすればできないこともありませんが、間違った練習を続けて変な癖をつける前に最初の基本的なことだけでも正しい技術と知識を教わることをおすすめします。

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最後に

トロンボーンから見たヘ音記号の読み方を解説してきました。どこか一箇所でも覚えればあとはゆっくり数えていきましょう。絶対に何の音なのかわかります。最初はゆっくりでも慣れてきます。ドレミファソラシドの繰り返しでしかないので。譜面読めればもっと沢山の曲たちと出会って演奏することができるので、苦手意識を振り払ってトロンボーンライフを楽しんでください!