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バイオリンでファイナルファンタジーのメインテーマを演奏|弾き方・ポイントを現役音楽講師が解説!

言わずと知れたゲーム界の王道かつ最高峰のゲーム。ファイナルファンタジー。先日、FF7のリメイク版が発売され、購入された方も多いのではないでしょうか?

ゲームを始めると最初に必ず流れるこの「メインテーマ」。実はこの曲ヴァイオリン初心者の方にはぴったりな、様々なテクニックが簡単に学べる曲となっております。

ヴァイオリン歴21年、何人もの生徒さん教えてきたゲーム音楽好きのeys音楽教室ヴァイオリン講師「高尾 瞬」がこの曲の弾き方を解説していきます。

 

ファイナルファンタジー「メインテーマ」の魅力

ファイナルファンタジーの音楽と言えば、天才作曲家「植松伸夫」さん。この方の作曲で雄大で広々としたファイナルファンタジーの世界観が見事に表現されています。

代表曲であるこのメインテーマも壮大なストーリーの始まりを感じさせる、聴き手をワクワクさせる曲となっており、30年以上このメロディーの形を変えず、ファイナルファンタジーのメインテーマとしてみんなに愛され続けています。

音楽を聴いただけで沢山の思い出が蘇ってくるという方は多いのではないでしょうか。そんな思い出の曲をヴァイオリンで弾けるようになれれば、最高な気分になれる方は多いかと思います。

ということで、初心者の方にもヴァイオリンですぐこの「メインテーマ」を弾けるように、詳しく解説をしていきたいと思います。

【動画で確認!】ファイナルファンタジーの弾き方を解説

楽譜の読み方(指番号)

ff 「メインテーマ」楽譜

ヴァイオリンをいざ弾こう!と思って楽譜を見ても何をどうしたら、曲が弾けるようになるのかが、そもそも理解できないという方が多いと思います。そこで↓こんな表を作りました。

これはどの指を押さえると何の音が出てくるのかが一発で理解できる、レッスンでは皆さんにお渡している表です。押さえる指を数字を使った番号で示しているのですが、この表さえ理解出来れば指をスラスラ動かすことができるようになります。

上の動画でも解説していますが、念のため数字のことに触れていくと

「0」…何も押さえない

「1」…人差し指を押さえる

「2」…中指を押さえる

「3」…薬指を押さえる

「4」…小指を押さえる

となっております。同じ数字が何個もあるのはなぜなのか。そんな疑問を持つかと思います。実はこれは、ヴァイオリンの4本の弦に関係しています。

楽譜の読み方(弦)

4本の細い弦が、左から右にかけてだんだん高い音に変わっていきます。↓このように色分けをしていくと分かりやすいと思います。

左の弦から「緑」「赤」「黄」「青」で対応している音が変わってきます。つまり、同じ数字が沢山あるのは、音それぞれに対応している弦が変化しているから、ということになります。

弾き方のポイントを解説

今回の曲の楽譜で、指番号と色分けをしていくと↓このようになります。

ff「メインテーマ」楽譜(色分け、指番号あり)

パッと見よく分からないと思うので、一つずつ解説していくと、最初の音「赤色」+「2」と書いてあるのは、今回の左から「緑」「赤」「黄」「青」と並んでいる弦の、左から2番目の弦で中指を押さえると、曲の最初の「ファ」の音が出すことができます。

続いての音は「黄色」+「1」なので、左から3番目の弦で人差し指を押さえると「シ♭」

続いて「黄色」+「2」なので、左から3番目の弦で中指を押さえると「ド」

最後に「赤色」+「2」の、これは最初で左から2番目の弦で人差し指を押さえると、同じ音の「ファ」の音が出ます。

ヴァイオリンがスラスラ弾ける脳に生まれ変わるには、このイメージを頭に入れることが必要になってきます!動画の後半で楽譜を出しながら実際に曲を弾いていますので、一緒に弾いてみるとイメージする力がつくかと思います。

初心者から中級者になるために…

ここまでは超初心者向けの解説をしていきましたが、初心者から脱却したい!という方にもこの曲はオススメしております。

理由は、まずこの曲には「スラー」と「音量の変化」という大きく分けて2つの課題があります。どちらも右手に意識を向けなければ出来ない技術です。

私の考えですと、中級者が初心者と大きく違う点というのは、左手がしっかりと動きつつも「右手にも意識を向けられる」というものだと思います。

「左手は職人、右手は芸術家」というギタリストのホセ・ルイ・ゴンザレスの言葉があるように、ヴァイオリンも右手がうまく使えないと演奏レベルは初心者のままです。右手をいかにうまく使うかで、あなたの演奏レベルが決まります。

ではどうすれば「音量」と「スラー」という右手の技術を曲の中で使うことが出来るのか、ここからは中級者になりたい方向けの解説をしていきます。

スラーの弾き方

例「スラー」

スラーという技術は、身につけると「音をなめらかに弾く」ことができるようになります。音を繋げてなめらかに弾くことが出来れば、曲の世界観が広がり、深みのある演奏をすることが出来ます。ファイナルファンタジーの曲には全体的に、この「スラー」がとても多く使われており、世界観の広さを見事に表現しております。

「スラー」の記号としては上の表のように、音と音の間に弧を描いて繋いだものになります。

実際の弾き方を簡単に解説すると、繋がれた音と音を1回の弓で両方弾くとなります。

例えば、上の表を『スラー無し』で弾いてみると、弓の動かし方は[ファ][シ][ド][ファ]と一音一音で弓を分けて使うことになっていきますが、

『スラー有り』で弾いてみると弓は[ファ シ][ド ファ]といったように、1回の弓の量で2つの音を分けずに鳴らす。ということになります。

この程度の違いでしかないのですが、曲に与える影響は絶大です。音を1つ1つ繋げて弾くだけで、一音一音のエネルギーが分散せず均等に、エネルギーが保ったまま曲が進んでいくので、「スラー」の技術さえ身につければ聴き手の集中力を切らさせない人に聴かせても恥ずかしくない演奏をすることが簡単に可能になります。

この「スラー」をマスターすれば中級者になれる条件は1つクリアしますが、場合によってはスラーで繋がれた音が2つにも3つにも4つにも増えていきますので、その場その場での対応力が必要になってきます。

音量を変化させる方法

みなさんは普段、音楽を聴く際に音量の変化については、どれだけ気にしていますでしょうか?

大きい音も小さい音もない音量の変化が全く無い世界というのは、メリハリというものが存在しません。このメリハリこそが音楽に緩急をつけ、聴き手の心を刺激する要因になります。なのでずっと小さい音で演奏しなければいけない曲のようなものは一応ありますが、よっぽどのプロの演奏でなければ、聴き手の集中力を切らしてしまう演奏になってしまいます。

つまり演奏をする際には音量にも変化をつけていかないと、表現力の乏しい演奏のままになってしまいます。

では音量はどうやって変化させるのでしょうか?

これの答えは「脱力」です。

よくレッスンで「大きい音はどうやったら出せると思いますか?」と生徒さんに聞くことがありますが、大体の方が「力を入れる」と答えます。

しかし、ヴァイオリンに限らずどの楽器でも、力を入れると必ず汚い音が出ます。なので楽器を演奏する際に力を入れる行為は絶対にしません。

そんな汚い音にならずに大きい音を出す方法というのが「脱力」。この方法しかありません。

脱力は意識すれば出来るかと思いますが、いざヴァイオリンを弾くと途端に出来なくなる方は多いと思います。そこで脱力がちゃんと出来るかどうかのチェック方法を書きますので、チェックしてみてください。

 

脱力チェック方法

1.自分の肩と同じくらいの高さの、固定されているものに指をかける

2.力を抜く

3.指を離して腕を体に自然に戻す

以上です。

この時に腕に戻るスピードが「遅ければ」力が入っています。逆に「速ければ」脱力が出来ています。戻るスピードが遅い人は腕を重力に任せて下ろすのをためらっています。重力に身をまかせる。これが脱力の考え方です。

 

バイオリンを習うならEYS音楽教室がおすすめ!

ここまで色々と説明してきましたが、これらはなかなか独学で出来るものではありません。脱力もスラーもレッスンで先生から学んでようやく身につくものばかりです。なので、初心者からの脱却方法で一番早いのは、先生からレッスンを受けること。これに尽きると私は考えます。

私が実際にヴァイオリン講師をさせていただいているEYS音楽教室という教室では、質の高い先生方から様々な技術の指導を受けることができます。

レッスンは曲が自由に決められ、レッスン日時も自由がききます。さらに、楽器無料プレゼントといったプランまであり、ヴァイオリンなどの楽器を無料でプレゼントさせていただいております。

さらに、無料体験レッスンというのもしておりますので、ご興味ある方は下のリンクからぜひお申込みください!

そしてEYSは最先端のレッスン体系も作っていて、楽器無料プレゼントやレッスン日を自由に決められるプランもあります。最近ではオンラインレッスンも始めているので、かなり最先端な色んな刺激を浴びることが出来る教室となっていますので、ご興味ある方はぜひお申込みください。

体験レッスンのレポート記事はこちら:
未経験者がバイオリンレッスンを受けてみた!EYS音楽教室の無料体験レッスンはどんなもの?
ヴァイオリン初心者必読の記事はこちら:
【初心者必読】ヴァイオリンを始める前に押さえておきたい基本的な知識と練習方法【入門編】

最後に

この記事では初心者、中級者と分かりやすく説明するために分けてしまいましたが、初心者と中級者を分ける境目などはそもそも存在しません。我々音楽家が最も大事にしているのは、ヴァイオリンを勉強する本人が「どのレベルの演奏をしたいと望んでいるか」これに尽きると思います。

初心者のままで良いのなら、独学でやっても何の問題もありません。しかし「せっかくヴァイオリンを弾くのなら色んな曲が弾けるようになりたい、上手になりたい!」そう願うのであれば、変な癖をつけてしまう前に、先生に習い技術を一から学ぶ。この姿勢が大事です。

EYS音楽教室は今回取り上げたファイナルファンタジーのような、生徒さんの好みに合わせた曲を選び、その曲に必要な技術を習得させています。つまり、楽しく学んでいたらいつのまにかヴァイオリンが上達していた!という経験が出来る音楽教室となっておりますので、とても楽しいレッスンになるかと思います。中級者、上級者を目指している方、大歓迎ですので、ぜひお待ちしております。

以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。