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ウッドベース初心者におすすめの練習曲とは?ウォーキングベースで最初の基本をチェック!

ウォーキングベースってどんなベース?

「4ビートのウォーキングベース」この言葉だけでなんかジャズやってる感が満載です。実際このウォーキングベースとはなんでしょう?簡単に言えば言葉の通り「歩いているようなテンポや雰囲気」を持っているベースラインのことです。

とは言っても様々なテンポの曲で同じ手法が使われますし、定義としてはかなり曖昧です。ロックのような同じ音を刻むフレーズとは異なり、常に音がアルペジオや順次進行で動いているようなフレーズとなります。ルートだけ弾いていればなんとかなるフレーズではないので「難しそう」というイメージが付き纏いますが、ウォーキングベースの弾き方を順番にみていきましょう!

ウッドベース初心者はどんな曲を練習すべき?

実際にウォーキングベースを弾く上で弾きやすい曲と弾きにくい曲が存在します。やりづらいのはコードが変化しない曲。意外ですよね?コードの変化がない方が簡単なイメージあると思いますが、ウォーキングベースにおいては同じコードが続くと弾きにくいんです。

「4歩で目標まで歩く」というのをイメージしてください。歩幅を変えず普通に歩くイメージで、4歩で目標のポイントを踏みます。こんなイメージだと真っ直ぐ4歩ごとに点が打ってあれば簡単ですが、「1・2・3・4とどこに向かっても良いけれど、次の1は同じポイントに戻ってきてくださいね」ってなんか大変です。これがコード進行にも当てはまるので、ある程度次の行き先が変わる方が楽なんですね。

どんな曲が弾きやすいかとなると最初は二通りのパターンで練習をお勧めします。

練習におすすめの曲①:ブルース

ブルースはセッションでも気軽に演奏されているので最初に覚えてしまうと一生使えます。そして「コード進行に決まりがある」からお勧めなんです。ブルースとは曲名ではなく形式のことです。そして世の中にはこの形式に乗っ取った曲が数え切れないほどあるんです。「C-jam Blues」のようにブルースという単語が入っている曲から、「Now’s the time」「Straight No Chaser」のような曲まで同じブルース形式の曲です。なので12小節だけ進行を覚えてしまえばずっと弾ける曲とも言えます。

練習におすすめの曲②:度進行の曲

4度進行の曲と言ってもなんのことやらわからんって方は多いでしょう。これはコードが4度間隔(C→F→B♭)のように等間隔で作られている曲です。同じ間隔でポイントが打ってあるなら歩きやすいですよね。

代表曲は「枯葉」でしょう。4度進行だけで作られている曲は少ないかもしれませんが、4度進行の部分が存在しない曲も少ないんです。ほぼ全ての曲で使える4度進行のパターンを練習することでレパートリーが一気に広がります。

実践編:Fブルースに挑戦

まずはブルースのコード進行を使って練習していきましょう。キーはFです。このキーは必ずと言ってよいほどセッションで弾くので覚えてしまいましょう。

コードの確認

まずはコードの確認です。ここでコードというものがよくわからないという方は、<コードについて>書いてある記事がありますのでそちらから読んでいただくことをお勧めします。

出てくるコードは7thコード(F7やB♭7など)とマイナーの7th(Cm7やAm7)です。一個だけ◯が書いてあるコードがありますね(B○7)。これはdimの略記号です。

ルートだけ弾いてみよう

それでは4分音符でルートだけ弾いてみましょう。

これだけなら非常に簡単だと思います。各コードのルートが指板上のどこにあるのか意識しながら確認してください。

2ビートで弾いてみよう

一旦4ビートは忘れて2ビートで弾いてみます。1・3拍目だけ音を出しますが、ここでルールをつけます。1拍目はルート、3拍目はそのコードの5度を弾いてください。今回使う音域はハーフポジションから2ポジションの間に固定します。エレキベース的に言えば開放から5フレットまで。そうなるとルートの選択肢は二箇所あるものが多いですね。どちらを選んでもOKです。そのルートに対しての5度も二箇所、ルートに対して上下に存在します。

どちらを選んでも正解です。譜面は一つの例なので慣れたらご自身の弾ける音域の中で自由に選択してください。

ここで一つ注意しておかなければいけないのが6小節目のB○7。ディミニッシュコードなので5度は半音下の♭5になるので要注意!

5度に慣れたら今度はルートと3度でやってみます。メジャーコードとマイナーコードで位置関係が違うので注意してください。B○7で使う3度はマイナー3度です。

これも出来たら自由にルートと5度、ルートと3度を織り交ぜて弾いてみましょう。

コードトーンでウォーキングベース

ルートと5度、3度の関係がわかったら音数を増やしていきます。。まず7度は無視してルート、3度、5度の三つの音を使います。この音を使って4ビートを弾いてみましょう。最初は全て同じパターンで。ルート、3度、5度、3度という順番で弾いてみます。

どうです?これだけでも曲っぽくなりますね。実際はこの順番通りである必要はないので音を入れ替えて弾いてみてください。慣れたら7thの音も混ぜてみます。譜面は1拍目にルートを固定してありますが本来ここも自由です。

実践編:スタンダードジャズに挑戦!

次はスタンダードジャズの代表、「枯葉」を使ってウォーキングベースの練習をしていきます。ブルースのところではコードの構成音だけ使いましたが、もっと滑らかな音使いを目指していきましょう。

枯葉のコード進行を使ってコードの確認から

このコード進行は4度循環と呼ばれているものです。キーはGマイナー。最初の8小節弾ければ全部弾けるのでこの部分だけピックアップして解説していきましょう。

4スケールを使ってウォーキングベース

ブルースでやったコード構成音だけでも当然曲になりますが、ここではルートからルートまで真っ直ぐ繋ぐフレーズを作っていきます。最初のCmからF7、ドからファまで順番につないでいきましょう。

そうすると単純にドレミファとなりますがちょっと待って。これだと一個音が足りないんですね。|ドレミ・|ファ・・・|としたいので|ドレミ♭ミ|ファ・・・|と半音階を使って穴埋めをしていきます。

この方法論にはクロマチックアプローチなんて名前がついてもいますが今回は覚えなくてOKです。3拍目のミ♭はCmの構成音E♭ですが、その音からFまで繋ぐためにEの音を経過したという風に捉えておいてください。このような音を「経過音」といいます。このフレーズを各コードのルートから「1・2・♭3・3」と覚えましょう。

この曲ではコード進行が4度間隔なのでほぼ全ての小節でこのフレーズが使えます。ほぼと言ったのはスケールに当て嵌めなければいけないので「2」が「♭2」になる時があります。5・6小節目のAØとD7がそうなるので気をつけてください。

このフレーズだけだと延々と上昇して弾けなくなるので下降するフレーズも覚えましょう。同じくCmからF7だと|ドシラソ|ファ・・・|でちょうど良い感じです。ここで注意!Cm7なので7度の「シ」の音は「シ♭」です。構造的には「1・7・6・5」となっていますので、7度は各コードに合わせてください。

この上行と下行のフレーズを織り交ぜるとこうなります。

7小節目はGmが続くのでここだけコードの構成音でアルペジオになっています。

規則正しく書いてありますが、決まりはないので上行と下行は好きなようにやってみましょう。

ウッドベースを上達するならプロに教えてもらおう

コードの構成音、コードとコードを繋ぐ上行と下行フレーズだけでもかなりのジャズらしいフレーズになったと思います。ウォーキングベースにおける定型文のようなものですね。とは言ってもなかなかこれを一人でやろうというのは難しいですね。

コードや仕組みを正しく習おう

ロックやポップスの何かの曲を弾こうとしたらそのフレーズをコピーして弾けるようにしていきますが、ジャズの場合はちょっと話が変わってきます。コード進行に沿ってその場で自由に弾いていく。これがなんとも難しく感じる訳です。でも今回のように方法論というものがちゃんとあるので知れば誰でもできるようになります。

会話と同じなので、英会話に例えればコードは「仕組みや単語」で曲の練習は「話し方の練習」に置き換えられます。会話にお決まりの返事があるようにベースラインにもお決まりフレーズがあるので教わってしまうのが一番の近道です。

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最後に

今回のフレーズは全てのプロプレイヤーが普通に弾いています。これを知った上で演奏を聴いてみるとまた違った角度からベースの楽しさが見えてくるのではないでしょうか。4ビートのウォーキングベースは奥が深いので、深みにハマりながらベースライフを楽しんでください!