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むしろ歌なんていらない!?楽器だけで魅了するインストバンド5選(パート1)

インストバンドとは

ここ最近、日本の音楽シーンでよく耳にするようになった「インスト」というバンド形態。バンドは歌モノのイメージがありますが、インストゥルメンタル(instrumental)、つまり歌のない楽器のみで構成され、ボーカルのいないバンドのことです。

「バンドの主役であるはずのヴォーカルがいない…何が主役になるの?」

「歌詞がないから感情移入できないのでは?」

そんな疑問をもつあなたに向けて、おすすめのインストバンドを紹介します!

楽器のみで構成される邦楽のおすすめバンド

SAKEROCK

まず最初に紹介するのは、2015年に惜しまれながら解散した4人編成のバンドSAKEROCK(サケロック)。解散はしていますが、素晴らしいバンドだったので、あえてご紹介します。

今をときめく星野源がリーダーを務め、トロンボーンは現在在日ファンクのボーカル兼リーダーであり、役者としても活躍する浜野謙太。ドラムの伊藤大地とベースの田中馨も現役で自身のバンドやサポートミュージシャンとして活動を続け、2002年に脱退した野村卓史もラストアルバム時に復帰。今思えばそうそうたるメンバーで構成されていた“伝説のインストバンド”でした。

 

曲の主旋は主に星野源のマリンバや浜野謙太のトロンボーン。

キャッチーだけどどこか懐かしくて頼りなく優しいメロディを、浜野謙太がトロンボーンで歌い上げます。

 

主に作曲をしていたのは星野源。

メロディセンスは今と変わらず、例えばこのヒット曲も、サケロックで演奏したら…なんて妄想してしまいます。(笑)

嗚呼…再結成してくれないかな(心の声でした)。

 

SOIL&”PIMP”SESSIONS

続いて紹介するのは、5人組のインスト・ジャズバンド、SOIL&”PIMP”SESSIONS(ソイル・アンド・ピンプ・セッションズ)。

派手でゴージャスな演奏が魅力的です!

 

確かな演奏力とアーバンな空気感。

そして、エンターテイメント性も意識したステージは海外でも高い評価を得ています。

メンバーの中でも貫禄のある、ジャケット X ハット X サングラスというスタイルがトレードマークの社長は、楽器は演奏せず、オーディエンスを盛り上げる「アジテーター」というポジション。

ジャズと言ってもラウンジでゆっくり聴く音楽とは違い、ダンスミュージックとして自分たちの音楽を届ける彼らの姿勢を象徴する存在です。

SOIL&”PIMP”SESSIONSは、椎名林檎ともコラボレーションしています。

イメージ通り相性は抜群。

しかし、椎名林檎がセルフプロデュースするジャズアレンジの楽曲とは一線を画し、バンドの個性がグッと際立ち、さすがインストバンドといった風格を感じさせます。

 

toe

続いて紹介するのは、4人組のポストロックバンド、toe(トー)

ロックバンドでボーカルがいないという特殊なスタイルですが、アメリカやヨーロッパ、アジア各国でもライブを行うなど、海外でも人気を集めています。

 

歌モノでいう「サビ」にあたるようなメインフレーズはあまりありませんが、憂いを帯びたギターの音色やコードの響きが静かに熱く胸に迫ります。

繊細で幻想的なサウンドとは裏腹に、ステージでのパフォーマンスはとてもエモーショナル。

メンバーの中にはミュージシャン以外にインテリアデザインやアパレルの仕事をしている人もいて、そうしたクリエイティブな感性が反映されている、唯一無二の存在感を放つバンドです。

 

溺れたエビ!

続いて紹介するのは、「溺れたエビ!ヲサ」こと山本-慶(やまもと よし)が2001年に京都で結成した音楽パフォーマンスユニット「溺れたエビ!」。

2016年に「溺れたエビの検死報告書」から「溺れたエビ!」に改名しました。

ライブではメンバー全員が顔にエビの仮面を着け、蛍光色の衣装を纏って独特のパフォーマンスを展開します!

 

異様なその光景は、まるで異国の部族のお祭りのよう。

ファンクやテクノ、エレクトロニカなどを取り入れた人力のダンスビートに高揚感が高まります!!

メンバーの人数は…不明。

イベントに合わせて選抜されるそうです。

これはぜひライブで体感したいですね!

 

KODAMA AND DUB STATION BAND

今回最後に紹介するのは、1990年に解散した日本で初めてのレゲエ・ダブバンド「MUTE BEAT」のトランペッター、こだま和文率いKODAMA AND DUB STATION BAND(コダマ ダブ ステーション バンド)

メンバーは日本のレゲエ界を代表する凄腕ばかりで、レゲエ独特のグルーヴと、こだま氏の物哀しいトランペットのメロディーの融合は必聴です。

MUTE BEAT時代からのファンはもちろんのこと、「レゲエってどんな音楽?」と、日本にいながらレゲエを生で体感したい初心者の人は、ぜひ一度ライブに足を運んでみてください!

きっと痺れるはず。

 

いかがだったでしょうか?

インストバンドは、歌詞のない楽器のメロディに、自分だけが感じた感情や情景を写すことができるという、奥深い魅力があります。

しかし、5バンドだけでは紹介し足りない!

ということで、この企画、続けます!

次回もぜひお楽しみに♪

 

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しも by
1984年生まれのフリーライター。 信州安曇野出身・東京多摩地区在住。 レゲエユニット「KaRaLi(カラリ)」でミュージシャンとしても活動中。