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JUN,2020
JUN,2020

ベースでSeptember/EW&Fを演奏|弾き方・ポイントを現役音楽講師が解説!

アンサンブルの中で重要な役割を担うベース。「楽曲のボトムを支える」「コードのルートを支える」など縁の下の力持ちとしての役割は、実際に演奏をしてみるとその魅力に取り憑かれる人も多いでしょう。

さて、世の中にはいろんなジャンルの音楽が存在します。ロックやポップス、クラシックやジャズ、挙げればキリがありません。人の数だけ音楽は存在し、人の数だけ趣味趣向が存在します。また人の趣味趣向や価値観は一定に留まるものでは無く移ろいでゆくものでもあります。

今回はエレキベースを始められた方が「こんな曲弾けるようになりたい」というリクエストの中で、曲としては有名だが弾けるようになりたいという声は稀な曲を題材に、演奏解説をしていきたいと思います。題材はEarth Wind & Fire(EW&F)の名曲「September」です。

Earth,Wind&Fireの「September」とは

Earth, Wind & Fiare(アース・ウインド&ファイアー)とは、米国のアフリカン・アメリカンのバンドです。
リーダーのモーリス・ホワイト、ファルセットボイスのフィリップ・ベイリー、モーリス・ホワイトの弟でベーシストのヴァーディン・ホワイト、パーカッショニストのラルフ・ジョンソンが主なメンバーです。バンドは大所帯でツインボーカル、ギター、鍵盤、ベース、ドラムなどに加え、ホーンセクション(トランペット、トロンボーン、サックス)も含まれるバンドです。

「September」(セプテンバー)は、1978年にアメリカで発売されたシングル曲です。ビルボード誌では週間ランキング最高8位、R&Bチャートでは1位を獲得した曲でアースウインドアンドファイアーを代表する、最も有名な曲と言えるでしょう。

楽曲の特徴

小刻みに心地よいリズムを奏でるカッティングギター、そして心臓の鼓動のようなバスドラムのビート、そしてホーンセクションがイントロの盛り上げを最高潮まで引き上げたところで、モーリス・ホワイトの歌が入って歌(ストーリー)が始まります。

なお、曲のタイトルはSeptember(9月)ですが、9月のことを回想している今は12月、という歌です。

ベースフレーズやリズムについて

曲調はいわゆるディスコサウンド。「ドッドッドッドッ」とバスドラムが四つ打ちで刻まれるパターンです。その上で、エレキベースは一定のフレーズをキープしながらも比較的に縦横無尽に動き回るフレーズで演奏されています。

”September”の弾き方を解説した演奏動画をチェック

※こちらの譜面もご利用くださいませ。

イントロの演奏ポイントを解説

最初のイントロ6小節はベースはお休みとなっています。7小節目からベースがオクターブ奏法で入ってきます。オクターブ奏法はいろんな楽曲でも取り入れられていますね。特にディスコなどのダンスミュージックにおいてのベースラインとしては定番中の定番です。

解説動画内でもご紹介しているように、フレーズに「アクセント」をつけることは非常に重要です。解説動画では、GとAの音に意識的にアクセントを付けてみました。原曲を良く聴いてみますと、やはりGとAの音にアクセントが付けられているのがわかるかと思います。アクセントによってグルーヴが生まれます。動画を参考にアクセントを付けてみてください。

Aメロの演奏ポイントを解説

Aメロから歌が入ってきます。どんな曲にも言えますが、パート毎にグルーヴを作ることは重要です。パートは「場面展開」です。歌が入ってくるAパートは気持ち音量を少し落としましょう。はじめのうちは、音に強弱を意識して付けるのは難しいので、頭の中で「場面が変わった」というイメージを持つようにしましょう。イメージするだけで、音量などが自然と変化していきます。

場面展開を意識した上で、Aメロのポイントは「他楽器とのユニゾンフレーズ」です。解説動画内では、バッキングトラックがピアノとギターのみで作成されていますので、そのピアノのバッキングにベースが乗っかる、という形で制作しております。ピアノやギターなどと一緒にベースもリズムを強調してあげる、というのがここのパートのポイントなのかもしれません。

Bメロの演奏ポイントを解説

所謂、サビの箇所です。歌メロディーライン(旋律)とユニゾンしているかのようなベースフレーズですね。動画内でもお話しましたように、はじめのうちは「フレーズに慣れること」を意識しましょう。フレーズの全体像をなんとなく掴めてきたら、発展型に進むと良いです。

ここの箇所もAパートと同様にリズムが重要です。各音が間延びしないように、しっかりと休符を意識して演奏すると良いでしょう。音を切るようにするとグルーヴが締まります。音を伸ばすと空間が広がります。今いる場面においてどんな雰囲気を醸成したいのか、をイメージしながら音の強弱や音の長さを作っていけるようになると良いですね。フレーズとしては2小節1パターンですので、覚えてしまえば少しは楽になるかと思います。

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今回の解説動画はいかがでしたでしょうか?少しハードルが高い曲でも、分解してコツコツと練習をしていけば弾けるようになれる期待が持てたのなら幸いです。楽器上達は独学でも出来ないことはありませんが、やはりマンツーマンでレッスンをしていくほうがあっという間です、

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今回の課題曲である「September」も、EYS音楽教室にて、もっと掘り下げたレクチャーを受けることができます。ご興味がありましたら、まずは無料の体験レッスンに申し込んでみましょう。

最後に

今回はEarthWind&Fireの「September」の弾き方について解説いたしました。

楽器の上達で大事なことは「焦らないこと」と「楽しむこと」だと思います。弾けるようになるためには相応の時間は掛かるものです。弾けるようにならない、と落ち込んでしまうより、どうしたら楽しんで楽器演奏ができるかにフォーカスするほうが心も健全に音楽を楽しんでいけるでしょう。

音楽と楽器が常にあなたのそばにありますように。

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MUSIC LESSON LAB
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