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【バイオリンのポジションとは?】上手に移動するコツや初心者にありがちな疑問を現役講師が解説

バイオリンのポジションについて理解しよう

クラシック 種類

バイオリンのポジション移動をマスターするために、まずはバイオリンのポジションについて正しく理解をしましょう。バイオリンはポジション移動する事で、音域はもちろん、音色や表現の幅を増やす事が出来ます。バイオリンのポジションとは何でしょうか。詳しく解説いたします!

バイオリンのポジションって何?

バイオリンの「ポジション」とは、左手の1の指(人差し指)がどの位置にあるか示すものです。バイオリンの最も低い音はG線の開放弦の『ソ』ですね。ポジション移動をしなければ、一番高い音はE線の4の指(小指)の『シ』の音になります。これより高い音を演奏するためには、手ごとシフト移動をしなくてはいけません。バイオリンの指板には、残念ながら何の印もついていません。やみくもに左手を移動してしまっては、自分が何の音を弾いているのか、分からなくなってしまいます。

バイオリンのポジションの名称

基本のポジションはG線開放弦から、ソ(0)、ラ(1)、シ(2)、ド(3)、[()は指番号]、、と続きます。この基本ポジションが、「ファースト・ポジション」です。2の指の位置に人差し指を持って行くと、「セカンド・ポジション」になります。さらに1つ上げて、3の指の位置に人差し指を持って行くと「サード・ポジション」になります。同様に1つずつ人差し指の位置を上げて行くと、「フォース・ポジション」「フィフス・ポジション」、、となっていきます。
日本ではサード・ポジションより上は、「4ポジ」、「5ポジ」などの様に数字で呼ぶ事が多いです。

よく使うポジション

ファースト・ポジションはもちろんですが、次いでサード・ポジションはかなり頻繁に使います。サードポジションを極めれば、かなりの曲が弾ける様になります。セカンドポジションはファースト・ポジションより1音しか上がらないため、あまり頻繁には使いません。4ポジもサードポジションより1音しか上がらず、ポジション移動の効果が薄いので、余り頻繁には使いません。

ポジション移動には深い意味がある!

弦楽器 特徴

ポジションの意味を理解した上で、改めてポジションについて考えてみると、「ただ高い音を演奏するため」の様に思えます。しかし、ポジション移動をする事は、もっと深い意味があります。ここではポジション移動をする意味や、ポジション移動をする事で得られる効果を見てみましょう。

なぜポジション移動をするの?

E線の「シ」(4の指)より高い音を演奏しようと思えば、もちろんポジション移動は必須です。
例えば、「ソ、シ、ソ、シ」というフレーズが出てきたとしましょう。

ファースト・ポジションで弾いた場合、D線、A線、D線、A線、と、交互に移弦することになります。では、サードポジションで弾いた場合はどうでしょうか。同じフレーズですがD線だけで演奏する事が出来ます。
では、このフレーズはどうでしょうか。

E線のみで演奏すると、ポジション移動をしなくてはいけませんが、、、、

サード・ポジションのみで演奏すれば、ポジション移動をしないで演奏できますね!
また、「グリッサンド」や「フラジオレット」などの技を使う時にもポジション移動は欠かせません。

ポジション移動で音色が変わる!

E線のソ(2の指)と同じ音をA線で演奏した時(A線サードポジション、4の指)、同じ音程ですが、A線で演奏した方がより柔らかい音色が出ることと思います。これはA線がE線よりも、太さが太い事が理由のひとつに挙げられます。この様に、同じ音程の音を演奏しても、どの弦で演奏するか、どのポジションで演奏するかによって、音色が変わってきます。

ポジションを選ぼう!

ポジション移動をする事は、音楽的に考えても、大変奥深いです。ポジションを極める事で、演奏表現に幅が出てきます。柔らかい音を出したいのか、力強い音を出したいのか、、、弓の圧力だけではなく、ポジションを選ぶ事でかなり表現に違いが出てきます。「このポジションが正解!」という事はありませんので、いろいろ弾き比べて、自分好みの音色を見つけましょう!ポジション選びに工夫を凝らせば、自分だけの個性豊かな演奏をする事が出来ますよ!

バイオリンのポジション移動に関するお悩み3つを解決!

ポジション移動は、バイオリンを演奏する上では切っても切れない事です。ところが演奏することにアタマが一杯になってしまい、ポジション移動の事までは気が回っていない事が多いです。一度深呼吸して、自分の演奏を見直してみましょう。上手く行かない原因は、ポジション移動に問題があるかもしれません。ここでは、よくあるポジション移動のお悩みについて解決します!

①移動が定まらない

姿勢を正しくして、バイオリンをしっかり挟む事がポイントです。楽器が固定されずグラグラしていてはポジション移動は不安定になってしまいます。まずは、正しく楽器を構えられているか確認しましょう。次に、1の指(人差し指)がどの音に飛ぶのか、ポジション移動の前に確認しておきましょう。例えば、A線ファーストポジションの「シ」(1の指)からA線サードポジションの「レ」(1の指)にポジション移動をする場合、事前にポジション移動先の音である「レ」を、A線ファーストポジションの3の指で確認しておきましょう。

②音程が定まらない

このお悩みはとても多いです。ファーストポジションでは上手に弾けていたのに、ポジション移動をした途端に音程が定まらない。一番多い原因は、「自分が何ポジションを弾いているか分からない」事です。必ず「今、自分はなにポジションを弾いているのか」確認してください。1の指はもちろん、「自分が今、何ポジションの、何の指で、何の音を弾いているのか」把握しましょう。難しそうに感じますが、バイオリンの指板には何の印もありません。この一手間を続けて行く事で、パッと音程が定まる様になります。急がば回れ。この手間をはしょらない様にしましょう♫

ポジション移動のコツは?

よく使うサードポジションに関しては、目視と手の感覚で位置を掴んでしまいましょう。サードポジションを確実に取れる様になったら、他のポジションは「サードポジションからどのくらい離れているのか」探って行きましょう。あとは、「慌てて移動しない」事です。自分が思っているよりもゆっくりポジション移動して大丈夫!人差し指を意識しながら、まずはゆっくりポジション移動をしてみましょう。いきなり素早くポジション移動をする事はおすすめしません。「ゆっくり」から始める事で、無駄に慌てなくても済みますし、確実に音程を取ることも出来ます。一石二鳥ですね!

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未経験者がバイオリンレッスンを受けてみた!EYS音楽教室の無料体験レッスンはどんなもの?
ヴァイオリン初心者必読の記事はこちら:
【初心者必読】ヴァイオリンを始める前に押さえておきたい基本的な知識と練習方法【入門編】

最後に

いかがでしたでしょうか。バイオリンはポジション移動に関しては特に難しい楽器。ポジション移動に悩んでおられる方は沢山いらっしゃいます。ですがポジション移動をマスターすれば、どんな曲でも弾けてしまうのです!残念ながら「すぐに」とは行きませんが、ポイントを掴んで練習して行く事で、いずれ必ず、ストレスなくポジション移動をする事が出来ます!ぜひ参考にしてみて下さい。