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【ドラム初心者必読】今からでも遅くない!ドラムセットの名称と役割を徹底解説!

ドラムセット 初心者

バスドラムをはじめ、複数の打楽器から構成される現代の音楽シーンに欠かせない打楽器、それがドラムセットです。

「ドラムはかっこいい!」という印象から始めようと思うものの、「何を買えば良いのか」、「そもそもどのような楽器なのか」わからない方も多いのではないでしょうか?

今回は、これからドラムを始める初心者が知っておくべき、ドラムセットの基礎知識を解説していきます!

ドラムセットの歴史と背景

ドラム 歴史両手両足を巧みに操り、たった一人で軽快なビートやグルーブを生み出すことができるドラムセット。元々は、一人の打楽器奏者が一つの太鼓を叩くマーチングバンドなどが発祥となる楽器です。

ドラムセットは、アメリカを中心とする海外の打楽器奏者達がバスドラムにシンバルを付けたり、足でドラムを打つ「フットペダル」を開発するなど、あらゆる試行錯誤と改良を重ねた末に誕生しました。一人でもシンバルからバスドラムまで、複数の打楽器を同時に演奏できる演奏環境は、当時存在しなかったからです。

また、フットペダルを踏むことで2枚のシンバルを叩き合わせる「ハイハット」の誕生は、当時のドラム奏者達に大きな衝撃を与えたといわれています。

これは、アメリカのジャズドラマーであるベイビー・ドッズが考案したペダル付きの楽器、「ソック・シンバル」を改良したもの。両手を使わずシンバルを叩く楽器の登場により、打楽器演奏の幅は大きく広がりました。現代のドラムセットは、人間の知識とひらめきが集結した末に生まれた、ある種の“発明品”だといっても過言ではないでしょう。

ドラムセットのスタンダードなセッティング

ドラムセット 位置

こちらはドラムセットのセッティングを真上から見た図。ライブハウスや音楽スタジオに設置されているドラムセットは、大抵の場合このようなセッティングとなります。もちろん、演奏ジャンルやドラマーの好みによって配置が変わりますが、このセッティングで覚えておけば間違いありません。

バスドラム

バスドラム

「バスドラム」は別名「キック」とも呼ばれ、スネアドラム、ハイハットを含んだ“三点セット”の一つ。本体手前(演奏者側)にドラムペダルを取り付け、そのペダルを足で踏みつけて音を鳴らす打楽器です。楽曲の土台となる“低音部”を担う重要なパートであり、“ズンズンタンッ!”というリズムの、“ズン”を鳴らす楽器となります。

バスドラムの胴には音の響きを吸収する「吸音材」を入れるのが一般的。吸音材がないと“ドーン”という余韻(サステイン)が残る、しまりのない音になってしまいます。“ドッ”というサステインがなく、キレの良い音にするためにも、吸音材は必要不可欠です。

ちなみに、衣類や毛布を吸音材代わりにすることも可能なので、マメ知識の一つとして覚えておきましょう。

 

スネアドラム

スネアドラム

バスドラムと同じく、リズムの土台を担う“三点セット”の一つ。“ズンズンタンッ”の“タン”を鳴らし、「ビート区切るため」に用いられるのが一般的です。構造自体はバスドラムと同じですが、素材やサイズ、外径のバリエーションが豊富で、それによって音色が全く異なるのもユニークなポイント。

ドラマーが音作りの観点から非常にこだわる楽器でもあり、スネアドラムだけ自ら持ち込み、ライブパフォーマンスをしている人も多いです。

 

ハイハット

シンバル

「ハイハット」は2枚の小口径シンバルを向かい合わせに重ねた、独特の構造を持つ打楽器。予め固定されている下側のシンバルに対し、フットペダルを操作することで上下する上側のシンバルを叩いて音を鳴らします。上述にもある、“三点セット”の一つです。

基本的には、ドラムスティックで上側のシンバルを“チッチッチッ”と叩き、「ビート刻む目的」で使われるもの。両シンバルの開き具合によって音色が変化し、完全に閉じたクローズの時は“チッチッチッ”、完全に開いたオープンの時は“シャンシャンシャン”という具合に変わっていきます。ペダルは左足で踏むのが一般的なので、ハイハットは演奏者から向かって左にセットするのが大半です。

 

ハイタム・ロータム・フロアタム

タムタム

バスドラムの上部に設置されている「ハイタム」と「ロータム」、そして奏者から向かって右側の床に設置されているのが「フロアタム」です。上部二つは通称「タムタム」呼ばれており、ハイタム、ロータム、フロアタムの順で音程が低くなるようセッティングされています。常時使用する楽器ではありませんが、“フィルイン(楽曲の継ぎ目となる即興的な演奏)”など、「演奏にアクセントを加える目的」で使われます。

クラッシュシンバル・ライドシンバル

クラッシュシンバル

“ガシャーン”という盛大な音を鳴らす“クラッシュシンバル”。「小節の区切り」をアピールする目的で使われ、各ドラムの中で、最も音のパワーが強い楽器だと言えます。バスドラムを間に挟み、左右にセッティングするのが一般的で、奏者から見て左側に“16インチ”、右側に“18インチ”のクラッシュシンバルを設置することが多いです。

また、フロアタムの右側にセッティングする「ライドシンバル」は、ハイハット同様「ビートを刻む目的」で使われます。“20インチ”程度とクラッシュシンバルよりもサイズが大きく、ハイハットとはまた違う、サステイン豊かで硬質的なサウンドが特徴です。曲中の展開によってハイハットと使い分けるのがオススメ。

 

高橋一磨 by
ラーメンと牛丼ばかり食べてるライターと一眼エンジョイ勢。Twitter→@a_posh_man