代官山の

作曲教室

まずは「作りたい」という動機、その欲求があれば誰でも始められます。最近のテクノロジーではいきなり音を録音する手法もありますが、スキルアップのためには楽譜を書くという学習は必須です。楽譜について学ぶと和声法、対位法などの伝統的なテクニックを習得できます。作曲の学習は音楽を別の視点から捉える機会です。このジャンルは最も個性を求められるものでもあり、最も自分自身を表現し高めるジャンルといえるでしょう。

今まで自分で作ったものを含め、触れてきたすべてのメロディが心に残っています。一方で「心に残るメロディ」をどのように生み出すかの正解はありません。あえて言えば、そロディを自身の表現として生み出すことが最低限の基準でしょうか。別の視点で「心に残るメロディ」を考えてみると、音楽という芸術ジャンルの特徴を考察することに繋がります。「心に残るメロディ」の考察は非常に有益なテーゼであるといえるでしょう。

メロディを作る作業は誰にでもできることです。鼻歌まじりに歌う自己流のメロディを想像してもらえれば、その簡単さは理解していただけるでしょう。しかし、実際の音楽に昇華させるには少なからず知識と技術が求められます。過去の作曲家たちから学ぶべきことも多々あります。それらの作曲技法や和声法、管弦楽法について学んでいく中で、常に自分らしさを求められるという側面が作曲作業の苦しみでもあり、喜びといえます。

肉体的な問題、あるいは感性の限界がない限り音楽のスキルは向上させられます。会員様の目指すべきビジョンを明確にして、そこに至る道筋を提示します。目指すべきビジョンは「もっとうまくなりたい」や「もっと魅力的な音を出したい」など抽象的な表現に留まるケースが多くあります。それをできるだけ具体的なテーマに昇華させ、そのチャレンジがより魅力的に感じられるように導くことが大事だと思います。

DTM等のテクノロジーの発達には驚かされます。DTMのセットアップが必要ですが、それを手に入れれば誰でも気楽に音楽を生み出せます。ただし、簡単に音を作り出せる反面、その音楽をブラッシュアップするためにはより多くの知識とテクニックが要求されます。自宅で音楽を生み出す簡易さは現代のテクノロジーの喜びでもありますが、スキルアップするためにはぜびさまざまな音楽の知識、経験を学んでいただきたいです。

バンドの喜びは一人で演奏しているときとはまったく違う楽しさをもたらしてくれます。仲間達と一緒に生み出す音楽には、共に一つのグルーブを生み出すという格別の楽しさがあります。アンサンブルにおいては他の人の音を聴きながら合わせる、あるいは自分の音に合わせさせるなどのスリリングな体験を得られます。この体験は耳や感性を育てるために最も有益な方法でもあり、自身のスキルアップの近道とも言えるものです。

作曲を始めると、それまでとは音楽の聴き方が驚くほど変わり、曲の細部まで気にして聴くようになることがあるんですよ。想像できますか？また、音楽を聴くこと自体の楽しさも大きくなるんです。何かからインスピレーションを得ることが大切なので、いろいろなものをインプットして、音楽としてアウトプットしていくようにしましょう。

頭でじっくり考えたものより、実は突然フッと浮かんだものが心に残るメロディになりやすいんですよ。また、シンプルさも大切かと考えます。覚えやすいメロディーや心に残るメロディーは、どの曲も無駄がなくスッキリとしていて、かつ創り手の心の声のようなものが見え隠れするものです。ぜひ一緒に心に残るメロディーを作っていきましょう。

とにかく何か浮かんだら、鼻歌でもいいので記録しておくことが大切です。今はスマホですぐに録音ができるので、忘れないうちにすぐに録音して、どんどんストックをためるようにしましょう。譜面が書ける場合は五線紙に書き留めておくのもよいと思います。インスピレーションを大切にして、その時間をなくしてしまわないようにしましょう。

とにかく目標となるものの真似をすることが大事かと思います。真似をして一度作ってみると、どのようにできているのかを知ることができます。それを自分の音楽でも実践してみることで、新しいステップが見えてくると考えております。やり方がわからなかったり、不安な点があったりする場合はいつでもご相談ください。できる限りサポートいたします。

ご自宅でお創りしたものをレッスンで一緒に聴き、ブラッシュアップや他のアイディアなどをご提案いたします。一人で集中しているときが一番創造力が発揮できるときですので、その時間を最大限に有効活用してください。また、ゆっくり音楽を聴く時間も大切ですが、何も音楽をかけずに、とにかく音を出して遊んでみることも大切です。

複数人で演奏をすると、一人では得ることのできないグルーヴ感が生まれてきます。アンサンブルの素晴らしさは他のプレイヤーと音で対話することですので、それをとことん楽しんでいただけたらと思います。また、アンサンブルをしていて一体感を感じたときには、言葉では表せられない喜びがあります。会員様にもぜひそれを感じていただきたいですね。