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SEP,2021
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騒音トラブルの不安を解消!おすすめの楽器の練習場所・練習方法9選

# 音楽ネタ

投稿者 :ミュージックレッスンラボ編集部

楽器を練習するときに最大の心配事のひとつが「練習場所」なのではないでしょうか。

特に集合住宅だと近隣への音漏れでトラブルになってしまう可能性もありますし、一軒家であっても隣近所に迷惑をかけてしまわないかと考えてしまうと、なかなか自宅では練習がしづらいものです。

学生の場合は学校の部室などで楽器の練習ができますが、社会人になるとなかなかそうもいきません。
既に楽器の演奏を楽しんでいる方は練習場所を確保されている方も多いと思いますが、これから楽器を始めたいけど自宅で練習できるか心配…という方に向けて、いくつかの方法をご提案したいと思います。

夕焼けとミュージシャン

自宅で練習する

1. 楽器の音量を小さくする・消音機能をつける

楽器自体の音量を小さくすることで、近隣とのトラブルの可能性はぐんと少なくなるはずです。

例えばピアノであればボリュームが調節できたりヘッドフォンで楽しめる電子ピアノを使ったり、アップライトピアノの場合には後付けできる消音ユニットが販売されています。

ギターやヴァイオリンなどの弦楽器にはボディの空洞部分がないサイレント楽器も有効です。普通のアコースティック楽器と比較しても演奏性自体に大きな違いはないので、自宅でも充分な練習が可能です。
エレキギターやエレキベースの場合はアンプに繋げずに生音で練習すればあまり音漏れは心配ないでしょう。

トランペットやトロンボーンなどの金管楽器にも装着型の消音ユニットがあります。装着型の場合は楽器を新しく買う必要はないので、自分の楽器でしっかり練習ができることは大きなメリットです。また、サックスには「e-Sax」という楽器自体を包み込んで防音する製品もあります。

ドラムの場合、電子ドラムであれば音が出ないので問題ないと思われがちですが、電子ドラムを叩くときの振動は意外と大きく、振動が床や壁を伝わって近隣に漏れてしまう可能性があります。電子ドラム用の防音グッズもさまざまありますので、しっかりと対策をすることが重要です。

楽器によって防音対策も異なりますので、ご自身の楽器に合った対策をとってみてください。

2. レンタル防音室

自宅に防音室を設置するという選択肢もあります。

工事をして家の中に防音室を作るのは高いコストが必要ですが、組み立てて室内に設置できるレンタル防音室というものがあり、比較的安価に自宅に楽器練習用の防音室を設置できます。楽器の練習回数によってはスタジオなどを借りるよりリーズナブルになりますし、楽器練習以外にも集中できるワーキングスペースとしても活用できるなどメリットがあります。

ただし賃貸物件の場合は、のちのちのトラブルを防ぐためにも管理会社などに確認をする必要があります。

3. 楽器可の物件に住む

音楽大学が近くにある場合などは特に、部屋での楽器演奏を許可している物件もたくさんあります。
そうした場所であれば部屋で気兼ねなく練習ができますが、お隣さんも同じように考えている場合も多いので、防音がしっかりしていないと「お互い様」状態になることも…。

中には24時間楽器の練習が可能な防音賃貸マンションなどもあるので、しっかりした防音対策を行った上で自宅でがっつり練習をしたいという方は物件の防音性能をよく調べてみることをおすすめします。

自宅以外で練習する

4. 公園

お金がかからない練習場所としては、楽器演奏の可能な広い都市公園や森林公園がおすすめです。

人通りが多い場所だと人目が気になり最初は勇気がいるかもしれませんが、屋外での演奏は解放感もあって気持ちよいものです。もちろん天候や気候に左右されるというデメリットもありますが、近所で良い場所があればぜひ試してみてください。公園によっては楽器演奏が禁止されている(新宿御苑など)こともありますが、広い公園であればどこかで楽器の練習をしている人がいる場所もあるかと思います。まずは近所などで楽器練習をしている人がいる公園があるかどうか探してみましょう。

譜面を持っていく場合は風で飛ばされないように注意をしたり、真夏は熱中症対策、冬場は体温が下がって風邪を引いてしまわないよう屋外ならではの気を付けたいポイントもあります。

公園でサックスを練習する男性

5. 河原や高架下

屋外では河原も楽器の練習場所として定番です。
また河川敷の橋の下や、鉄道の高架下などは音が良く響く楽器練習には最適なポイントのため、よく練習をしている人を見かけることがあります。

ただし、あまりに人通りがなかったり、夜間の練習などは危険な場合もあるので注意が必要です。
海岸沿いは潮風の影響で楽器が錆びてしまう可能性もあるので避けるのが無難です。

公園や河原といった屋外での練習は稀に通行人に話しかけられることもあり、新たな音楽仲間との出会いにつながることも。それはそれで楽しいですが、逆にそのようなことが苦手で一人でじっくり練習したい方にはあまりおすすめできないかもしれません。

6. 自動車の中

自家用車をお持ちであれば、少し郊外に出かけて安全な場所に車を停め、その中で練習するという手も。

窓を閉め切った自動車は防音性能もしっかりしていますので、場所をしっかり選べば近隣から苦情が来ることもないでしょう。

車内のスペースには限りがあるので楽器によっては練習が難しかったり、姿勢に難点が生じることもありますが、悪天候にも対応できるので自動車は移動型の個人スタジオとして実は最強だったりします。自動車を持っていない場合は大きめのワンボックスのレンタカーを借りて眺めの良い場所までドライブ兼練習、という楽しみ方もできそうですね。

車の中で楽器を練習するひと

7. カラオケルーム

カラオケルームは楽器の練習場所として人気があります。
もともと大きな音を出すための部屋なので防音対策はしっかりしており、思う存分に楽器を練習することができます。
また部屋数も多いことが多く予約を取りやすかったり、時間あたりの料金も手頃な場合が多いです。
喉が渇いたら飲み物も頼めますし、小腹が空いたら軽食もありますし、楽器練習に飽きたら歌を歌えるしと何かと便利。お店自体も多く、なかには24時間営業もあるので活用しましょう。

ただしお店によっては楽器の持ち込みが全面的に禁止されていたり、楽器の種類によって可否が異なる場合もありますので、事前にホームページや電話で確認することをおすすめします。

ほかにデメリットとしては、音響があまり良くなかったり、隣に騒がしい団体がいると音漏れが気になったりすることはありそうです。

8. 音楽スタジオ

楽器練習に定番なのは、やはり音楽専用のスタジオです。
カラオケルームとは違ってアンプやミキサー、マイクといった機材や、ドラムやキーボードも部屋に用意されていることが多いため、バンド練習の場合は真っ先に検討したい選択肢となります。楽器を自分で用意できない場合はレンタルしてくれるところもあります。

ネックとしては、やはり料金が比較的高くなってしまうことでしょう。個人練習だと割引が効くこともあるので、料金表を確認してみましょう。

音楽練習スタジオは設備が充実している分、料金が多少高くても充実した練習時間を過ごせるはずなので、シーンに応じてぜひ利用を検討してみてください。

ユビスタというサービスを使うと、ネット上で全国の音楽スタジオの検索・予約や決済までが完結できて便利です。

9. 公民館

意外と盲点なのが「市民会館」「文化センター」といった公共施設です。特にコンサートホールを備えた公民館などの場合、練習部屋やリハーサル室が備わっていることが多く、その部屋を借りて練習することができます。
その市区町村に住んでいないと利用できない場合もありますが、ピアノなどが置かれている場合があるので、近くにそうした施設があればホームページを確認したり問い合わせてみると良いでしょう。
音楽スタジオに比べると料金もリーズナブルだったり場所によっては無料だったりしますが、利用条件が細かく予約登録が面倒なことも多いようです。

最後に

学生時代は楽器をやっていたけれど、社会人になって練習場所を確保できずに楽器をやめてしまった…という方も多いのではないでしょうか。

楽器や音楽を楽しむことは人生の充実にも直結すると思います。ぜひ自分なりの練習場所を確保して、楽器を楽しんでほしいと思います。

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