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〜まだ見ぬロックの世界へ〜儚くも美しい「シューゲイザーバンド6選」

シューゲイザー バンド

ロックという音楽ジャンルが認知されるようになってからおよそ70年。その長い歴史の中で、パンク・ロックやメタルなど、さまざまな派生ジャンルが誕生してきました。

今回ご紹介するのは「シューゲイザー」。シューゲイザー(shoegazer)とは1980年代後半にイギリスで誕生したロックの一種であり、甘美で浮遊感のあるツインボーカルと、極限まで歪ませた轟音ギターが創造する世界観は、もはや芸術です。

また今になり人気が再燃しているシューゲイザー。まだ聴いたことがない方にむけて、ぜひ知っておくべき代表的な海外の王道ロックバンドを6つご紹介しましょう。

 

人気が再燃!英国生まれのシューゲイザーバンド特集

 

1.My Bloody Valentine「Only Shallow」

シューゲイザーの代名詞的存在であり、多くの音楽ファンから愛され続けているロックバンド、「My Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)」。

1980年代中ごろにアイルランド・ダブリンで結成された同バンドはさまざまなジャンルを経た後、1988年にリリースされたアルバム「You Made Me Realize」でシューゲイザーというジャンルを確立します。

そして、ここでピックアップする代表曲、「Only Shallow」が収録されたアルバム「Loveless」を完成させました。このアルバムは今日に至っても“シューゲイザーの象徴”と称される傑作と名高い一枚です。

▼代表曲「Only Shallow」

 

何重にも重ねられた複雑なギターサウンドに、浮遊感と甘美のあるボーカルが絡み、唯一無二の世界観を生み出しています。

この曲はシューゲイザーというジャンルの垣根を越え、多くの音楽ファンやプロミュージシャンたちから愛され続けているのです。

 

2.Slowdive 「Alison」

イングランドの「Slowdive(スロウダイブ)」は、シューゲイザーを語る上で絶対に外すことのできないバンドの一つ。

シューゲイザーの王道的なサウンドを奏で続けた彼らは、数多くの名盤を生み出してきました。中でも世界中の音楽ファンに衝撃を与えたのが、ここでピックアップする「Alison」が収録されたアルバム、「Souvlaki」です。

▼代表曲 「Alison」

 

1993年のリリース当時からシューゲイザーの歴史的名盤とされ、このジャンルの再評価が高まった2005年にも、未発表曲を加えて再発売されています。

誤解を恐れずにいえば、特にひねりがない王道かつ“優等生的”なシューゲイザーサウンドではありますが、だからこそ外せない絶対的存在。シューゲイザーのパイオニアといえる「My Bloody Valentine」の次は、こちらのアルバムをぜひ聴いてみてください。

 

3.Ride 「Like A Daydream」

シューゲイザーシーンの中心的バンドとして、80年代後半から90年代にかけて活躍したバンドの一つに「Ride」があります。

ビートルズを彷彿させるポップさに、轟音サウンドのギターを組み合わせた王道的な楽曲を数多く発表しています。そんな彼らの代表曲がこの「Like A Daydream」です。

 

▼代表曲 「Like A Daydream」

 

バンドのキャリア的には相当初期の楽曲となりますが、その頃から“Rideらしさ”が出来上がっている印象。

シューゲイザーなどのオルタナティブロック系のジャンルは、内向的でネガティブなものが多い中、この曲はとても前向きでポジティブなものとなっています。それでいて、しっかりとシューゲイザーテイストに仕上がっていることから、このジャンルの懐の深さを感じることができるでしょう。

 

4.Lush「Hypocrite」

シューゲイザーの中でもよりポップで聴きやすく、数多くの楽曲を発表しているのがイングランドのバンド、「Lush」です。

同バンドの特徴は、シューゲイザーにブリティッシュポップのテイストを組み合わせていることが挙げられます。

▼代表曲 「Hypocrite」

 

ここでピックアップする「Hypocrite」も“シューゲイザー×ポップ”を体現している一曲で、重厚かつ複雑な響きのギターサウンドと、軽快でキャッチーなメロディが見事にマッチ。

日本人にはあまり馴染みないジャンルだからこそ、聴きやすさがウリである同バンドの楽曲は、シューゲイザー入門に最適だといえます。

 

5.The Horrors 「Mirror’s Image」

The Horrors(ザ・ホラーズ)は、2000年代以降にシューゲイザーが再評価されはじめた後に登場したバンドです。さっそくですが、代表曲の「Mirror’s Image」の動画をご覧ください。

▼代表曲 「Mirror’s Image」

 

デビュー当初は、強烈なゴシックファッションを身に着けていたことなども影響し、“色物バンド”として扱われることも少なくありませんでした。

しかしながら、その特異的な音楽性・クオリティの高さが徐々に評価され始め、シューゲイザー・オルタナティブロックシーンを代表するバンドの一つにまで成長しています。シューゲイザーらしい轟音サウンドを存分に堪能したい、という方におすすめのバンドです。

 

6.Pale Saints 「Blue Flower」

1987年にイギリスで結成されたPale Saints(ペイル・セインツ)は、当初ギターポップバンドとして活動を開始しました。

その後、徐々にノイズ系のサウンドアプローチが増え、1990年に元Lushのオリジナルメンバー、「メリエル・バーハム」が加入したことにより、本格的なシューゲイザーサウンドへと移行していきます。

▼代表曲 「Blue Flower」

 

こちらの「Blue Flower」が収録されたアルバム「In Ribbons」は現在でも高い評価を受けている名盤中の名盤。

今作から元Lushのメリエルが正式に参加したことでツインボーカル編成となり、楽曲のバラエティもさらに広がりました。中でも「Blue Flower」は、男女ツインボーカルの個性が際立つ人気の一曲です。

 

どこまでも奥深いシューゲイザーの世界にどっぷり浸かろう!

ロックバンド 海外

 

今回は代表的なシューゲイザーバンドをいくつかお届けしました。ここで取り上げたバンドやその楽曲も、まだまだ奥深いシューゲイザーの世界の一部に過ぎません。あなたもYoutubeなどで聴き漁って、お気に入りのシューゲイザーバンドを探してみてください!

 

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