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JUL,2017
JUL,2017

知っておきたいピアノの歴史。いつ、どうやってピアノは誕生したのか?

# 楽器

投稿者 :吹原紗矢佳

ピアノは、世界中で愛されているポピュラーな鍵盤楽器。その歴史はなんと300年以上! 今回は、ピアノがどのように生まれ発展したのか、その歴史やストーリーについてご紹介します。

ピアノのご先祖さまは?

バルトロメオ・クリストフォリ・ディ・フランチェスコ

現在のピアノの原型を作ったのは、イタリアの楽器製作家 バルトロメオ・クリストフォリ・ディ・フランチェスコ(1655~1732)。

クリストフォリがいつ初めてピアノを製作したのかは明らかになっていませんが、クリストフォリが仕えていたメディチ家の目録から1700年にはピアノがすでに存在していたことが知られています。

ピアノよりもさらに古い鍵盤楽器に「チェンバロ」があります。クリストフォリはチェンバロの音が強弱の変化に乏しいことを不満に思い、現在のピアノのメカニズムを発明しました。チェンバロは、プレクトラムと呼ばれる“爪”で弦を弾くことで音が出ますが、ピアノはハンマー仕掛けで弦を打って鳴らします。

発明当初クリストフォリは、このメカニズムを備えた楽器のことを「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」(イタリア語で弱音も強音も出せるチェンバロ)と名付けました。

チェンバロ
チェンバロ(民音音楽博物館所蔵)

その後18世紀後半には、ウィーンを中心にピアノ製作が盛んとなります。ウィーン式のピアノは、木のフレームに1音2弦の弦を張り、革で覆ったハンマーを持つもの。現代のピアノとは黒鍵と白鍵の色が逆のものも存在していました。モーツァルトが作曲に用いたピアノはこの時代のものですね。

モダンピアノへ進化

1790年から1860年頃にかけて、ピアノは現代の「モダンピアノ」へと劇的な変化を遂げます。作曲家や演奏家からの「より力強く持続性の高い響きへの要求」があったこと、産業革命で鋳造技術が発達し、頑丈な鉄製フレームの「プレート」を作れるようになったことが、ピアノの進化を可能にしました。

スクエアピアノ
スクエアピアノ

形状も「スクエアピアノ」から、おなじみのグランドピアノへと進化。グランドピアノの誕生から100年ほど遅れてアップライトピアノが開発され、19世紀末には現在の形へと辿り着きました。その後大きな変化はないものの、製造工程や細かい部品の改良などは続いています。

ドレミは何語?

ドレミ イタリア語

音符を読むときに必要な音名の「ドレミ」。これも「ピアノ」と同じイタリア生まれなんです。日本語では「ドレミファソラシド」と書きますが、イタリア語では「Do・Re・Mi・Fa・Sol・La・Si・Do」と書きます。

元になっているのは『バプテスマのヨハネ賛歌』。1024年にイタリアの僧侶ギドー・ダレッツオがこの歌を合唱隊に指導した際、「ドレミ」の音階を定めました。

Ut queant laxis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famuli tuorum
Solve polluti
Labii reatum
Sancte Johannes

頭文字を見てみると、ほぼ「Do・Re・Mi」になっていますね。「Ut」は口調を良くするため「Do」に、「Sante Johannes」は聖ヨハネのフランス名「Saint Ian」から「Si」となりました。日本語訳詞はこのようになっています。

あなたの僕(しもべ)が
声をあげて
あなたの行いの奇跡を
響かせることができるように
私たちのけがれた唇から
罪を拭い去ってください
聖ヨハネ様

ちなみに、この「ドレミ」が決められたのが1024年6月24日であることから、6月24日は「ドレミの日」となりました。

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見て触って学べる!「浜松市楽器博物館」

楽器博物館 浜松

静岡県浜松市にある「浜松市楽器博物館」では、ピアノはもちろんのこと、世界中から集められた楽器が3,300点も展示されています。ピアノのご先祖さまである「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」やチェンバロなど、名匠が製作したレアな名器も並びます。 スケルトンケースに入った「見て・触って」ピアノの仕組みが学べる模型、「見て・聴いて」管楽器の進化が学べる展示、アジアやアフリカの珍しい民族楽器など見どころ満載で、大人から子どもまで楽しめる充実の博物館です。 お子さんの、夏休みの自由研究にもぴったりですよ♪ ご興味のある方は、ぜひ訪れてみてください。

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投稿者
関西出身で愛知県在住のフリーライター。3歳の頃から13年間続けたピアノはすっかり忘却のかなたで、今や弾けるのは猫踏んじゃったのみ。高校時代は吹奏楽部でトロンボーンを担当。