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AUG,2017
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手軽にできる防音室!楽器&ボーカル練習には、こもって安心 「だんぼっち」

# 音楽ネタ

投稿者 :高橋一磨

ボイストレーニングや楽器練習の悩みといえば、やはり“音量”でしょう。少しでも大きな声を出すと騒音扱いとなってしまい、近所からクレームが来ることも……とはいえ、毎日カラオケやレンタルスタジオに通うのはお金が掛かりますし、自宅に防音設備を導入するのは、コスト面から考えても、あまり現実味がありませんよね。

それでも「自宅で歌や楽器の練習がしたい!」「誰にも邪魔されない静かな空間が欲しい……」というあなたに試してもらいたいのが、個人用ダンボール防音室、「だんぼっち」です。2014年のリリース以降、着々とユーザーを増やしており、個人用防音室の定番になりつつあるのだとか。一体どのような商品なのか、一緒に見ていきましょう!

個人用ダンボール防音室 「だんぼっち」とは?

「だんぼっち」はダンボールを使った組み立て式の簡易防音室。市販されている防音室の中ではリーズナブルな価格で販売されており、そのユーザーの多くが「ニコニコ動画」でお馴染みの「うたってみた」のレコーディングや、「ゲーム実況」などの撮影などに使っているようです。それでは、「だんぼっち」の特徴を細かく見ていきます。

サイズや機能が異なる4種類のモデルを用意

「だんぼっち」は2017年8月現在、4種類のモデルをラインナップしています。

・だんぼっち(W80×D110×H164)販売価格/¥59,800(税込)
・だんぼっち トール(W80×D110×H210)販売価格/¥79,800(税込)
・だんぼっち ワイド(W110×D110×H164)販売価格/¥86,400(税込)
・だんぼっち グランデ(W110×D110×H210)販売価格/¥99,360(税込)

※サイズの単位はcm

スタンダードな「だんぼっち」の外寸は“W80×D110×H164”。畳一畳より少し小さいくらいのサイズ感で、数ある簡易防音室の中でもコンパクトな部類に入ります。トールやワイド、グランデといった上位モデルは、スタンダードな「だんぼっち」よりも幅や高さが大きく、より快適な空間でレコーディングを楽しむことができるようになっています。

ダンボールとは思えない防音性能を発揮

「だんぼっち」の防音性能は「約-30db (デシベル)」。“カラオケ店やパチンコ屋の騒音”が「約90db」と言われていおり、それと同等の音量を「だんぼっち」内で鳴らしてみると、“小さなテレビの音”や“日常会話の声量”と同じ「約60db」まで減衰するとのことです。

もちろん、完全に音漏れを防ぐことはできないようですが、防音性能の高さは確実に実感することができるでしょう。

独自開発の「ハニカムダンボール」を採用

防音設備 だんぼっち

「だんぼっち」に使用されているダンボールは、専門業者が開発した「ハニカムダンボール」。軽量で耐久性にも優れており、経年劣化や湿気による本体の歪みを限りなく抑えることができるそうです。少しでも隙間ができると防音性能が一気に低下するため、それを考慮した上で、特殊なダンボールを採用している訳です。

組み立て式ということもあり、使わない時は分解して収納することも可能。工具も使用せず、15分〜20分もあれば一人で組み立てられるようです。

▼組み立て方の参考動画

実際のところ「だんぼっち」ってどうなの?

楽器練習 防音

サイズもコンパクトで、防音室とは思えないほどリーズナブルな価格で購入できると話題になった「だんぼっち」ですが、実際の使用感が気になるところ。そこで、発売当初に同商品を購入した筆者の友人に対して、「だんぼっち」の使用感を聞いてみることにしました。回答は以下の通り。

・導入してから家族や近所から苦情が来ることがなくなった
・スタンダードな「だんぼっち」だと男には狭すぎる
・とにかく室内が暑い
・部屋鳴りがすごいので “吸音性能”はイマイチかも
・使い続けると扉付近にガタがくる

防音性能は間違いないようですが、肝心の吸音性能はイマイチな様子。吸音対策ができていない環境でレコーディングをすると、声だけでなく、室内の反響音もマイクが拾うため、録った声の“音像”がボヤけてしまいがちです。

それもあり、別売りの「だんぼっち専用吸音材」を内部に貼り付け、吸音対策をしているユーザーも多いのだとか。カラオケやゲーム実況の撮影ならともかく、「うたってみた」など本格的なレコーディングをしたい方には、専用の吸音材が必須となりそうですね。

▼「だんぼっち専用吸音材」¥15,000(税込)

また、身体の大きい人は、スタンダードな「だんぼっち」だと、かなり窮屈に感じる様子。快適な環境でレコーディングを楽しみたいなら、「だんぼっち トール」以上のモデルを購入した方が良さそうです。

一人だけの空間として利用ができるので、中で音を出す目的以外に、書斎として使うこともできそうですね。自宅で本格的なボイストレーニングやレコーディングを始めたい人、そして一人で静かになれる空間が欲しい方は導入を検討してみては?

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ラーメンと牛丼ばかり食べてるライターと一眼エンジョイ勢。Twitter→@a_posh_man