16
NOV,2017
NOV,2017

甘酸っぱくて愛おしい!軽音楽部あるある「文化祭・初めてのライブハウス編」

# 音楽ネタ

投稿者 :しも

高校の軽音部ならではの“あるあるエピソード”をまとめるこの企画。

入部~部活の練習編」に続いて、「文化祭・初めてのライブハウス編」です!

高校の軽音部あるある!「文化祭・初めてのライブハウス編」

あるあるその1. 文化祭のライブに学生生活の全てをかける

軽音部が文化祭ライブにかける意気込みは、他の部活とは少しレベルが違います。

なぜなら、運動系の部活は授業や体育祭などで注目される機会が何かと多いのに対して、軽音部が輝けるチャンスは文化祭だけだから!

バンドメンバーと渾身のセットリストを考えて、練習に次ぐ練習。

その結果、毎日放課後の校内に練習の音が響き渡り、文化祭のライブ当日までに完全にネタバレしていることも(笑)。

ステージの上でいつもクラスにいる時とは違った自分を表現する瞬間、「生きてる!」って実感できるんです。

あるあるその2. ライブで意中の人に告白!

軽音楽部 女子

そんな文化祭ライブという一年に一度の晴れ舞台で、想いを寄せる人に告白しちゃう人。

いませんでしたか?

ステージの上から告白しちゃったり、ライブの後で体育館の裏に呼び出しちゃったり。

なぜでしょうか、バンドマンは楽器を持つと、それだけで自分に自信が持てるんです。

悲しい答えが返ってきたら、メンバーに弾き語りで慰めてもらっていましたね。

あるあるその3. ライブハウスのリハーサルで異常に緊張

軽音楽部 入部

バンドの演奏もまとまってきたし、活動を学校から外に広げようと、ライブハウスデビュー!

初めて足を踏み入れるライブハウスは、薄暗くてタバコの臭いがして、壁にはたくさんのサインと落書きとバンドのステッカー…。

独特の雰囲気に呑まれて、リハーサルからど緊張です。

音出してくださいって言われても、何したらいいの?

「上手のギターさん」って、私のこと?

ドラムの「三点ください。」って何?

緊張に加えて聞いたことのない専門用語も飛び交い、もうパニックです!

あるあるその4. モニタースピーカーってすごい

高校 軽音

そんな分からないことだらけのライブハウスで初めて出会うのが、モニタースピーカーという存在です。

ステージの中に演奏者用のスピーカーがあるなんてすごい。

みんなの音がとてもクリアに聞こえます!

「自分が好きなあのバンドも、普段こういう環境で演奏しているのか!!」と、少し憧れに近付けたような気持ちになれるんです。

あるあるその5. 対バンとコピー曲が丸かぶりした時の恥ずかしさ

高校 ギター 始める

文化祭やライブハウスのライブで、人気バンドの有名曲をコピーした結果、なんと他のバンド曲が丸かぶりしてしまうという事故が起こることも(笑)!

文化祭のライブならバンド間の打ち合わせで事故は防げますが、ライブハウスのブッキングライブだと他にどんなバンドが出るのか分からないこともあり、事故は起こりがち。

ときには3~4バンドの曲がかぶったりも! そうなるともうヤケクソで「みんなで盛り上がろう」的な、歌声喫茶のような一体感が生まれたりします。

(ちなみに、筆者の世代で事故の確率が高かったのは、Hi-STANDARDとBRAHMANでした。)

あるあるその6. 誰もやってないバンドのコピーをする優越感

高校生 バンド

あるある5のエピソードとは逆に、あえてみんながあまり知らない、少しマニアックなアーティストのコピーに挑戦するバンドもいます。

そんなバンドがライブを終えたあと、お客さんから言われて嬉しいのが「さっきの曲、なんていうバンドのコピーですか?」という言葉。そんなこと言われちゃったら、心の中でニヤリ、です。

みんなが知らない曲の魅力を、自分たちの歌や演奏で伝えられた時の言葉にならない喜びは、バンドメンバーの自信になり、「自分たちもオリジナルの曲を作ろう」という次の一歩に繋がったりします。

あるあるその7. 初めて作ったオリジナル曲。聴いてほしい!でも恥ずかしい!

バンド始める

既存のコピー曲を演奏することに物足りなさを感じてくると、「オリジナルの曲、作ってみない?」と次のステージに進むバンドもいます。

生まれて初めてオリジナル曲を作るときの恥ずかしさったらありません!

特に歌詞をみんなに聞かせるときは、自分の裸を見せている気分。

聴く方も恥ずかしそうで、「…い…いいじゃん!」と、反応もいつになく優しかったり(笑)。

しかし、手探りでコードをつけたり、アレンジを考えたり、試行錯誤して生まれた曲を人前で披露したときの感動は、一生忘れることはないでしょう。

バンドメンバーとの距離もグンと縮まります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2回にわたってお届けしたこの企画、いかがだったでしょうか?

甘酸っぱくて愛おしい!

軽音楽部は青春をそのまま余すところなく体現できる部活だと思います。

このまま締めくくりたいところですが、最後に少しオマケで、番外編をお楽しみください。

あるある番外編

電車代をケチってチャリンコで街まで行ってピックを買う

田舎限定。近所に楽器屋がない。お金もない。

体育系部活の壮行会の寂しさ

高校3年春。大会に出場する体育部を送り出す壮行会で、壇上に上がっていないのは軽音部と美術部だけ。寂しくて、この場から今すぐ送り出されたい…。

ジャズとか聞いてみる

ちょっと背伸びしたくなるお年頃。「最近、音楽何聴いてる?」と聞かれたとき「えっと、マイルス・デイヴィス。」とか言ってみる。

他校の生徒とバンドを組むかっこよさ

一目置かれる孤高の存在。

大人になったらバンドメンバーの結婚式で演奏する

まさかこんな将来が待っていたとは。軽音部の友情は一生モノです。

バンド組む 高校生

前編:甘酸っぱくて愛おしい!軽音楽部あるある「入部〜部活の練習編」

自主練よりもプロに習うと上達が早い!
ギターコースベースコースドラムコース
EYS音楽教室

おすすめ記事

この記事をシェアしよう!
MUSIC LESSON LAB
投稿者
1984年生まれのフリーライター。 信州安曇野出身・東京多摩地区在住。 レゲエユニット「KaRaLi(カラリ)」でミュージシャンとしても活動中。