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音楽映画で世界を旅しよう!アメリカ・カナダ【ロック音楽】編

音楽映画 ロック

以前「【まとめ】踊り出したくなる!音楽も楽しめるミュージカル映画」の企画でも取り上げたように、音楽と映画は相思相愛の好相性!

ミュージカル以外にも、歌い手やバンド、オーケストラなど、音楽そのものを題材にした作品や、ストーリーが直接音楽にまつわる内容でなくても、名曲尽くしのサウンドトラックが有名な作品など、音楽が重要な役割を果たす作品はいろいろあります。

この企画では、そんな「音楽映画」を、国や音楽のジャンルごとにまとめて紹介していきたいと思います!

第一弾となる今回のテーマは、アメリカ・カナダ × ロック!

編集部が独断と偏見で選んだ6作品を紹介します。

ハイ・フィデリティ(2000年公開)

まず最初に紹介するのは、1995年に出版されたニック・ホーンビーの小説を2000年にスティーヴン・フリアーズ監督が映画化した「High Fidelity(ハイ・フィデリティ)」です。

ジョン・キューザックやジャック・ブラック、キャサリン・ゼタ=ジョーンズといった名優とともに、アメリカンロックのカリスマ、ブルース・スプリングスティーンも出演しています。

中古レコード店を経営するロブ(ジョン・キューザック)は、同棲していた恋人のローラ(イーベン・ヤイレ)が突然出ていったことをきっかけに、これまでの“失恋トップ5”の女性たちを訪ね歩き、自分の何がいけなかったのかを見つめ直すというストーリー。

音楽オタクの30代男が悪戦苦闘しながら、前向きな生き方を探す様子を描いた、ヒューマン・ラブ・コメディです。

レコードの山に囲まれて生活するロブのオタクぶりは、DJやレコードコレクターにとって「あるある!」と思えることが満載!

2001年に発売されたサントラには、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやボブ・ディラン、エルヴィス・コステロ、ステレオラブ、スティーヴィー・ワンダーなど、70~80年代のファンクやソウル好きにはたまらない内容で、音楽ファンも納得の選曲です。

ちなみにこちらはサントラに収録されているヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Oh! Sweet Nothin」という曲です。

 

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年公開)

続いては、デヴィッド・ボウイも大ファンだったというジョン・キャメロン・ミッチェル原作のロックミュージカルを、自らの監督・主演で2001年に映画化した作品「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」です。

旧東ドイツで生まれ、性転換手術を受けたロック・シンガー、ヘドウィグ(ジョン・キャメロン・ミッチェル)が、幼い頃に母から聞いたプラトンの「愛の起原」にあるような自分のかたわれ(=愛)を探して全米各地を巡るという物語。

そんな彼女の人生が、彼女自身の魂の歌でロックに表現されています。

また、日本でも2004年と2005年に三上博史が主演、2007~2009年には山本耕史、2012年には森山未來が主演でミュージカルとして上演されるなど、ロックを題材とした不朽の名作となっています。

 

アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち(2008年公開)

続いて紹介するのは、サーシャ・ガヴァシ監督で2008年に公開された「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」。

1980年代初頭のロックシーンに多大な影響を与えながらも、その後は鳴かず飛ばずで忘れ去られていったカナダのヘヴィメタルバンド、アンヴィルの二人の創設メンバーを取材したドキュメンタリー映画です。

アンヴィルは、過去にボン・ジョヴィやホワイトスネイク、スコーピオンズ、マイケル・シェンカー・グループなどとも共演した伝説のバンド。

しかし、バンドの人気は長く続かず、20年以上経ち50代になった今では、ヴォーカル兼リードギターでリーダーのスティーヴ・”リップス”・クドローは、給食配給センターで働き、結成時以来のメンバーで親友のドラムのロブ・ライナーは建設作業で生活を支えている。

そんな2人が再起をかけて奮闘する様子がリアルに描かれた、特にバンドマンは必見の内容です!

 

あの頃ペニーレインと(2000年公開)

続いては、キャメロン・クロウが監督・製作・脚本を務めた「あの頃ペニー・レインと」。

15歳という若さで「ローリング・ストーン」誌の記者に抜擢され、あるロックバンドのツアーの同行記事を書くことになった少年ウィリアム(パトリック・フュジット)。

旅の中で知るミュージシャンたちとの友情やジャーナリストとしての葛藤、そしてせつない初恋が当時のロックとともにつづられています。

監督のキャメロン・クロウは実際に15歳で「ローリング・ストーン」誌の記者になり、レッド・ツェッペリンやニール・ヤングなど、数多くの伝説的なミュージシャンへのインタビューに成功したそうです。

その体験が基になり、リアリティのある音楽映画として、また、青春映画として非常に評価が高い名作です。

 

ドアーズ(1991年公開)

続いて紹介するのは、1991年に公開されたオリバー・ストーン監督の「ドアーズ」。

1960年代後半から1970年代初頭にかけて活躍したアメリカのロックバンド「ドアーズ」のヴォーカリストであるジム・モリソンの半生と、彼の恋人パメラとの愛情を描いた伝記的映画です。

1965年、UCLAで映画を学んでいた学生のジム・モリソン(ヴァル・キルマー)は、ある日瞳のきれいな少女パメラ(メグ・ライアン)に一目惚れし、付き合うようになります。

ジムは詩を愛する青年で、その才能を評価するレイ(カイル・マクラクラン)らとロックバンド「ザ・ドアーズ」をデビュー。

ドアーズのライブは評判となり栄光を勝ち得たかに思えましたが、反逆のカリスマとして祭り上げられるようになるとジムの行動もエスカレートし、やがてパメラもジム衝突することも多くなります。

そして1971年、アメリカ独立記念日の前日にジムの突然の死によって愛情は引き裂かれ、その後パメラもジムの後を追うように自殺を遂げるという、2人の激動の人生が描かれた作品です。

ちなみにこちらは、ドアーズの名曲「Light My Fire」の動画です。

 

スクールオブロック(2003年公開)

最後に紹介するのは、リチャード・リンクレイター監督のコメディー映画「スクールオブロック」。

いつまでたっても大人になりきれない、ロックを愛する熱い男デューイ(ジャック・ブラック)。

生活費を稼ぐ必要に迫られた彼は、バイト気分で名門小学校の代用教員になります。

そしてある日、ひょんなことから生徒たちの音楽的才能を発見。

”授業”と偽って子供たちとロック・バンドを結成したデューイは、念願だったバンド・バトルへの出場を目指します。

バンドメンバーの子供たちは本当のミュージシャンで、劇中でも実際に演奏しているのだそう。

劇中で流れる曲は、ザ・クラッシュ、クリーム、ザ・フー、AC/DC、ラモーンズ、ザ・ダークネス、レッド・ツェッペリン、スティーヴィー・ニックスと入った名曲ばかり。

楽しみながらロックに親しむことができるので、子どもと一緒に観るのもオススメです。

 

 

いかがだったでしょうか。実在したミュージシャンを題材に、時代背景やロックというカルチャーを表現したものから、ロック誌の記者にフォーカスを当てた作品、さらには学校を舞台にしたコメディー作品など、バラエティ豊富な音楽映画から、ロックという音楽の懐の深さを改めて感じます。

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しも by
1984年生まれのフリーライター。 信州安曇野出身・東京多摩地区在住。 レゲエユニット「KaRaLi(カラリ)」でミュージシャンとしても活動中。