横浜の

プロボーカル教室

カラオケで歌を歌う場合は、伴奏に合わせることになりますが、生バンドをバックに歌う場合はまた違った楽しさがあります。生演奏で歌う機会はなかなかないことですし、楽しみのひとつとしてとても良いと思います。ただ、「歌」にトラウマをもっておられるかたには、あまりおすすめできません。その場合は、まずはトラウマを取り払うお手伝いをさせていただき、それからステージでの演奏をゆっくり検討していくと良いでしょう。

ひとりの意見や感性だけでなく、他の人との関わりのなかからサウンドが生み出されてくるのが、バンドの良いところだと思います。人が集まれば、そのぶん、楽しさだけでなく、悲しさや悔しさといったネガティブな想いも共有することになります。バンドメンバーだけでなく観客を巻き込んで、みんなで一体感を味わえるので、ほかにはない充実感を得られます。これは、バンドをやってみないとわからないことです。

基本的には、原曲にいろいろな人がアレンジしたり即興を入れたりしていくのがJazzの楽しさのひとつになります。決まった枠にとらわれず、自由に楽しんだり表現できたりするので、自己実現にもつながるでしょう。ポップスの手軽さに比べると、難しいイメージをもたれる方が多いんですが、技術の高さよりむしろパフォーマーの個性がそのまま演奏に映し出されるので、やはり楽曲にどう向き合っていくか、というところが大切です。

人や楽曲に対して、誠意をもつことが大切だと思います。歌が上手いアーティストほど、例外なく人間性が立派です。周りの人への心遣いだったり、楽曲への向き合い方も「誠意」から生まれるものだと考えています。歌は抽象的なものなので、レベルアップのために必要なことをどうしたらより具体性をもたせて伝えられるか、そこは講師の腕の見せどころだと思って日々レッスンさせていただいています。

初めてステージに立った感覚は一生忘れられないものです。未だに緊張はしますが、初めてはとんでもないくらい緊張しました。ただ、それ以上に人前で歌う、ステージに立つあの感覚が忘れられないから、今も僕はステージに立ち続けています。自分のために歌うのではなく、「届ける」を実感できる、そして自分の知らない自分に会いに行く感覚でしたね。それがあるからこそ、ライブといわれるのではないかと思っています。

美空ひばりさんの「愛燦燦」です。日本語の美しさを見事に「愛燦燦」という音で体現していて、すごく心に残っています。誰かの心に残るメロディを歌うには、対話だと思って歌うことが大切です。会話をしていても感情込めて放つ言葉とそうでない言葉じゃ明らかにわかるかと思います。歌も一緒で、感情表現がメロディの輪郭を表す、つまり誰かに語りかけることで心に残るメロディになるのではないかと思います。

楽器と歌を同時になんて「難しい！」と思いますよね。僕も最初は弾きながら歌うのが大変でした。僕は楽器から練習を開始します。歌いたい楽曲のコードを覚えるところからスタートして、コードや譜面を見ないでもコード弾きができるようになれば、あとは歌うだけ！順序立ててレッスンするのでご安心ください。慣れてきたら、歌詞の上にコードを書いてもらうようにしています。

チャレンジしていくうちに、歌えるようになっていく楽曲がどんどん増えていくと思います。そのできるようになったを止めない、そして新しいできたを実感してもらえるために技術（フェイク、ビブラート、ロングトーン、がなりなど）を基礎に紐付けて、習得してもらいます。そのうえで歌に色をつけていくレッスンをしていきます。

まずは歌いたい楽曲の歌詞の意図を理解することが大切です。「人はなぜ歌を歌うのか？」という問いに、いつも僕は「人の気持ちは100%理解することはできない、だからその代弁として楽曲があり、人は歌を歌う」と答えています。つまり心で伝えたいことを言葉にする手段として、歌は選ばれてきのです。楽曲の歌詞の意図を理解すれば、自分の言葉、形、声で、すべてを伝えられると思っています。

バックバンドをつけて初めてステージに立ったのはzeppの舞台でした。2,000人近くいる前で歌う態勢のリハーサルは初めて。返ってくる音も圧も空気も、音源で歌うのとはまったく違うものでした。生音でしか感じることのできない感動や気持ちよさは計り知れないものです。ヴォーカルにはバンドを引っ張っていくプレッシャーがありますが、場を回している感覚や、主役感など、音楽としての至高もあります。

初めてライブなどを行いたい方には、できるだけ本番を想定しながら、まずは安定した声で通して歌えるようにレッスンします。また、カラオケとは異なり暗譜で歌うのがベストなので、歌詞を覚えていただきます。もし余裕があれば、表現方法やステージパフォーマンスをやっていきましょう。きっと楽しいですよ。ぜひ挑戦してみましょう。

幼稚園の頃にBilly Joelの「Honesty」がホテルのロビーでオルゴールで流れていて、子どもながらにその美しさに心打たれました。誰かの心に残したいというより、何かハートに触れたり、感情が揺れたり、気持ちが良くなったりする人がいればいいなと思います。歌うときは、歌の世界観を自分の経験や感情と繋げて歌います。

最初は簡単にコードを鳴らしながら歌うことから始めます。一人で演奏しながら気持ちを込めて歌っていくとテンポがズレやすいので、気を付けるなどポイントを押さえつつ、最終的に歌と楽器とバランス良くできるようにレッスンをしていきます。私は歌に気がいきがちなので、あらかじめピアノは簡単なコードにしてしまいます。

健康的な声で長く歌えるように、歌の幅が広がるように、歌の土台となる呼吸、姿勢、共鳴、発話のより深いトレーニングをしたり、歌のテクニックを学んだりしていただきます。どのように表現するか、気持ちを持っていくかも大切なので、感情表現のトレーニングなども行います。ステージでは目線や立ち位置など、ちょっとしたことで観客の印象が変わってしまうので、さらに上を目指す方にはその点もレッスンしていきます。

伝えたいことを言葉にしてみたい方は、おそらくご自身で歌詞や曲を書かれたことがあるのではないでしょうか。すでに歌詞があれば、まずはその歌詞を声に出して読むことから始めます。表現したいことを伺いながら、より伝わる言葉選び、メロディー、コードなどをご提案するなど、より伝わる歌い方や表現をレッスンしていきます。

バンドで歌うのは楽しいですが、そもそも声に合わないキーだったり楽曲をやってることがけっこうあるので、まずは自分の声に合う曲やジャンルを探すことから始めます。歌い手はフロントに立ってバンドを引っ張っていくことになるので、バンド内でのコミュニケーションの取り方やステージ上での見せ方なども学んでいきましょう！

初めてのライブは誰でも緊張してしまいますよね。楽しもうと頭ではわかってはいるものの、心はドキドキ！歌詞を間違えたらどうしよう、音程が外れたらどうしよう、サビの高い音が出なかったらどうしよう、声が震えるかもしれないなど、不安をあげたらキリがありません。そこで、アドバイス！たった一つ目標を立てましょう！また、本番ステージまでのイメージトレーニングも大切！キラキラして歌ってる姿をイメージしましょう！

心に残っているメロディーはたくさんあります。メロディーに言葉を乗せるとき、”歌う”という感覚よりも”語る”ことを意識しています。そして、自分のメロディーになるまで繰り返し何度も歌います。何かのドラマで「愛してる」って言葉、どんなに100回相手に言ったとしても1も伝わらない！というのがありました。1日数分でもそのメロディーを歌います。毎日口ずさむだけでも不思議と自分のメロディーになっていきます。

歌いながらピアノやギターを弾いたりする弾き語りができるって、すごくかっこいいですよね。私は、歌が主役なので、楽器はそんなに難しいことはしなくてもいいと思うのです。とはいえ、コードとリズムが安定していることが基本だと思うので、まずはリズムに乗せて、簡単なコードを弾いていき、鼻歌まじりに軽く歌を乗せていきます。それを繰り返してだんだん形にしていく。レッスンのおおまかな流れはそんな感じです。

歌が上達するには、とにかく一曲と向き合うレッスンをしていきます。とても忍耐のいるレッスンですが、じわじわと自分が変わっていくのが少しずつクセになります。苦手なフレーズ、音、リズムを何度も何度も繰り返し、体に叩き込む感じですね。レベルアップするには地道にコツコツ。できるまで、納得するまでお付き合いいたします。もちろん、上達するための曲のチョイスもアドバイスさせていただきます。

バンドは、自分とは違う人や価値観やアイデアと出会い、視野を広げてくれる場所です。それらが合わさって、パワーになっていく楽しさを知ったら病みつきになります。互いに刺激し合って、尊敬し合う。そんな関係の中、歌えたら最高ですね！ボーカリストはバンドの"顔"なのでパフォーマンスが中心のレッスンになります。どんな表現で、どんな仕草で、どんな表情でなど、堂々と歌えるフォーム、パフォーマンスからレッスンします。

まずは伝えたい言葉を繰り返し読んでみたり、時にはオーバーな感じで読んでみたり、誰々風に歌ってみたりしましょう。音程やリズム、トーンなど、声質に気を配りながら「こんな伝え方はどうだろう？」「こんな表現をしてみたい」を共有しながら、ドラマチックに聞こえるところまで仕上げたいと思います。ぜひ一緒に楽しみましょう。